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-1度目はストーリー、2度目はセリフや表情を。素敵なドラマは何度も楽しめる。-
このページは、No.2022 あまでうすがお伝えします。
☆★☆ 第9話 「君の命」 ☆★☆
☆★ストーリー
よく晴れた休日、柊二と杏子は富士五湖あたりの山道をドライブしている。
富士山がきれいに見える場所で、車を降りた二人。
柊二は部屋の鍵を杏子に渡した。いつでも来いよ、来てください、という柊二に、嬉しそうにうなずく杏子。
町田家、夜。
正夫はサチとの将来設計をうきうきと立てている。それを杏子にみつかってどぎまぎ。
正夫は杏子の薬の量が増えていることに気づく。
映画館で婚約指輪のCMに微妙に反応する正夫とサチ。
帰り道、いきなり婚約指輪を買おうとする正夫に、サチはその前にまず、部屋に来て欲しいと告白した。
手をつなぐ二人。
図書館の食堂で、杏子は柊二の部屋の鍵、サチは指輪を見せ合い、のろけあっている。
定休日のHOTLIP。事務所に来たタクミは顧客名簿を持ち出そうとしている。
が、ショーから戻った、柊二とサトルにそれを見つかってしまう。タクミのしたことが、許せない柊二。
弱い奴の気持ちをわかってやれとサトルは言うが、柊二には納得がいかない。
杏子は柊二の部屋を訪れ、料理をつくっている。
柊二が帰ってきた。
店での出来事を振り払うように上機嫌を装う柊二の気持ちを、しっかり見抜く杏子。
杏子はタクミの一件を聞いて、サトルの言うこともわかると言った。
柊二の強さが、時には回りの人にとっては、まぶしすぎることもあると。
柊二は将来の夢、小さな自分の店のことを杏子に話した。途中から紙を取り出し、店のスケッチを書く柊二。
柊二が描く未来の中に自分がいる。そのことに感激する杏子。
柊二は杏子に、バリアフリーの大きい家を借りて、これから先ずっと二人でやっていこうといった。
あんまりうれしくて、ちょっとしんみりしてしまう杏子。
正夫は杏子の病院に来ている。
主治医は杏子の病状について、再検査が必要だと告げた。
深刻な正夫と父と母。どうしていいのかわからない。
母は柊二から再検査をすすめてもらうように言うが、正夫は俺が話すと突っぱねる。
何も知らずに柊二と二人、ビデオをみて笑っている杏子。
正夫は杏子に再検査が必要なことを話す。正夫の前では平気な顔をしてみせる杏子。
正夫が出ていくと思いつめた表情に・・・・。
キーを掴むと、車に乗って外出してしまう。
杏子がいなくなったことに気づいた正夫は柊二に電話をかけ、事情を知らせる。
杏子は顔面蒼白で車を走らせる。
それを追いかける柊二。
杏子は柊二と来たあの場所にたどりついた。
車のライトを消して、泣く杏子。車から降りて水面の近くで思いつめている。
目的地近くまできて、柊二はバイクを倒してしまう。
しかしそんなことには構わず、彼は大声で杏子の名前を呼んだ。
杏子の車椅子が水際ぎりぎりまで進んだとき、柊二の声が聞こえた。思わず柊二の名前を叫ぶ杏子。
お互いの声を頼りにやっと会えた二人。
一人で死ぬつもりだったという杏子に、死ぬんだったら俺も一緒に死んでやるという柊二。
柊二に抱きしめられて、杏子は自分が生きていることを実感していた。
ラスト 杏子のモノローグ
「・・・・早くに死んでしまうことを嘆くよりも、この世に生まれてきたことを神様に感謝した。
こんな風にしてあなたに会えて、こんな風にしてあなたに愛されて。ねえ柊二、でも私はちゃんとあなたを愛せてるかな」
★今週のキメゼリフ
柊二の部屋で、夢を語るシーン
柊二「私、そこにいるんだ」
柊二「いるよ」
:
:
杏子「私、柊二の未来にいるんだ」
柊二「いるでしょ。っていうか当然でしょ。常識でしょ」
※好きな人の何気ない言葉って、意味ありげな言葉より重いですよね。
私は、こういう、普通の会話だけど、そこに二人が積み上げてきたものが見えるなーっていうセリフが大好きです。
☆★この顔が好き!!!ファン必見のリプレイポイント
冒頭のドライブシーンのおしゃべり
「寒いよそれ、お前」から始まって、運転交代するところまで。
※とかく話題の自然すぎる演技(笑)ですけど、いいモンはいい!!ねっ。
杏子に部屋の鍵を渡すところ
※鍵が、ふっと顔の横に・・・・。もう憎い憎い。おしゃれな演出ですねー。なんか意味もなくドキドキしちゃいました。
タクミ騒動の後、帰ってきて、路上に杏子の車を見つけてにっこり。
※こんな顔で喜んでくれたら、もう何でもしちゃう。フレンチ、フルコースでつくっちゃいます。
その後、杏子が言う通り、小学生の子供が帰ってお母さんにまとわりつくみたいなのも、すっごくかわいい。
柊二の部屋で夢の話をした後、
柊二「んで、これから先、ずっと二人でやっていこうよ。な。」
杏子「ありがとう」
柊二「ん?」
杏子「・・・・・・」
柊二「何、しんみりしてんの」
ん?のトコです。
※久しぶりにやってくれましたね、DEEPなのぞき込み。今週はこれが見れただけで、もう満足です。シアワセ。
☆★感想
ラストシーン、すごく感動的なはずなんだけれど、なんだか柊二が冷静に見えてしまいました。
それとも恋人が衝動的にああいった行動をとった時、人間って意外としっかりとしちゃうものなんでしょうか・・・・・。皆さんの感想を聞いてみたいです。
それと西川さん、回を追うごとにしっかり俳優さんになってません?すごいなあ。今週はレボレボのさらさらヘアに、くらっときてしまった私です。
☆★みなさんから寄せられたおすすめポイント!
