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-1度目はストーリー、2度目はセリフや表情を。素敵なドラマは何度も楽しめる。-
このページは、No.2022 あまでうすがお伝えします。
■ 第10話 「別れの予感」 ■
□■ ストーリー
検事室で取り調べをする、公平と舞子。
古田はキャスター榎本由起への暴行傷害で送検されていた。由起にテレビ番組で粗大ゴミの不法投棄を非難されたというのが動機である。
古田は終始おどおどした態度で何も語らなかったが、取り調べ終了間際に態度を一変、無罪を主張しはじめた。
舞子のナレーション
「被疑者が取り調べの途中で証言を変えることはそう珍しくはない。その時はまだ、この事件がいつもと変わりないものだと誰もが思っていた」
芝山と遠藤は地検の廊下をはいつくばって何かを探している。
犯行現場にいき聞き込みをしている公平と舞子。拘留期限はあと11時間残っている。ぎりぎりまで調査しようとする公平。
公平と舞子はテレビ局で由起に話しを聞いている。目出し帽をかぶっていた犯人に襲われたにもかかわらず、由起は、確信をもって古田を犯人と証言している。報道人として生半可な証言はしないという由起だが、確信という言葉にひっかかりを感じる公平。
芝山がなくしたのは検察官のバッジだった。末次、牛丸まで加わってメンバー総出でバッジを探している。
拘留期限十分前、公平は証拠不十分で不起訴という判断を下した。驚く牛丸。
由起は不起訴を不服として検察審査会に審査を申し立てた。心配するメンバー達。
審査会会場。いつも通りの服装の公平に、事務局長はこの場にふさわしい服装というものがあると忠告する。審査会が始まった・・・・・。
終了後、会場を出た公平と舞子に、由起がマイクをつきつけた。何もいうことはないと、その場を去る公平。
由起に脅迫状が届いた。早速文面を公開し、記者の質問に答える由起。彼女は、遊びにいくような格好で、いかにも若者の味方というHERO気取りであると、公平を中傷した。
城西支部では、その一部始終をメンバー全員、テレビでみている。
舞子は、通販グッズを使ったりして、公平を励まそうとしている。
由起が再び暴漢に襲われた。もみ合いになり、由起は犯人の腕に傷痕があるのを見つける。
警察はすぐに古田の部屋に踏み込んだが、すでに古田も行方をくらませていた。
古田のアパート前。矢口ともう一人の刑事が話している。
由起に送られた脅迫状の指紋は古田のものではなかった。犯人は古田ではないという刑事をたしなめる矢口。
由起は矢口に、古田の腕に傷痕があったかどうかを確認し、すべてを公表するといった。
勝手なことをされては困る。あんたは検察のミスと騒ぎ立てたんだと、矢口は由起に脅迫まがいの口止めをする。迷いつつも矢口に従う由起。
翌日、警察のリークによって公平の逮捕歴が新聞に大きく掲載された。
審査会の議決により、再捜査は江上が担当することになる。
古田から公平に電話が入った。自分は何もしていないという古田。二回目の事件の日は函館に母親の墓参りにいっていて、エアチケットの半券も持っているという。
パトカーの音がして、電話は切れた。
地検前には大勢のマスコミがきていた。ワイドショーでも公平の逮捕歴が話題になっている。バッジを外さなくてはならなくなるより、なくした方がマシ、と芝山に変な慰めかたをしている美鈴と遠藤。
古田がビルの屋上から飛び降りて、自殺した。
公平は、現場で古田の所持品を確認するが、エアチケットの半券はなかった。古田の自殺は由起にも衝撃を与えている。
鍋島次席の部屋。鍋島は牛島に公平の過去を語りはじめた。
かつて自分の同期の沼田という検事が17歳の少年を取り調べた。少年は友人をかばって相手を傷付けたのだが、二十日間拘留される間、ずっと黙秘を通した。少年は起訴も覚悟していたと思う。しかし沼田は丹念に証拠を調べて彼を不起訴にした。
その少年が久利生公平だったのだ。
いつものBarの公平と舞子。
古田が感じた取り調べの恐怖を、経験者だから、とさびしそうに語る公平。
でも自分の担当検事の沼田はちょっと変わっていた。よれよれのジャケットを着て、甘いものが好きで。黙秘しているのに、しつこく証拠集めて、本当に変なおやじだった。「久利生さんの理想の検事」舞子がつぶやいた。
由起は矢口に、本当のことを話すという。が、矢口はそんなことをしたら世間から非難が集まる、それなら番組を降板すればいい。今ならあなたは被害者でいられる。と再び脅迫まがいの説得をした。
結局、由起は番組を降板してしまった。
公平が出勤してこない。心配するメンバー達。いても立ってもいられず公平を探しにいく舞子。美鈴はうなづいて舞子のコートを投げてやった。
自殺現場、矢口のアパート、夜の街・・・・。公平を探す舞子。
いつものBarにきてみるが、やはり公平はいない。その時、舞子の電話が鳴った。
公平からだ。呼び出された場所にかけつけて、公平の顔をみた舞子は、ホッとして、思わず公平を責めてしまう。いなくなられたほうの気持ちとか考えたことあります?
