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-1度目はストーリー、2度目はセリフや表情を。素敵なドラマは何度も楽しめる。-


このページは、No.2022 あまでうすがお伝えします。


■ 第7話 「君に会えてよかった」 ■

□■ ストーリー

城西支部フリースペース。牛丸部長はボードに紙を貼っている。
遠藤、末次はそれぞれ担当検事の芝山、江上から無理難題を押し付けられている。美鈴も舞子に、大量の書類を押し付けた。愚痴をいいあう遠藤と末次は、舞子にも同意を求めるが、舞子は貼り出された紙に走りよった。紙には「立ち会い事務官内部試験(合格者には副検事の資格を取得)」とある。
ひったくるように紙をとると、牛島の部屋に走り込む舞子。

試験をうけさせて欲しいと、舞子は牛丸につめよるが、牛丸は、慣例では10年以上の事務官の経験が必要だと、いい顔をしない。
そこに公平がやってくる。舞子と公平にむかって牛丸は新しい事務官が赴任してくることを告げた。
舞子が試験を受けられるように上司にかけあっておくと約束する牛丸。

公平は地下鉄内での痴漢行為による強制猥褻罪により、会社役員の綿貫を取り調べている。
手口が常習犯によるものにもかかわらず、綿貫は普段は専用車で通勤していて、犯行当日だけ地下鉄にのったと供述した。さらに追求しようとする公平に、これ以上拘束を続けると名誉毀損で訴えるという綿貫。

城西支部前に一人の男がたっている。新しく赴任してきた事務官の正木である。
綿貫の件で公平と議論をしている舞子にむかって、事務官は意見をいうべきではないと、冷たくいう正木。

正木は公平の通販グッズや服装をみても、人それぞれと、全く気にかけない。

痴漢の被害にあった朝倉智美の1回目の事情聴取。正木も舞子のとなりに座っている。
智美は綿貫の会社の社員だった。が、今はリストラという理由で会社を解雇されている。

帝都貿易(綿貫の会社)応接室。弁護士と同席している綿貫は、智美の退職を知らなかったと、うそぶいている。被害者の供述をうのみにするのは検察の横暴ではないかという弁護士に、女の子のお尻を触った上に首にするほうが横暴だと、やり返す公平。
帰りがけに綿貫の運転手をしている松原に、聞き込みをする公平と舞子。が、松原は犯行のあった2月13日以外は、毎日、迎えに出たと証言した。

いつものBar。遠藤、末次、正木が並んで飲んでいる。
事務官は夢のない仕事だ。だから自分は事務官をやめて原宿にクレープ店をだす、という正木。驚く遠藤と末次。遠藤は正木に自分もスタッフに加わりたいと頼んでいる。

翌朝、正木は新しいクレープのメニューを考えているところだと、遠藤と末次にいった。
自分も考えるとはりきる遠藤。

智美の2回目の事情聴取。智美は結婚を控えているので、告訴をとりさげたいといった。が、婚約者は泣き寝入りはよくないといっている。舞子の説得もあり、智美は最後まで戦う決心をした。
正木は再び、舞子に事務官は意見をいうべきでないと注意をしている。
そこに綿貫から取り調べキャンセルの電話が入った。電話に出た弁護士は公平に、智美には不倫で訴えられた事があるとちらつかせる。

牛丸と舞子は、内部試験受験のための根回しとして人事局の課長を接待している。このおじょうちゃんが?といい全く相手にしていない課長。しらける舞子。

いつものBarの公平と舞子。裁判になれば智美の過去が婚約者に知れることになる。
いきづまりをみせる公平。

翌朝、出勤途中の秘書の萩原に聞き込みをする舞子。が、萩原は何も語ろうとしない。

公平と舞子が捜査で外出してしまったために、城西支部では、また公平の担当する仕事がメンバーに振り分けられた。文句をいいながらも結局分担するメンバーに、正木はひどく驚いている。

公平は運転手の松原に、綿貫の出勤ルートを確認している。相変わらず固い態度をくずさない松原。公平は、さりげなくたいやきの包みを松原に渡して、帰っていった。

美鈴は正木に意見を求めながら仕事をすすめている。勝手の違いにとまどう正木。
遠藤はクレープのアイデア出しに夢中。末次は残業を命じられて今日も社交ダンスの練習ができそうにない。公平の部屋で、ぐちっている二人。

朝、出勤してきた公平に遠藤はクレープのアイデアを尋ねている。が、ロクなアイデアは出ていない。なぜ検事にクレープの話をしたのかと、不愉快そうな正木。2年前、正木は検事をかばって被疑者からなぐられたが、検事からは礼の言葉もなかった。それ以来、彼は事務官の立場を悟ったのだ。

公平の部屋。公平は舞子に、なぜそうまでして検事になりたいのか、検事になって何がしたいのかを尋ねた。
「被害者の声になってあげられるのは検事だけだって久利生さんいったじゃないですか」
「いったよ。被害者を助けて、悪いことをしたやつらに罰を与えたいんだ、検事になって。そんなのお前、もうやってるじゃん」
二人のやりとりを、はっとした顔で聞いている正木。

公平は運転手の松原をたずねた。今日はやさしい顔で、公平に話しかける松原。
松原はトイレにいくといって、業務日誌をさりげなく車内においていった。
日誌を開く公平。9時以降の出社日が2月13日以外にもある。公平は何かに気づく。