なっちんさん
☆好きなシーン!
・杏子とドライブに行った柊二が絶景のポイントで“ヤバくない?”って聞くところ。
拓哉そのものって気がしました(笑)
・合い鍵を渡した後、『……っていうか、来て下さい…』って少し照れながらのセリフから、『富士山ってウマそうだなぁ』までの全部の表情。。。
なかなか絞りきれません。でも、残念な事に北海道では、この時に、交通情報が。。内容は、今じゃなくてもよさそうな感じだったのに。(;_;)
・部屋で、二人が未来の自分達のお店の事を語り合うシーン。
杏子の『柊二の未来に私もいるんだ…』の切ない言葉に、もう涙がガーッ……って。“こわそうなオヤジとかわいいオバちゃん”……いいですよね。(#^.^#)
・ラストのシーン、杏子を見つけた時の柊二の安心したようなでも、動揺を隠せない表情、良かったです。
杏子の問いかけに、『う(あ)ん』と答えを返す柊二の声が、寒さの為か、かすれてて少しハナ声で。かわいそうなんだけど、なんかちょっとドキドキしちゃって。。(笑)
ゆりこさん
☆おすすめポイント!
・
冒頭の車の中での台詞がめちゃめちゃ自然。 いきなり木村さんが出てきたかって思ったよ。
・
柊二の部屋でビデオ鑑賞する二人。瞬間最高視聴率。 毎回思うのですが…何故いつも柊二のアップじゃないのかしらん。
※えっ?!今回もこれだけ…(泣)ごめん…。実は、実は、実は…気を悪くしたらごめんなさい。今回はあまりにも…あまりにもの展開で…素直に観ようと思っているけどあまりにも…で、これは大映ドラマ「赤いシリーズ」か…と嘆き、台詞がちょっとあまりにも…で、観ているこっちが恥かしくなり…申し訳ないが、後半はあまりにも…で、えっと、えっと…感動どころではなかったです(泣)ごめんなさいっ。
これは全く個人的な意見なのですが、ドラマでカメラに向って話し掛けられるのが苦手。(今回の図書館食堂シーン、ロンバケでも多々あり)一気に興ざめしてしまうのですわ、私。
みねゴンさん
☆おすすめポイント!
・私が印象的だったのは、最後、杏子を探しに行くために外へ出た柊二のところへ、タクミが走ってくる場面。
あれには、なぜかすごく感動しました。短いシーンでしたが、ちゃんと和解できたようですし、二人の笑顔が、なんだかほっとさせてくれましたね。
・最初の、林道で柊二が杏子を助手席に移すところ。
狸が出そうと言った杏子への受け答えやそのあとのつぶやきなど、可笑しくてよかったです。
・柊二の部屋で、二人で食器を片付けるところ。
あのシーンは普通に見ていても、ほほえましいなぁという感じですが、杏子が拭いた食器を、柊二が再びパーカーで拭き直したりしてましたよね。これから、ますますシリアスな展開になっていきそうですが、こういったほっとできるような場面もなかなか素敵なんじゃないかなぁと思います。
てんぐ連さん
今回は、なんだか杏子にも巧にも今まで柊二のしてきた事が空回りしてたのか?と思ってしまう展開となり、胸が痛かったです。
そんな中でも、車の中、富士山を前にした2人のやりとりは微笑ましかった。
しゃがんだ柊二の横顔が風にふかれて前髪ふわり・・・奇麗だわぁ〜!柊二の部屋に杏子がきてるってわかった時のうれしそうな顔・・・かわゆらしいわぁ〜!ふつーーの会話がいい感じぃ〜!
でも柊二的には巧にも杏子にもやってほしくなかったって事が実際にはおきてしまって、その時の柊二の怒り、苦しみ、嘆きが、見ていてつらかった・・・。ラストでの、必死になって杏子を探す柊二に、今までのモノローグが浮かんできた。
でも、彼女がいなくなるのと一緒に・・・(2話より)
こわれそうな君を抱き寄せながら・・・(3話より)
僕を一人残して彼女は消えてしまうんじゃないか・・・(4話より)
杏子を見つけた時、柊二の性格なら、ひっぱたいて、ばかやろーーーって怒鳴ってしまうところを、ひっぱたくかわりに思いきり車椅子を引き寄せた。怒鳴るかわりに思いきりぎゅっと抱き締めた。乱暴なぐらい怒りのこめた「ああ」という言葉。
柊二の中では、杏子はこわれそうなガラス細工のような、そんな女に対して精一杯の怒りだったように思います。柊二自身もこわかったんだと思います。怒りのこもった目にいろんな気持ちを感じてしまいました。
余談ですが・・・杏子の声がした時に流れた音が、一瞬男はつらいよの出だしに聞こえちゃいました。せっかくの場面なのに〜〜〜(笑い)