公平が舞子を呼び出したのは由起の自宅前だった。公平と舞子は由起にもう一度犯行現場に同行してほしいと頼む。
川沿いの犯行現場。舞子をモデルに犯行を再現してみる公平。あきれている由起。
その時、物陰から目出し帽の男が、由起に近づいてきた。
「もう、いいでしょう」由起が叫んだ。
舞子は男に走り寄って、投げ飛ばしてしまう。が、帽子をとってみると、江上だった。
公平は由起に問いかける。犯人の古田くんは死んでしまっているのに、なぜ、もういいでしょう。なんて言うんですか。隠していることを話してください。
城西支部に矢口が現れた。公平は古田のアリバイについて話しはじめる。
第二の犯行当日、古田は函館にいっている。それについては証言もとっている。ただ物的証拠となるエアチケットの半券がみつからない。矢口さんご存知なんじゃないですか?
公平は矢口も古田が自殺する前から、犯人ではないかと気付いていたのではないかと尋ねた。
顔色を変える矢口。
江口、末次に付き添われて由起が入ってきた。彼女はすべてを証言したのだ。
追いつめられた矢口は、開き直って被疑者が死んだ事件を蒸しかえしてどうする、と大声をだした。
思わず矢口につかみかかる公平。
(その時、芝山はソファーのつなぎめに自分のバッジが挟まっているのを見つける)
俺達みたいな仕事は、ちょっと気をゆるめただけで、人の命を奪ってしまう。自分達はそれを忘れてはいけないのではないか。公平は矢口に訴えた。
誰でも最初はそう思っている。それはただの理想だという、矢口。
牛丸は検事のバッジの意味を矢口にといかけた。
芝山は語る。秋霜烈日。秋におりる霜と夏の強いひざしのことです。権力を持たされた我々に、人を罰する仕事の厳しさを教えている、検事の理想のありかたです。
公平はあらためて、古田を不起訴処分にした。
食事をしようと地検前にでた公平と舞子。鍋島が帰ってきた。
公平は鍋島に「俺って迷惑、かけてます?」と尋ねた。力強く「いいえ、全く」と答える鍋島。うれしそうににっこりする公平。
ラスト、舞子のナレーション
「そのときはまだ、私達はきづいていなかった。この事件が本当の意味で、終わってはいなかったことを」
□■ 今週のキメゼリフ
公平「俺達みたいな仕事ってな、人の命、奪おうと思ったら簡単に奪えんだよ。あんたら警察も、俺ら検察も、そしてマスコミも。これっぽっちの保身の気持ちでなあ、ちょっと気を緩めただけで、人を簡単に殺せんだよ。俺らはそういうこと、忘れちゃいけないんじゃないですか」
*掲示板に、いーっぱい書き込まれているように、私にもやっぱりここは拓哉くんからのメッセージのように聞こえました。そして一連の報道のことも連想されました。
ドラマのワンシーンなのに、そこまで視聴者にイメージさせるなんて、やっぱりマスコミよくないぞー!!でも無名人もたくさん集まると、恐ろしい大衆パワーを持ってしまうことも、忘れてはいけませんよね。
□■ この顔が好き!!!ファン必見のリプレイポイント
(検事室で古田にむかって)
公平「じゃあ、あとは裁判になると思うけど、いいよね」
*すごく包容力のある、あったかい感じが出てますよね。新しい魅力を発見しました。なんか得した気分。これからもっとこういう表情を見せて欲しいです。
(由起にテレビ番組で中傷されて)
公平「言いたいこと言ってるー」
*笑ってるんだけど、傷ついちゃってる。ありがとう、舞子ちゃん、公平を励ましてくれて・・・。
(古田からの電話に)
公平「お前が本当に何もやってないっていうんだったら、俺が証明してやるから」
*本当はここをキメゼリフにしたかったんです。何気ないシーンですが、昔のことがわかった上で、このセリフを聞くと、じーんときます。
