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-1度目はストーリー、2度目はセリフや表情を。素敵なドラマは何度も楽しめる。-


このページは、No.2022 あまでうすがお伝えします。


■ 第3話 「恋という名の犯罪」 ■

□■ ストーリー

いつものバーで飲んでいる江上と雨宮。
後ろでは公平が通販の番組を見ている。売っている商品は包丁セット。
と、突然、店にいた男性が女性に切りかかった。騒動に巻き込まれる三人。

翌日、加害者の宮川雅史は、被疑者として公平の前にいた。
かすり傷を負わせた女性、料理研究家の島野紗江子は彼の恋人だったが、急に気持ちが冷めたという。
エプロン姿で料理を作ったり、「生まれ変わっても一緒になろうね」といっていたにもかかわらず・・・・。

通販の包丁セットで、りんごと悪戦苦闘している公平。
メンバーも集まってきて、雨宮と江上の噂をしている。へぇーという感じで話しを聞いている公平。

公平は自室で被害者の紗江子を取り調べている。
どんな質問にも動じない紗江子の態度に、公平は、何かひっかかりを感じる。

牛丸部長はフランス大使館のパーティー(女性同伴)の招待状を江上に渡し、出席するようにすすめる。
喜ぶ江上。

美鈴が仕事の合間にりんごをむいている。その不器用さにメンバーは驚いている。
取り調べがすんだ紗江子が、りんごをきれいにむき直す。
遠藤、末次はうっとりみとれている。

江上は雨宮をパーティーに誘った。あっさり断る雨宮。

紗江子には、以前から何件も被害届が出されていた。彼女には結婚詐欺の疑いがある。
過去の男性達にあたる公平と雨宮。
最初は結婚詐欺に否定的だった雨宮も、彼女の詐欺容疑に確信をもつようになる。
しかし結婚詐欺は立証が難しいという公平。
雨宮は、そんな公平の態度に失望し、怒りをぶつける。
考え込む公平。

江上はパーティーの招待状を、芝山に譲った。

公平は宮川に、紗江子を結婚詐欺で逆告訴するようにすすめた。
牛丸は雨宮から、その報告をうけて、あわてふためいている。

公平は紗江子の料理教室にやってきた。そこにはなぜか遠藤と末次の姿も。
生徒たちが帰った教室の公平と紗江子。
紗江子は手早く料理をつくって、公平にだしている。
告訴状をみせる公平。厳しい表情の紗江子。

牛丸は、公平と雨宮の手助けを江上に頼んでいる。
紗江子に国家賠償訴訟を起こされると大変なことになるのだ。
この問題は長引かせるわけにはいかない。取り調べは、明日の1回限りときつく言い渡す牛丸。

芝山は美鈴とパーティーに出かけるべく、遠藤と末次の前で一芝居うつが、見事失敗。
下手な演技に、あきれる美鈴。芝山は招待状を遠藤に譲った。

公平、雨宮、江上の三人は、紗江子の結婚詐欺の立証の可能性を検討している。
否定的なことしか言わない江上に、もう帰って欲しいという雨宮。彼女の言葉にショックをうけて帰る江上。
雨宮の江上に対する鈍感で無神経な態度に、意見する公平。
ひょっとすると詐欺の被害者に同情なんてしていないんじゃないか。恋愛なんて、くだらないと思ってるんじゃないか。
君と島野先生は似ているよ。
雨宮も帰宅し、深夜一人、判例を調べる公平。

遠藤は知り合いの女の子にすべて断られ、パーティーの招待状を末次に譲った。

翌日、紗江子を取り調べる公平。
堂々と、クールに、男性からお金を出してもらったと、笑っている紗江子。
恋愛という、人の最も純粋であるところを利用する、紗江子。公平には、それが許せない。

雨宮は紗江子にいう。
先生はとても強い。けれど、私は久利生さんのほうが人間らしいと思う。
公平は紗江子を起訴することはできなかった。
紗江子に検事局を訴える意思がないことを知り、ほっとする牛丸。
雨宮が部屋に戻ってみると、そこに公平の姿はなかった。

