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-1度目はストーリー、2度目はセリフや表情を。素敵なドラマは何度も楽しめる。-
このページは、No.2022 あまでうすがお伝えします。
☆★☆ 最終話 「未来へ」 ☆★☆
☆★ストーリー
翌朝、二人は柊二の部屋で仲良く朝食を食べている。
しかし柊二はHOTLIPが倒産したことを言い出せなかった。
次の日、病院に柊二が訪ねてきた。
杏子は柊二に、正夫とサチのためにパーティーを開きたいといった。
それを聞いて、遠慮するサチ。柊二は、サチのうれしいことは杏子のうれしいことだと言った。
正夫も賛成し、パーティを開くことにする。
町田家では正夫と柊二が部屋の飾り付けをしている。
杏子と柊二、正夫とサチ、両親、みんな揃って楽しいパーティーが始まった。
その日の夜、柊二は杏子の家に泊まることになった。町田家の風呂場のタイルに、犬の絵があるのを見つける柊二。
茶の間で話しをする杏子の母と風呂上がりの柊二。
杏子の病気をしっても、何もかわらない柊二に母は感謝していた。
杏子の部屋で過ごす二人。杏子は柊二に、病気になってから知った、たくさんの美しいものについて話す。
柊二の部屋にサトルが訪ねてきた。
自分の働く店への就職を勧めるサトルに、柊二は耳を貸すことができない。
サトルが置いていった雑誌を、壁に投げつけてしまう。
正夫は海外旅行のパンフレットを見せて、どこかに行こうと杏子を誘う。
でも、杏子がしたいのは、ヴィータに乗って図書館に行き、母の作った料理を食べることだった。ささやかでも、それが杏子のしたいことなのだ。
正夫は、退院してくる杏子のために家を借りた。
久しぶりに街に出た二人。
杏子は写真をとっている。俺の前で体も気持ちも無理をするなという柊二。
杏子は、じゃあ、ここでキスしてと笑っていった。柊二、回りを気にしながら小さくキス。うれしそうな杏子。
杏子が、柊二と暮らす新しい家に着いた。
家族から小犬をプレゼントされて、幸せな杏子と柊二。
犬小屋をつくる柊二に、杏子は、HOTLIPがつぶれたことを知ったと話す。
杏子は、サトルが来て置いていった企画書を見せ、柊二にショーの仕事をするようにすすめる。しかし柊二は、今はとてもそんな気にはなれないと言った。
夜、杏子は、このままでは二人共だめになると、柊二に仕事をするように説得した。
「自分も生きるから、柊二にも生きて欲しい・・・」
柊二は仕事をはじめ、杏子は家事をするようになる。
しばらくは穏やかな日が続いたが、やがて杏子は倒れ、再入院することになった。
サチがお見舞いに来てレモンを切っている。
引き出しにあった、赤ちゃん用靴下は杏子からサチへのプレゼントだった。
「あの家に子供を産んでね。ひまわり咲いたみたいに明るくなるように」という杏子。
サチの子供に話し掛ける杏子を見て、サチは泣き出してしまった。
夜、一人病室で写真をアルバムに入れている杏子。
不安げに白紙のページを繰っているが、そこに柊二が帰ってくる。
消灯後の病室で、私の分まで柊二には生きて欲しいという杏子。
病院の屋上で一人、涙をみせる柊二。
ショーの当日はよく晴れていた。会場では着々と準備が進んでいる。
病院に正夫とサチが迎えにきた。二人が病室に入ると、杏子は意識を失っている。
やがて意識を取り戻した杏子は、どうしてもショーに行きたいといった。
それは柊二と杏子の最後の夢だから・・・・・。
ショーの客席に着いた杏子と正夫とサチ。
杏子は、懸命に柊二の仕事ぶりを見つめている。
ショーの途中、杏子は意識を失った。
ショーが終わった。タクミから杏子が倒れたことを知らされて、会場から走り出る柊二。
裏口では丁度、救急車が出ることろだった。
救急車の中、懸命に杏子に声をかける柊二。
杏子は「よかったよ、コレクション。いろいろごめんね。ありがとう」と言って、目をとじた。
柊二のモノローグ
