Replay Navigator
-1度目はストーリー、2度目はセリフや表情を。素敵なドラマは何度も楽しめる。-
このページは、No.2022 あまでうすがお伝えします。
☆★☆ 第8話 「真実」 ☆★☆
☆★ストーリー
結局、柊二から杏子への電話はなかった。
翌朝、柊二のマンションから帰るさつき。
何かを期待していたような彼女だったが、二人の間には何もなかった。
HOTLIPの前で柊二を待つ杏子。
タクミは尋ねられるままに、さつきの働く画廊の場所を杏子に教えてしまう。
杏子とサチはさつきの画廊を訪ねた。
さつきに話しかけられ後ずさりするうちに、杏子は車椅子から落ちて転倒してしまう。
病院で検査を受ける杏子。正夫も来ている。
さつきは柊二に電話で杏子の様子を伝えた。
病院に駆けつける柊二。
しかし杏子は柊二と目を合わせようとせず、そのまま帰宅してしまう。
柊二は町田家に電話をかけるが、正夫は杏子に電話を取り次ごうとしない。
美山が杏子を訪ねてきた。
選んだ恋をまっとうするように、さとす美山。強く生きて欲しいという彼の言葉に杏子は涙ぐむ。傷ついている杏子。
「本当に人を好きになると、人って弱くなるよね。アイツのこれからを考えると私、身を引きたくなるんだよ・・・・・」
杏子は親戚の家にしばらく滞在することになった。
柊二が町田家を訪れると杏子はもういない。
正夫は赤い靴を柊二に持たせる。そのまま帰ることもできず店の脇にたたずむ柊二を、杏子の母が呼び止めた。
喫茶店の二人。
母は親戚の住所を書いて柊二に手渡し、杏子の病気について話し始めた。
杏子の病気は免疫不全で悪化する可能性があり、死に至ることもあること。その可能性は43分の13であること。
母は、杏子が柊二を避ける本当の理由は、杏子の病気にあることを告げた。
何かに耐えるように母の言葉を聞く柊二。
一人、街を歩く柊二。
「43分の13ってなんだよ、それ・・・・」
さつきが柊二の部屋の前で待っていた。
大阪の病院に行くことを決め、柊二とやり直したいというさつき。しかし柊二はその気持ちに答えることができない。
杏子の存在の大きさを知り、さつきは柊二のもとを去っていった。
柊二は杏子を訪ねて三浦半島の親戚の家までやってきた。
日だまりの中、縁側で赤ちゃんを抱く杏子。その暖かな光景に柊二は胸がいっぱいになる。
柊二は杏子のことが好きだから、自分のもとに帰って来て欲しいといった。
柊二に断られたスカウトマンは、今度はタクミに声をかける。
彼女は好条件の引き換えに顧客名簿を盗み出すよう、タクミに指示する。
家に戻った杏子は赤い靴がなくなっていることに気づく。
勝手なことをしたとあやまる正夫、そんな兄をやさしく許す杏子。自分に言い聞かせるように、この恋は夢だったと明るく話す。
柊二が部屋に戻ると、道に杏子の赤い車が停まっていた。
干物を焼いたり、ちくわ入りの味噌汁をつくったり、楽しく食事をする二人。
杏子は覚悟を決めて、明るく、別れを切り出した。柊二は普通で健康な人とつきあって欲しいと。
しかし柊二の気持ちはもう決まっている。
病気のことを理解した上で、悪くなる確率も理解した上で、杏子と一緒に生きていこうという柊二。
「杏子のこと、あきらめられない。何よりも、何よりも大事だからさ」
「死んじゃってもいいの?」
「死なねーよ。っていうか死なせないから」
ラスト、柊二のモノローグ
「それから僕と杏子は夜の街にでかけた。杏子は僕があげた、あの赤い靴を初めてはいた。とても似合った。でも結局、それが彼女が赤い靴をはいた、最初で最後の時になったんだ」
☆★今週のキメゼリフ
喫茶店にて杏子の母、柊二に向かって
「・・・・母親としちゃあね。本当はそういうの、あんたには渡しちゃいけないんだと思うんだけれど、なんかね、あの子、本当はあなたに会いたがっているような気がして」
※圧倒的な迫力っていうんでしょうか、今週は杏子のお母さんのこのセリフが一番好き。
活字で見るとこんなに人を感動させるセリフとも思えないんですが・・・・。大森暁美さん、すごいです。あまでうす、泣いちゃいました・・・・。