沼田検事のことが出てくるのはこの後ですから、1度しか見ていない人は、ぜひもう一度見てくださいね。
地検前の報道陣から、舞子といっしょに走って逃げるシーン
*途中で、舞子のかばんをもってあげてるね。舞子がちょっと遅れてるのに気付いて振り向いて・・・・。普段は「はい、持って」なんて書類を渡しているのに、いざとなると優しいなぁ。それともこれも公平の心境の変化?なんて深読みしすぎ?
番外 「ここヘンHERO」スタート記念として、面白ネタを一つ。
古田の自殺を知らせる由起のニュース番組の最後にテロップがでます。
「CMの後は・・・ワンダーエレクトロニクス倒産!」
あれ、ワンダーエレクトロニクスって、ラブコンプレックスで反町さんが勤めてた会社じゃないですかー。あそこはもう三ヶ月前につぶれてるって(笑)。
□■ 今週のベストショット
46分20秒
あらためて古田を不起訴処分にするときの、うるうる顔。
*ああ、お願い、そんな顔しないでー。公平は、きっと古田と昔の自分を重ねていたんですよね。感情移入しすぎの公平から、昔、検事さんに救われて、それから公平がどんな気持ちで生きてきたかが、すごく伝わりました。木村拓哉じゃなくて、久利生公平だったよ、ホントに。
□■ 感想
公平の過去が明らかになりました。なぜ検事になったのかも。そうしたら被疑者とのやりとりの中に、公平らしさがずっと鮮明に感じられるようになったと思います。
ネタばらし、個人的にはもうちょっと早くてもよかったんじゃないかなと思います。
HEROをみる楽しみが一つ増えてたのになー。残念。
それにしても、舞子の泣き顔が気になります(すごく素敵な泣き顔。松さん、すごい)。
早く来い来い月曜日。でも、来たら終わってしまうし。どうしたらいいのー!!
□■ みなさんから寄せられた『ココがわたしの一押しショット!!』
No.2431 みみちゃん
第10話は“怒りの久利生公平”が重要な位置を占めていたと思います。
【公平の怒り】
☆城西支部を出たとたんマスコミに囲まれて
レポーター「逮捕暦があると、犯人に甘くなるんじゃないですか?」
久利生「あ?何すか?」
私はこの時の顔が、『おまえらマスコミに何が解かるつーんだよ!』と言っている様に見えました。
☆古田が自殺した場所で
矢口刑事「たかが傷害事件で死ぬこたぁねえのに・・・」
久利生「・・・」(スッと目つきが変わる)
久利生公平この時、こみ上げるものをかなり抑えているかと思います。
☆矢口刑事「もうこんな事件終ったんだよ。被疑者が死んだような事件、今更もちだしてどうするんだよ」
久利生、矢口のむなぐらを掴み「アンタが殺したようなもんだろうがよッ!!」そして久利生さんは、自分達の仕事の責任の重さについて熱く語りました。
久利生「オレ達みたいな仕事って、人の命奪おうと思ったら、簡単に奪えんだよッ!アンタら警察も、オレら検察も、そしてマスコミも!」
「ちょっと気ぃ緩めただけで簡単に人殺せんだよ・・・オレらはそういう事忘れちゃいけないんじゃないスかね。」
この時久利生検事の目には、今にもあふれそうな涙が(私は泣いたわ)
検事というものは、人を罰する厳しさを解かったうえで、真実を追い求めるんだということが伝わってきました。そして胸のバッチの意味も、今回再度かみ締めることが出来た気がします。
★私的一押しショット
第1位
美鈴「雨宮!」と叫んで久利生さんを探しに行こうとする舞子さんに、コートを投げる。(この時スローがかっている)もしかして美鈴さんは女のカンで、舞子さんの久利生への気持ち、気づいてるのかも?
