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-1度目はストーリー、2度目はセリフや表情を。素敵なドラマは何度も楽しめる。-


このページは、No.2022 あまでうすがお伝えします。


■ 第6話 「彼女の一番大切なモノ」 ■

□■ ストーリー

深夜11時。一人オフィスに残っていた舞子はTVの通販で「ある物」を注文した。

翌日、公平は警察官刺殺の容疑で保田という男を取り調べている。
保田は素直に容疑を認めるが、公平はどうも腑に落ちない。柔道4段の保田が、なぜ護身用にナイフなど携帯していたのだろうか。

オフィスに宅配便が届いた。公平には通販で注文した、疲れ目に効くバイブレータ式のアイマスク。
舞子にもピンクの封筒が届いた。メンバーには捜査資料だといいわけしつつ、封筒を抱えてトイレに走る舞子。個室に入り中身を確認して、にっこりしている。

夜、いつものBarで舞子はちょっと気取って、キールロワイヤルを注文した(かばんからのぞいているのはピンクの封筒)。が、すぐに店にいる公平をみつけてうんざり顔。
公平は、スーツ姿の二人の客とダーツをしていた。そのうちの一人、真壁とカウンターで話す舞子。
真壁は舞子を他の店に誘った。かまわないかとたずねる真壁に、俺に断ることじゃないでしょう、とあっさり答える公平。舞子は真壁につれられて店をでた。

店に残った公平に、オフィスの芝山から電話が入る。
昼間取り調べていた保田が供述を一転、自分は身代わりで自首したといいだしたらしい。

薄暗い店のカウンターで話す真壁と舞子。かばんのピンクの封筒に目をやりながら嬉しそうに話している。

オフィスに戻った公平は、舞子に電話をかけて、今日の取り調べファイルの置き場所をたずねるが、舞子まで戻る必要はないといった。

電話をきる舞子。真壁は、店の奥の方に行こうと、舞子の手をとった。
その時、店に急に大勢の刑事が入ってきた。奥のカーテンが開くと、そこにはルーレットやポーカー台があった。賭博の現行犯で逮捕すると、客たちに逮捕状をみせる刑事。
真壁は逃げ出し、客たちはパニックで、店中大騒ぎになる。舞子も突きとばされてかばんを落としてしまう。必死でかばんの中身をひろう舞子。

朝方、警察署。真壁は逮捕されている。
舞子が取り調べを終えて出てくると、廊下のベンチで公平が眠っていた。公平は舞子を迎えにきていた。

牛丸に大目玉を食う舞子だが、お説教の途中でピンクの封筒がないことに気づく。
大慌てで、舞子は一人警察に乗りこむ。押収品リストを見せて欲しいと、刑事にいきまくが、封筒の中身は何かと逆に尋ねられると、何も答えられない。舞子は警察はあきらめて、きのうの店に探しに行こうとするが、公平からの電話で、オフィスに呼び戻された。

公平のもとに警察官刺殺事件の新たな容疑者として、サラ金会社社長の太田川が送検されてきた。
凶器のナイフからは太田川の指紋が検出、さらに犯行現場での目撃証言もあるのだが、太田川はのらりくらりと公平の取り調べをかわしている。
太田川は犯行当日は、湯布院の旅館にいたといった。完全なアリバイである。

公平は取り調べの内容を牛丸に報告している。
太田川が泊まったという旅館の女将は、太田川に借金をしていたらしい。このアリバイ工作をくずすには、事件の夜に太田川が東京にいたことを証明する必要がある。

公平と舞子は太田川の自宅の家宅捜索にむかった。が、既に警察が入っていて、大方のものは運び出されている。もう引きあげようという舞子だが、公平は壷の中の大量のマッチをみつけた。

夜、舞子は昨日の店にきている。中に入ろうとするが立ち入り禁止のテープがあり、入れない。顔見知りの警官に頼んでみるが、やはり断られている。

翌日、公平は太田川の自宅から押収した大量のマッチから、東京の店を抜き出していた。

舞子は江上の部屋にいき、昨日の店(ハングリーハート)に入れるように、警察に一言いって欲しいと頼んだ。警察に電話する江上。すんなりOKが出たが、舞子が出向くことがわかると態度が変わって、逆に舞子が探し回っている封筒について質問されてしまう。
あわてて依頼を取り消す江上。

舞子が警察にマークされている。
城西支部のメンバーは、舞子が賭博事件に関わっていたのではないかと、うわさしている。

公平はマッチの中から抜き出した東京の店を一軒ずつあたることにした。太田川がアリバイを主張している期間の中に、この中の店のどこかに顔を出していれば・・・・。
公平が読みあげる店の名前の中に「ハングリハート」があった。狂喜する舞子。

寿司屋、バーラウンジ、蕎麦屋などをまわる公平と舞子。のんびりした公平に対し、舞子はせかせかと急いでいる。

城西支部オフィス。警視庁記者クラブの情報では、舞子が巻き込まれたクラブのがさ入れの目的は、賭博ではなかったらしい。急ながさ入れの目的といえば麻薬である。
舞子が忍び込んでまで探していた封筒には何が入っていたのか・・・。深刻ぶりながらもどこか面白半分で、推測に盛り上がるメンバーたち。麻薬かぁ、とつぶやいて芝山が何気なく中二階を見上げると、そこには判例集を開いたまま固まっている牛丸の姿があった。