牛丸と舞子は、鍋島次席と会い内部試験のことを頼んでいる。

芝山の部屋で、いきなり被疑者が芝山になぐりかかった。思わず間に入った遠藤は代わりになぐられて失神してしまう。救急車をよべと叫ぶ芝山。

鍋島と面談中の舞子に、公平から電話が入った。綿貫の証言をくつがえせる可能性がでてきたというのだ。正木と現場に向かうという公平。
舞子は「私は久利生検事の事務官ですから」と、席をたつ。いつか彼女は立派な検事になるといって微笑む鍋島。

帝都貿易ロビー。綿貫と弁護士を待ち受けている公平。
松原の業務日誌によれば、2月6日も綿貫は電車で出勤したことになっている。公平の言葉を否定する綿貫。その時、松原が口を開いた。確かに6日は綿貫は電車で会社に向かったと。自分の名前も覚えない綿貫に仕えるつもりはもうないという松原。
秘書の萩原も手帳を開いて、綿貫が車で出社しなかった日を読み上げた。ついに綿貫の証言はくつがえされた。弁護士に、裁判で智美の過去にふれるようなことがあったら許さない、と小声で伝える公平。

救急病院。倒れた遠藤をメンバーが取りかこんでいる。救急車がなかなか来ないので、芝山が遠藤をおぶって病院に運んだらしい。
江上は末次の手をとって、急に走り出す。今日はダンスの競技会。早くいかないと間に合わなくなる。病院前の大型バイク。末次を後ろにのせて、バイクをとばす江上。

夜、公平の部屋。正木の仕事はすべて終了した。公平は正木を飲みにさそった。
部屋の入り口にたち、はじめからここにいたら私は事務官を続けていたかも。と感慨ぶかげにいう正木。

公平と正木がいつものBarにいくと、牛丸をはじめとするメンバー全員が集まっていた。
クレープ屋がオープンしたら駆けつけると、正木を励ますメンバー達。
公平は新しいメニューを提案した。それは餃子クレープ。みんなは馬鹿にして笑ったが、店のマスターは言った。「あるよ」。

 

□■ 今週のキメゼリフ

(いつものBarにて。綿貫をなぜ起訴しないのか、舞子に責められて)
公平「裁判に勝ったって、被害者全然救われてないだろう」
舞子「悪い奴は野放しじゃない」
公平「野放しにはしねーよ」

*裁判に勝つことと、被害者を救うことが一致しない。すごく珍しい公平が悩むシーンです。そうそう、この顔がみたかったの。待ってました!!ってことで今週はここに決まりです。

 

□■ この顔が好き!!!ファン必見のリプレイポイント

  1. 腰をのばすマシーンが逆さまになってしまい、慌てて「雨宮、ちょっ、ちょっ」

    *ぐるーんと回ってしまって、慌ててどこか掴もうとしちゃうとこ、カワイイですね。 思わず「雨宮」って呼んじゃうとこも。でも舞子は、全く無視して席についてます。

  2. 出勤シーン(2回とも)

    *「世にも微妙な物語」エレベーター編ですね。 役者さん全員、思いっきりお芝居してて、ここ何回みても面白いです。もちろん公平くんも、目を閉じたりして、朝のかったるい感じをすごく出してますねー。

  3. いつものBarで、舞子を呼ぶしぐさ

    *椅子の背を叩いて、ちょっと、こっち来て、っていうところ。いいなぁー。ロンバケで広末涼子ちゃんを自転車にのせるところを思い出しました。今まで演じてきたキャラクターの中では、ちょっとしたしぐさは公平と瀬名が一番近いかもしれませんねー。なぜか柊二を彷彿とさせるシーンって出てこない。髪型が似ているっていうだけじゃないはずです。これが演出の力なのかな。

  4. (遠藤に練乳バナナクレープを2点といわれて)
    公平「何点中の2点?」

    *これ、私もいつも言ってるんです。わーいわーい。公平くんもそう思ってたのね。個人的な趣味でごめんなさい。

  5. 車の中で、松原と話すシーン

    HEROツボの定番、オレンジシーン。きれいでうっとりです。本当は松原の「私に運転させたかったら、もっと偉くなってください」っていうところが、今週一番じーんとしたところなんだ・・・。立場的には決して強いとはいえない人の誇り高さって、素晴らしいですよね。もう感動、感動。

 

□■ 今週のベストショット

22分18秒   思いっきりダーツを投げる!!

*やりきれない怒りですよね。怒りをものにぶつけるところ(今回はダーツ)も、ツボの定番です。
そういえば協奏曲で、翔くんも怒ってスプーンを投げてました。あそこもよかったなー。今週は、ちょっと回顧モード入ってます。

 

□■ 感想

あれ、あれ、何かおかしいぞ。夕べの接待って、あれ、おとといのことでしょう・・・。
接待シーンの場所をあとから差し替えたみたいです。映像のバランスを考えてのことだとは思いますが、それにしても、ちよっとお粗末ではあるな。
先週のお願いが聞き入れられたのか(そんな訳ないけど)、悩む公平、見れました。来週も、もっと悩んでー!!そして、できれば困る公平っていうのもお願いします!

(あまでうすからのお詫び)
レポ発表時には、感想に「シーン差し替え」とまで、書き切ってしまった私でしたが、その後、牛丸部長はエレベーターの中で「夕べの接待も」といっている、というご指摘がありました。(つまり牛丸、舞子の接待は2夜連続で行われていた。)
私の早トチリだったようです。お話の辻褄はきちんと合っていたんですね。申し訳ありません。謹んでお詫びいたします。

 

 


□■ みなさんから寄せられた『ココがわたしの一押しショット!!』

 


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