第2位
芝山さん、高さの違う脚立に上り、上部の方も検事バッチを探している。
芝山さん足長ーっ!さすが元Men’sノンノのモデルですね。でもなんで高さの違う脚立を、ワザワザ2つも使ってあぶなっかしくするんでしょ?高い方1つでも良いような?(疑問)
第3位
舞子さん、通販グッツで久利生さんを励ます?
背筋を鍛えるグッツで、腹筋を鍛えるといったり、ヒモを引っ張ってキコキコやってる舞子さん、んもー!メチャかわいいです。
第4位
牛丸部長の胃の具合、いかがなモンでしょう?
あぁ〜どうか牛丸部長の胃、最終話まで持ち堪えて〜〜〜のんのん。
☆最後に忘れちゃいけないのが、突然行方がわからなくなった久利生さんを、必死にさがす舞子さん。
BGMに『Can You Keep A Secret?』を使ってこれがこのシーンにマッチしてたし、必死に久利生さんを探す舞子さんがすごくいじらしかった。
そしてやっと見つけた久利生さんに、“引越しのサカイ”アタック!良いシーンでした。
No.2327 aqua
★芝山検事と遠藤事務官がバッチを探していて、頭ゴッツン!!
再度、舞子の突撃バックで、頭を押さえる遠藤事務官の足バタバタ・・・。突初めから、笑わせて頂きました。
★検察審査会で、服装の事を指摘された久利生検事に雨宮事務官のモニョモニョ声で・・・。(ホラネッ)??
★マスコミから逃れる...。全力疾走の久利生検事と雨宮事務官!!
ピッタリ息が合っていて舞子さんの表情にとても好感もてました。
★久利生検事を心配して飛び出す雨宮事務官に向かって美鈴さんが「雨宮!」ってコートを投げたシーン・・・。
ジーンと...やられちゃいました。
★もう、後は皆さんがおっしゃるとうり・・・。
「俺達みたいな仕事ってな!人の命、奪おうと思ったら簡単に奪えんだよ!あんたら警察も、俺ら検察も、そしてマスコミも!これっぽっちの!保身の気持ちでなぁちょっと気を緩めただけで、人を簡単に殺せんだよ!俺らはそういうことぉ、忘れちゃいけないんじゃないすか!(怒)」
久利生検事を通して、木村拓哉の静なる怒りを勝手に感じた私でした。
今までもそうですが、一押しだらけの10話でした。
No.2140 Dのおんな
@TV局で珍しそうに、モニタ−を見たり、楽しそうにVサインをして遊ぶ公平。
可愛い。相変わらず、事情聴取の時にどちらが検事かわからない二人。
バッチを探す3人、『人に言えない場所じゃ…』に顔を見合わせる二人。
3人の目線が気になる。
A部長が話しかけてるのに、無視をする公平。
気が付いてびっくりする公平。(びっくり顔大好きです。)耳栓をした部長に『そのめがね変ですよ。』
B検察審査会で『久利生検事は』と聞かれ、『こちらが』と箱をずらす舞子。
いっしょにされたくないの。?『ふさわしい服装が。。』に、ふふんと鼻で笑う舞子。
テレビの取材に、自分がインタビューされているように、嬉しそうな顔をして答える舞子。
CTVの中継を見て、笑うしかない公平。
背筋マシーンを使って励まそうとおどける舞子。
服装の事で怒る舞子に『おまえが一番言ってるよ。』
Dマスコミから走って逃げる時舞子ちゃん嬉しそうな顔してる。
それにしても何故古田君は自殺したのか。これ最終回につながる。??