鍋島の部屋。
牛丸から報告を受けて、鍋島は、負けることがわかっていたはずなのに、なぜ公平はあんなことをしたのだろうと言った。
でも、公平の真意をわかっているかの口調である。

公平は紗江子の料理教室に来ていた。
不起訴の報告をしたあと、屈託なく料理道具に見入ったりしている公平の態度から、何か大切なものに気づいた様子の紗江子。
紗江子は、告訴をとりさげた。

部屋で紗江子のレシピを見ている公平。
公平の事件に対する取り組みから、何かを学んだ雨宮は公平に素直に頭を下げた。

公平の手にはパーティーの招待状。
末次が別れた妻に出席を断られて、公平にまわってきたのだ。
公平は雨宮に、江上を誘ったら、と招待状を手渡した。
外にでていく雨宮。大喜びしている江上の声が聞こえてくる。

警察の面会室。
公平は宮川に起訴猶予を宮川に告げる。
握手する二人。

 

□■ 今週のキメゼリフ

(紗江子を取り調べ中に)
公平「 でも俺的には、人のいちばん無防備なところっていうか純粋なところ、
  そこを利用するっていうのは、ちょっと卑怯じゃないかなぁと思いますけれど。
  うん許せないですね、俺は。俺はですよ」

*怒ってます。静かにだけど、すごく怒ってる。公平の正義感が、このセリフにぎゅーっと凝縮されてました。
今週は、気持ちが言葉で説明されるところが少なかった。ここ、公平の心情がうかがえる大切なセリフでしたよね。

 

□■ この顔が好き!!!ファン必見のリプレイポイント

  1. バーの乱闘騒ぎで、たばこをもちかえて「大丈夫?」

    *やっぱり拓哉くんといえば「大丈夫?」ちょっと変形だけど、やっぱりいいなー。

  2. レストランで雨宮と昼食中に
    雨宮「わたしたち、生まれ変わっても一緒になりましょうね。・・・・。
       その気になりました?」
    公平「なった」

    *うふふ。ほよよって感じがカワイイ。どうも私はきりっと系の拓哉くんより、ほよよん系の拓哉くんのほうが好きみたい。
    きりっと系の一押し、みなさんメールしてくださいねー!!

  3. 江上に対して無神経な雨宮に対して、
    公平「おまえだよ。何でわかんないの」 から、シーンのおしまいまで。

    *おおーっ、説教してる。説教。今までは恋人同士の喧嘩が多かったけれど、後輩に説教してる。あなたもそういう歳になったのねー。感無量・・・。
    こんな風に「おまえ、全然わかってないな」なんて言われてみたいですぅ。

  4. ラスト、宮川との握手

    *遠慮ぎみに手をだす宮川の手をぐっと引っ張って握手する。二人の表情がすごくいいの。
    机と椅子しかないセットだけれど、すごくきれいなラストシーン。ドラマも映画もラストシーンがきれいだと、それだけで、名作って感じになるし。ねっ。

 

□■ 今週のベストショット

38分50秒 「許せないですね、俺は。俺はですよ」 怒る公平。

*キメゼリフと同じになっちゃったけれど、今週はやっぱりここでしょう。
途中、すぅーっと息をすいこむところがあるんだけど、これも好きなんだ。緊張度の高いところで、たまに見られます。

 

□■ 感想

なぜ公平は結婚詐欺で逆告訴したのか?
いろんな解釈ができると思うけれど、私はやっぱり公平がそうせずにはいられなかったから、だと思います。
今までの犯罪ドラマだと、なんでもかんでも白黒つけまくるのが普通なのに、すごく新鮮で、いいお話でしたよね。

それから今週のサブストーリー、パーティーの招待状。
一つの小道具を登場人物の間でくるくる回して、その反応で、それぞれのキャラクターを描いていく。なんかシナリオ教室の教材みたいなキレイなつくりで、感動しました。こういうの、好き。

 


□■ みなさんから寄せられた『ココがわたしの一押しショット!!』

 


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