☆★この顔が好き!!!ファン必見のリプレイポイント
柊二の部屋の玄関でさつきに
柊二「冗談キツイよ、奥さんが。ねぇ」
※つい、奥さんという言葉に反応してしまいました。ゴメンなさいっ(笑)。
私、拓哉君のセリフ言い終わった時の顔がすごく好きなんですけれど、このドラマはどうもセリフの最後のところでカメラが切り替わることが多くて・・・・。そこがちょっと不満なんだな。
杏子のお母さんとの喫茶店のシーンから、靴をぶらさげて一人、ぼんやり歩くところまでぜーんぶ。
※うるうる涙目がもう・・・・・。全部なんて大雑把でごめんなさい。
縁側で赤ちゃんを抱いている杏子を見つめる表情。
※セリフなんてなくても、本当に伝わってきますよね。
でもね、なんで、なんで、サングラスかけたままなの?そりゃー口元だけでも伝わるけれど・・・。なんでサングラス・・・・・・。
柊二の部屋で味噌汁をつくりながら
柊二「これを入れるとすんげえねえ、ししまる喜ぶんだよ。にんにんにん・・・。見てた?」
※見てませんでした。ししまるってアニメですか?誰か教えてください!!
【たしか?「忍者☆ハットリくん」ですよ!(^_-)v No.1 TARA】
杏子「仕事思うようにできなくなっても、いいの?」
柊二「うん」
※これって、すごいですよね。女冥利に尽きるっていうか、ホントはこんなこと聞いちゃいけないっていうか。
「うん」って言えるなんて・・・はぁー。
あとね、もしも・・・って杏子がいったときの、はっとした顔もすごく好きです。
☆★感想
以前、ドラマのロケを見物したことがあるのですが、それはもう見てる方が飽きてくるくらい、俳優さん達は同じことを繰り返してました。
今回の赤ちゃんを抱く杏子を見つめる柊二の顔、やっぱりあれも計算された演技なんですよね。集中力がやっぱり普通の人とは違うのかな。
今週あたりから前半にちりばめられたエピソードが収束していってるので、ストレスが溜まらず見れますね。でもいよいよ最終回の足音が・・・・・。終わらないでーーーー!!!
☆★みなさんから寄せられたおすすめポイント!
No.1780 てんぐ連さん
出だしが先週のつづきからと思っていたのに、話が進んでいてちょっと残念!
さつきとどういう話をしたとか、その時の柊二の態度や気持ちはどんなだったのかという事が見たかった!
前半は杏子話になっていてなんだかなぁ〜って思ってしまいました。
ところが、後半でそんな不満もぶっとぶくらいの内容に唯々敬服!
とくに、お母さんとの場面では、すっごい小っちゃい男の子が色々難しい事を言われて、それでも理解しようと一生懸命にぐっと歯をくいしばりながら泣くまいとしている・・・そんな柊二に見えました。
つぶやきのような精一杯の「いいえ」と「はい」は、男の子って感じがしました。
杏子のもとへ会いに行った場面では、赤ちゃんをあやす姿を遠くから見つめている時、あのラストのセリフと繋がるんだと思うと、あの時の目がすべてを物語っていたと思います。
海岸ばたでの告白シーン!あの時の表情もよかったなぁ〜。
そして部屋でのプロポーズ!たまんないっ!とくに、(死んじゃってもいいの?)に、微笑みながらのうなずき・・・天使のようだった!・・・すごい役者になったと実感した8話でした!
主題歌の歌詞 ♪たとえば
どうにかして・・・・その瞳から僕をのぞいたら・・・・・ちょっとはわかるかも♪
この意味が8話の二人を表していたと思いました。どうにかして杏子の心の中に自分の存在をおいてほしいそして杏子から見た僕をいつでも見ていてほしい
たびたび柊二の心の中がわからないという方がいましたが、それは杏子の気持ちの中でもあったと思うんです。
それが今回ではっきり柊二の心の中までわかることが出来たのは、杏子だけでなく理解できなかった視聴者も同じなんじゃないでしょうか?ここまでくるのに、ちょっと長すぎた感もありますがね・・・(笑)
なかなか奥深い作品、すごく複雑で繊細な芝居を見事にやってのけてる拓哉くんは、改めてすごいっ!!!