★「古田が自殺したよ。」の時の公平の顔が美しい。
E初めて明かされた公平の過去。
いい検事に会ったから、今の仕事を選んだ。だから今の公平が居るんですね。
舞子に話して自分の靴の紐を思いっきり結び直す公平。決意を感じます。
F★行方不明の公平を探しに行く舞子。バックに流れる「can keep a secret?」公平をさがす、舞子に涙が出ました。
携帯に向かって、「早まっちゃダメ!!」
ようやく会えた公平に、アタックする舞子。舞子の素直な気持ちが出たシーンです。
少林寺2級でも怖い。笑いあれはおとり捜査になりますよね。いいんでしょうか。?現場検証してるときに犯人は来ませんよね。。
G★★色々書いてもなんと言っても一番は、公平の「おれ達みたいな仕事は。。。。」からの言葉です。
公平君の気持ち、拓哉君の気持ちも感じられる言葉でした。私にはドラマの台詞には聞こえませんでした。
「秋霜烈日」・・・権威・刑罰が厳かで厳しい様。
目にいっぱい涙をためた公平(拓哉君)は、凛々しくて、素敵でした。
という事で。なんと言ってもGです。これしかありません。
仲良い二人をずっと見つづけたいので、暖かい南の島から、早く戻って、2をしてくださいね。
番外。
・いつもテーマが流れる時の、その回放送の白黒の静止画像がすごく好きです。
・面子の為に画策する、矢口刑事。指紋が違ってるって解かってもまだ犯人にしょうとする。今さら言われても困るって。。そう言われても困るよ。。最終回につながるのか。?
・又襲われた後のシーン、フリーゾーンでバッジを探している時の末次さん針金使って探してる。(それは水を見つけるときのでは。??なぜ有るの。??)脚立2つ使って探してる柴山検事足が長い。
という事で。ラストに向けて。皆でガンバロ〜〜。
No.2253 にこにこばっち
一押しは、あまでうすさんのキメゼリフのところと同じです。
今まで怒りを表に出さなかった公平が、矢口に「古田が犯人と確信したのはいつか」と問いつめるところは、公平の目、きれいで強い目です。
そして、このうるうる目で熱く語るシーン、見ていて一緒にうるうるしてきて、1番心に響きました。ぐっと握っている拳が、身体中で語っている感じで、またよかったです。
権力にも圧力にも屈せず、真実だけが大事という信念で検事の仕事を全うする公平。人の痛みがわかる公平だからこそ、このセリフが生きていると思いました。
こ ば
『いなくなられた方の気持ちって考えた事あります?』
ひたすら、久利生を心配して、夜まで捜し続けた舞子。
もう、自分の上司と言うより、久利生に愛情を持ってしまった彼女の行動が素直で、いじらしかった。
何と言っても、松さんの体当たり演技(木村くんへぶつかって行く)の可愛らしさ、けなげさに脱帽です。涙をうっすら浮べて訴える舞子。
その舞子に対し、何にも言わず、止めようともせず、叩かれっぱなしの久利生。しっかり木村くんは、松さんの愛情攻撃演技を受け止めていたって思います。なかなか出来ないと思う。ああいう嫌味じゃない、愛情に溢れた怒りで、行方不明になっていた久利生へぶつける演技って。
やはり、現実でも仲の良い2人だからこそ感じられる、画面独特の空気って、しっかりありますね。今回は、舞子の涙にぐっと来た私です。
No.2076 えつ★
★「人の命を奪おうと思ったら簡単に奪えんだよ。…」
死んでしまった被疑者は帰って来ない…。怒り、悲しみ、悔しさ、情けなさ、ぐっと握りしめたこぶし。 目に涙をためて怒る公平の姿に、胸を打たれました。(メンツを守ろうとした警察に腹がたちました。)
★検事のバッチの意味
感動しました。改めてですが、人の人生に生死に関わる仕事なんですよね。
★鍋島次席に「俺って結構迷惑かけてます?」って言った公平。
「いえ、まったく。」といった次席。その後の“ニコォ”と笑った公平の笑顔、最高です!