「彼女の涙は暖かく、そして、それが彼女の、最後の笑顔だった。僕は、僕はそれを忘れないように全力で心のシャッターを押した。目に焼きつけるように、頭に焼きつけるように、胸に焼きつけるように、僕の一生に焼きつけるように」
町田家では葬儀の準備が進んでいる。
杏子にメイクをする柊二と、それを手伝うタクミ。
二人は黙々とメイクを進めるが、途中、タクミは涙をこらえ切れなくなって部屋の外に出てしまう。
母が赤い靴をもってきた。天国で歩けるように・・・・。
母が外に出ると、柊二は杏子と二人きりになった。
今まで抑えていたものが、こみあげる。メイクしながら、杏子の冷たい頬にふれ、涙がとまらない。
斎場には喪服の人が集まっている。杏子の骨を拾うひとたち。
正夫は柊二に「ありがとう。あんたのおかげで、あいつ、しあわせだった」といい、頭を下げた。
柊二は、小犬をもらっていいかと正夫に尋ねる。
柊二のモノローグ
「もし、死後の世界なんていうのがあるとすれば、それは誰かの心の中かもしれない。君は僕の心の中に永遠に失われないから。ねえ杏子、僕は君をちゃんと愛せていた」
大きな犬がベランダにいる海辺の美容室。
少女が入ってきて、椅子に座ってみる。
壁には杏子が撮影した写真が、たくさんピンで止めてある。窓辺にはドリームキャッチャーも。
サーフィンから帰ってきた柊二。
着替えると、柊二は少女の髪を切る。
雑誌の切り抜きをもってきた少女は、杏子と話した夢そのものだった・・・・。
少女を見送り、海を眺める柊二。
ラスト、杏子のモノローグ
「ねえ柊二、この世はきれいだったよ。高さ100センチから見る世界はきれいだったよ。あなたにあって私の人生は、星屑をまいたように輝いたんだ」
☆★今週のキメゼリフ
杏子「そういえばね、私考えたんだ。女の人はね。生まれる前は、神様に抱かれてるの。
でね、生まれてきたら、お母さんに抱かれて、大人になったら、男の人に抱かれるの。
それでね、死んじゃったら、また神様の腕の中に戻るの」
柊二「じゃ、神様っていいな」
杏子「神様きっと柊二に似てるね。ねえ、ねちゃってもいい?」
柊二「いいよ。ねるまでこうしてっから」
杏子「ずっとずっと、こうしてて。おやすみ」
※こんな風に考えられるんだな、いいな。って思いました。
私、たとえ話には結構引いちゃう方なんですが、これは心にすぅーっと入ってきちゃった。今はこの言葉の意味は本当にはわからないけれど、いつかこの言葉を思い出す時が絶対くると思います、うん。その位、好き。
☆★この顔が好き!!!ファン必見のリプレイポイント
柊二の部屋で朝食を食べながら
杏子「私もてれてるもんねぇー」
柊二「なんだよー」
※こんな朝って、こんな風にこんなカンジ、なんだなー。そうだなー。いいなー。にこにこ顔がまぶしいです。
杏子の病室で
柊二「でも、会いたかったわ」
※究極の一言だよね。これ。杏子さん、うらやましいです。ここのシーン大好き!!
河原を散歩しながら、小犬の足で杏子の頭をぽこぽこ叩くところ
※拓哉くんと小犬なんてー。もう、かわいらしすぎ!!
病院の屋上で、たばこに火をつけながら、涙をこぼす・・・・。
※男の人って、こんな風に・・・。と思いました。照明のあたりかたもキレイです。
杏子にメイクをしながら
柊二「パールもうちょっと足そうか、な。で、口紅はもっとグロスひいて光らせて。
お前そういうの、すきだったもんな」
※内輪話で恐縮ですが、うちのだんなは、ここで激泣きしてました。私は・・・・、拓哉くんの泣き顔はいいなーっと見とれてました。
☆★感想
杏子は幸せだったろうなと思います。死ぬことを美化することは、絶対によくないけれど、でも、美しい結末でした。
むしろ柊二の海辺の美容室が、もう杏子そのもので、その後の彼が心配になってしまいます。
「柊二」の名前を単語登録するところからはじまった、私のレポートも今日でおしまいです。
長い間、ご覧いただきありがとうございました。放送中にメールをくださった、たくさんの皆さん、本当にどうもありがとう!!