ハングリーハートにやってきた公平と舞子。が店の前まできたところで、雨宮をつれて至急戻ってこいと、牛丸から電話が入った。

オフィスに戻り、本当のことを話してくれと牛丸に懇願されている舞子。
返事に窮する舞子をみて、公平があっさりいってしまう。「うてうてにナンパされてついていっちゃったって言ったほうがいいよ」あぜんとするメンバー達。

夕方、再びハングリーハートにやってきた公平と舞子。
舞子は証拠を探すふりをして、必死に封筒を探している。長時間格闘の結果、舞子はやっとソファー下からピンクの封筒をみつけたが、中身は空だった。がっかりする舞子。
公平は、舞子がテーブル下から取り出して放り投げたマッチで、なにげなく煙草に火をつけようとして、あることに気づく。押収したマッチと、舞子が放り投げたマッチを見比べる公平。そこには確かな違いがあった。一方にだけホームページのアドレスが印刷されているのだ。
マッチのストック場所をさがす公平。2種類のマッチを発見して嬉しそう。

公平の部屋。公平は太田川に2つのマッチを示して、なぜ2月4日から使われた新しいマッチをもっているのかを尋ねている。
苦しまぎれに九州から帰った8日の午後11時頃に羽田からこの店によったという太田川。公平はその時間に、この店で何があったかを舞子にいわせた。
舞子「2月8日の夜はカジノ賭博の一斉摘発で、あの店には警察がなだれこんでました。時間は22時30分、私もパクられたのよ。そんな修羅場で酒なんか飲んでる客いるわけないでしょ!」
太田川の拘留は最長で20日間延長できる。じっくりおつきあい願います、と微笑む公平。

いつものBarの公平と舞子。手柄をあげたはずなのに元気のない舞子。
公平は手にもっていたペンダントを「MAIKO AMAMIYA 1976年10月15日うまれ、誕生日までちゃんと彫ってある。はい、ごほうび」といって舞子に手渡した。あわてる舞子。
公平は、それがずっと探していたものとしり、何で隠してたの?とたずねている。
舞子は、普通のペンダントですよ、とごまかしているが、その時店のTVでは、恋愛運を向上させる開運ミラクルペンダント ミンキーの宣伝が流れていた。
さらに続くTV画面。今なら仕事運がよくなる開運ブレスレットがつくと宣伝している。
おもわず携帯に手をのばす、残業中の牛丸。

 

□■ 今週のキメゼリフ

(なぜハングリーハートに行ったのか答えられない舞子にむかって)
公平「うてうてにナンパされてついていっちゃったって言ったほうがいいよ」

*これね、社会学的にすごい興味があります。「うてうて」っていう今まであまり一般的ではなかった言葉が、一夜にして、日本の中のすごいパーセンテージの人に知られたわけですよね。これからどう一般化していくんだろう「うてうて」。これからも目が離せない。ってことで、これが今週のキメゼリフです。
ちなみに私は「うてうて」は「いけいけ」の男の子バージョンとして使ってます。これって合ってる?

 

□■ この顔が好き!!!ファン必見のリプレイポイント

  1. 宅急便が届いて駆け寄るところ

    *宅急便でーす。って聞くと、誰だってウキウキですよね。公平くんも、とっとっと!とすごく嬉しそうに駆け寄ってます。背中が喜んでるよ!!

  2. (真壁に舞子をかりていいかと尋ねられて)
    公平「別に、俺にことわることじゃないから、全然」

    *舞子が店をでるまで。ビミョーな駆け引き、の応酬というか何というか。多分、舞子だってなんか胡散臭い奴だってわかってたと思う。でも、あんな風に「じゃあ明日」 なんて言われたら、ついて行くしかないでしょう。女の意地。最後の会釈もちょっと憎たらしいしね。でもこれが拓哉くんにしかできない表情、なんだなあ。

  3. 舞子を迎えにきて警察の廊下ベンチでの寝起き

    *髪の毛、ちょっとモコモコしてますよね。皆さんも掲示板に書いてるし、大人気ポイントですねー。もちろん私も大好きです。

  4. マッチの店の名前を読み上げていたら急に舞子が近づいてきたので、
    公平「なんだよ」

    *やっぱり今週もありました!「なんだよ」。毎週、毎週、選んじゃってすみません。でも、これだけははずせないんですよー。
    その前の「クラブラブラブ」っていうとこも結構好き。

  5. 太田川のアリバイ崩しの目途がたって
    公平「だめじゃないかも」

    *ちょっと古畑入ってる?かもかも。でも、キリっとしていい感じの表情です。

  6. エンディング モノクロ最初のカット

    *太田川のアリバイを崩すところですよね。モノクロ、スローの魔力でしょうか。ストーリーの中よりもずっと素敵。主題歌効果もあって魅力4乗!!

 

□■ 今週のベストショット

42分46秒   2種類のマッチがあることを発見しての笑顔

*この笑顔、HERO始まって以来の「あまでうす 心の第一位」です!!こんな笑顔が、スマスマのビストロやエンディングトークでも見れたらなぁと思います。木村拓哉の時には、こんな笑顔、滅多に見せてくれないですもんね。・・・・ということは、この顔は公平の笑顔ってこと? まんまと罠にはまってるって訳ですね。

 

□■ 感想

すごいすごい視聴率です。確かに平均的なドラマに比べればずっと面白いです。でも、だから言ってみたいこともあります。なんだか最近公平は、アプローチは変形だけれど、いわゆる凄腕検事という印象になってるような気がしませんか?検事として、もっと悩んだり、苦しんだりする公平を見てみたいです。これって贅沢なお願いなのかなー。

 


□■ みなさんから寄せられた『ココがわたしの一押しショット!!』

 


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