・ あの背筋を鍛える機械を“キコキコ”動かしてる舞子がツボでした。可愛いです。
No.2235 桃子
脚本 田辺満 演出 澤田 鎌作
今回は、珍しい取り合わせ、田辺さんは、医療過誤の時の脚本家さん、
澤田さんは、「ハングリーハート」の時(雨宮がぱくられた時)の演出家さんです。
熱い田辺さんに、ぱくられた演出の澤田さん。ハハ・・・。
で、ついでに「鎌田作次郎」さん見っけ。
澤田さんの下のお前は「鎌作」さんです。でも、医療過誤の時の演出はしてません。ハハ・・・。
今回は、うーーん、「私に黙って消えないで、久利生さん」by 舞子でいこう。
<仲良し、遠藤と芝山>
一緒にバッチを探しているのだ。でも、あれ、芝山さんまで・・・。
<今日も飛ばすぜ遠藤>
「時間をかけるのが好きな男、久利生公平」by 遠藤
「風当たりが相当強くなるなぁ」by 芝山
「びゅーーーーん」by 遠藤(これ大好き)
「流れってのを考えない男、久利生公平」by 遠藤
<まいこぉーー、男の人を蹴っ飛ばしていくのはやめよう>
<公平は、テレビが好き?嫌い>
テレビ局で、キャスターの由紀に会いに行った時に、モニターに映っている自分を見て遊んでいる。でも、検察の前でカメラ撮られる時はカメラを隠している・・・。(舞子は何気に映ろうとしている)
<芝さん?>
やっぱり、芝山は「助さんか?」(確か、こっちが女好きキャラだったはず?)
江上は、やっぱりお茶は自分でいれる?
遠藤の下ネタ好き。(ここは、突っ込みやめときます)
<最近突っ込みが強い芝山と美鈴の関係は?>
<勘違い江上にも舞子の気持ちは分かる?>
公平の味方ばっかりする舞子に嫉妬。
<上司の話はちゃんと聞きましょう>
耳栓して、人の話を聞くのはやめましょう。
よく聞いてても聞かない術を身につけたり、あぁ言えばこう言って、上司にこづかれたことが多い私ですが、そこまではしませんでしたよ。
でも、どさくさ紛れに「そのメガネ変ですよ」ってね。そんなにメガネ嫌いなの?じゃ、選んであげてね。うふ。
<なんか夫婦のようなお二人さん>
検察審議会終了後、出てくる二人のやり取り。何だか、もう夫婦のような感じですよね。あぁいうところも実は好きなんですよね。もう、立派なパートナーですよね。
<背筋マシーン(?)で遊ぶ舞子は可愛い>
気の強い舞子が公平を励まそうとしている。もう、間違いない恋ですわ。
<昔は相当武闘派?>
相当武闘派なのに、やっぱり女性には手をあげないのよね。
本気出すとまずいからぎりぎりで抑えているんですよね。エライ。
<二十日間の拘留に耐えうる男、久利生公平>
<美鈴姉さんは、何もかもお見通し?>
美鈴が舞子にコートを投げるところがカッコ良かった。
恋愛初心者の舞子の気持ちが分かっているのかな?美鈴さんの「うん」の表情とそれを受ける舞子の笑顔サイコーでした。
<私は、あなたを探すは、どこまでも?by 舞子>
急に自分にとって大切な人(もう気がついたか?)がいなくなったら、私はどうすればいいの?
舞子の心がヒカルちゃんの歌をバックに走る中で伝わりますね。あんなに探したのに、飄々した顔されたら、本当に軽く23発殴っても気がすまない。
でも、この二人って本当に相手が気持ちびんびん伝えている時は、片方は冷めてんだよね。ハハ・・・。これ恋愛ものだったら、ぎゅっともう抱きしめちゃってるんだけどな。
<隙間大好き、公平>
ドアの隙間から覗き込むの大好きです。ハハ・・・。
でも狭い隙間でも、カッコイイから許せるわ。(いかんね。あは)たぶん、強面過ぎると、バーンと締められちゃう?
<赤いインナー着ている舞子?!>
黒尽くめが多いのに、赤いインナー着て、どうしたの???