☆★みなさんから寄せられたおすすめポイント!
Kishidaさん
☆柊ニの手が好きでした。
杏子の肩や背中、最終回では手をまるで小さな子をあやす様にポンポンと軽くたたくしぐさが、やさしくてあたたかくてせつなくって、見ているこちらのほうまでじ〜んときちゃいました。
確か他のドラマの中でもあったと思うんですけど、あれって木村さん独特の愛情表現なのかな〜って、いつもうっとり見ています。
拓哉くんの強くてやさしくて包容力のある男らしさみたいなものがそのまま柊ニにのりうつったように感じました。ああいう風に愛されたいですね。
てんぐ連さん
最終話は、とにかく死化粧する下りからラストまでの柊二がこのドラマの全てを表していた様に思います。死化粧の場面は二人にとっての最後のラブシーンにも映りました。二人にだけしかわからない想いが触れる事によって言葉となり、涙となった。見てるこっちまで、思わずもらい泣きでした。
そして葬儀のスーツ姿にうっとり!犬もらってもいいですか?に、いい顔!と・・・(なんでやねん)
思わぬサーフ姿におぉっ!
椅子に置かれたクッションに、杏子のスカートだぁ〜!チョキチョキしてる柊二に成長したんだねぇ〜、大人になったんだねぇ〜と穏やかな気持ちでこのドラマを締めくくれました。
照れていちゃいちゃしてるとこ、可愛いっ!添い寝してるとこも頭なでなでして髪にチュッしてるとこもワンコロかかえてるとこも激カワっ!激ラブっ!そいで、お祝いの話してる顔も、屋上でタバコすってる時の顔も奇麗だったわぁ〜!
なんといっても入浴シーンはおいしかったっ!得した気分っ!
で、ワンコロにおやすみ、杏子に声にないおやすみがかわいかった!それにしても、柊二の「手」はあったかくて、やさしくて、奇麗で、まさにビューティフルでしたっ!
ゆりこさん
☆好きな表情
・二人の家での夜、杏子の話を聞く柊二君。
・杏子のお母さんからメークを「お願します」と言われた後の笑顔。
・巧くんのノックに見上げる顔に…死に化粧のシーンは言うまでもないですね。
・「彼女の骨は…苦かった」のアップの顔。
※よかったです、最終回。多くの人が涙を流したであろう死に化粧のシーンもよかったけど、悟が持ってきた雑誌を投げつけたシーンがかなり印象的。辛かったろうね、柊二君。
全体を通して文句をつけたい所もあったけど、こうしてラストを迎えたらとってもいいドラマだったなぁと妙に素直になっている自分。・・・というか、やはり私は所詮木村ファン。
このドラマが私に投げかけてくれたものよりも、このドラマが拓哉くんにとっていい仕事になったかどうかの方が重要だったりする(笑)
視聴率もよかったし、かといって視聴率だけのドラマにもならず、多くの人にバリアフリーについて考えさせ、感動させ、そしてなにより演技、その他のいろいろな面で高く評価され再認識させた結果に終わり、なんだかほっとしている私です。そう、いい結果に終わりほっとしている。これが正直な感想。
様々なプレッシャーの中で頑張った木村さん。やはり君は凄いよ。また大きな進化を遂げたね。拍手!!
そしてあまでうすさん、レポお疲れさま!楽しませていただきました。拍手!!
自分の意見を入れながらのレポは、単に書き起こすレポと比べるととても大変だったと思います。
最終回まで、あまでうすさん本当にご苦労様でした。
今後のおすすめポイント&感想は、TARAまで直接お願い致します。m(__)m