No.555 YOSHIさん
柊二のアップが多くてドキドキさせられっぱなしで、おすすめポイントを絞るのに困ったのですが、なんか辛い中にもホッとさせられる場面をおすすめしたいと思います。
☆おすすめポイント!
・車椅子を脚で引き寄せるのは、拓哉くんのアイデアというだけあって「さすが!」っていう感じで好きです。車椅子というマイナスイメージをプラスイメージに変えてしまうんだものねえ。
・杏子が、柊二のトレーナーの胸元を持って引き寄せるシーンもいいですね。
・「死んでもいいの?」と聞いた杏子にちょっと笑顔でうなずく柊二に負けました。
続けて「死なねえよ・・・死なせねえよ。」って言うけど、もうすぐ死ぬかもしれないという辛い現実をも丸ごと受け入れた柊二の強さに胸が締め付けられて涙が止りませんでした。
・夜の町を手を繋いで歩くシーンもいいなあ。
車椅子を後ろから押すだけじゃなくて、こういう歩き方も出来るんだってハッとさせられました。車椅子をジェットコースターのように乗ったのにも驚きましたけどね。
No.1204 なっちんさん
☆おすすめポイント!
・美山さんと杏子のシーン、すごくジーンときました。
杏子が柊二への想いを素直に話すところはもちろんですが、それよりも、私は美山さんの言葉に。。。今回、美山さんってイイやつじゃーんって。
・柊二がお母さんから、杏子の病気の事を聞くところ。
とっても深刻なシーンにもかかわらず最後の目が潤んでいる柊二のアップに、見とれてしまいました。なんて綺麗なんだろうーって。。(不謹慎ですよね。。)
・杏子に会いに行く柊二。
泣いてる赤ちゃんを愛おしそうにあやす杏子と、それを黙って見つめる柊二。もう、胸がぎゅっとなって、切なかった。。
(あのロケ地、先週の砂浜もそうですけど、すごく良い場所ですよね。以前、ドラマが始まる前に、拓哉くんと常盤っちがいってたように綺麗な画、満載ですね。場所探しのスタッフの方の苦労が、伺えます。)
・『ごめん。おれ、あんたが好きだわ。杏子じゃないとダメだわ。』
もぉーー、言ってくれちゃいますね。(笑)
でも、さつきへの気持ちもすごく素直に話して、一言も言い訳がましい事を言わず、そして、あのセリフ。。。強引な行動に出ず、『電話、まってっから』の言葉を残してバイクで去っていく。。。そりゃ、ズルイよー、かっこ良すぎだよぉーって。(笑)
・部屋での会話。
おちゃらけたセリフから、まじめなところも全て、印象深かったですが意を決して言った、赤ちゃんの事や杏子の“死んじゃってもいいの?”からのところが特に良かったです。
予告だけ見た時は、柊二がうなずくのを見て、“えっ?”って思いましたが前後の流れを続けてみて、“あー。そうだったんだ”と。その後の、『死なねーよ』『死なせねーから』って言葉もこのうなずきがあったから、余計に、説得力があったような気がします。
No.1930 とどままさん
どの場面、どの言葉・・柊二→杏子、杏子→柊二、お母さん→柊二、美山→サチ、さつき→柊二etc・・・。
どれも言葉以上の感情(気持ち)が心に流れ込んできました。
ドラマやなぁと言われればそれまでですが、すっかり、はまってしまってる自分が嬉しい!
心が痛んだり・・・暖かくなったり・・・人生は長い短いではなく、どう、人と出会いお互いが磨いて輝けるかとつくづく感じました。
時には傷つく事もあるでしょうけどそれも、出会いがあったからだと思うし・・・。その、気持ちの部分を表現している拓哉クンをはじめ・・・どの役者さんもスゴイ!
ゆりこさん
「身を引きたくなるんだよ」という杏子の言葉からはじまって、喫茶店シーンで、最後の柊二の部屋のシーンで涙、涙し、海岸での告白も、サツキと抱き合っているのも、ラストで二人並んで歩くのも、何もかもが良かったと思える第8話。
そんな中で一番好きなのは赤い靴をぶら下げて歩いている柊二君。
好きと言うか、木村って凄いと思った。ただ歩いているだけなのに…。