<公平のこの表情がいい>
☆「いや、まだ6時間残ってますから」
って、部長を見つめながら部屋に入るところ。
うーん、可愛い。もう、6時間でも何でも調べて、っ感じです。「いや」のアクセントからしていい。ハハ・・・、公平好きなんですもん。
☆検察前に出て来る公平。
クールな表情、カッコイイっす。
「逮捕歴があると、犯人に甘くなるんじゃないんですか」のマスコミの問いかけに詰め寄る公平・・・。(んな、わけないないだろう、と私の突っ込み。後ろの舞子の目も鋭いですから、ご注目を・・・)
走れぇーーーー、公平。走る拓哉くんはカッコイイですね。(前回もですが)結構、走ると笑える人って多いんですよね。その真剣な表情が大好き。
☆古田くんの遺体が運ばれて行くところを見つめる公平。
うーーーん、実に複雑。その心の痛みが表情だけで伝わります。その後の軽く矢口を睨んだところもいい。(私もはらわた煮えくりかえる)
☆Barで、舞子と話す公平。
煙草を使いながら話す一連の仕草と表情がいいです。特に、くわえ煙草で、スニーカーの紐直すところ、あの表情と最後の紐を締めた瞬間がいいですね。あれは、またまた拓哉くんのアイディアなのかな???
煙草吸う人苦手なんですが、あの一連の動きはすごく自然でいいです。
☆キャスター由起に「隠していること話してください」って言った後の「真実を」のアップ。
迫力ある顔は、やっぱりカッコイイ。
☆鍋島検事に微笑むところ。
今回、久々の笑顔に見ていてやっと救われました。
あぁーん、その後の舞子をからかった後の笑顔もいいけれど、その後の舞子の独白やめて。もう、最終回でオチがないと泣くよ。びぇーーーーんって。
<一番大好き公平>
もちろん、矢口に詰め寄るところ。
その迫力に完敗です。
その後の城西支部みんなの表情もいい。
芝山(芝さん、助さん?)がバッチの説明をしているのは、まるで印籠掲げているように見えた。(でも、印籠掲げるのは、どっち?確か格さんでは???)
<どうでもいいツボ>
・久利生のハンコ欲しい・・・。なぜだか、ハンコが可愛い。
・ご心労で、胃も痛むが髪の毛も乱れる、部長。微妙に髪が乱れてますし、結構頭のアップが多いです。
<今週のここ変>
中二階(?)の部分は、上がれるのにどうして、芝山は長い足を見せつけるように高さの全然違う脚立使って、バッチ探しているの?上から探した方が早いよ。それに、行動範囲意外には、バッチは落ちないはずだよ。ハハ・・・。(あの格好はしんどい・・・)
<感想、その他>
今回は、現実には犯罪を犯していない被疑者が死亡という悲しい事件が入ってましたよね。それだけで、内容が重くて胸がつぶれそうです。先入観の恐ろしさって、ありますよね。
マスコミだけではなく、私たちも先入観で人を判断してはいけないんですよね。
前回は、「人を裁くのは人間だけ」って公平が言ってましたが、一人の人を真実を知らないのにたくさんの人が限られ情報だけで裁くことはできないんですよね。
「真実を追求すること」「正義」の裏にある本物をちゃんと見極めた上で警察、検察も、マスコミもいないといけないんですよね。そして、私たちもちゃんと真実を見ないといけない。それを知らないのに誰かを強く批難する権利はないんですよね。気をつけなければ・・・。
公平を庇いまくる舞子、探しまくる舞子。
もう、自分の気持ちには気がついたのかな?お互いにどっか表現が下手だし、素直じゃないですからね。ハハ・・・。でもその気持ち、たぶん見ているほとんどの人が「分かる」って言っているような気がします。あれよあれよとうまくいく恋よりも嬉しいってのは、かなりひねくれているかな?
あと、一回で公平は画面からは消えていくけれど、心の中には絶対にい続けるような終わり方、お頼みしまーーーーーす。
No.1780 てんぐ連
「オレ達みたいな仕事ってな〜。人の命奪おうと思ったら簡単に奪えんだよー!(以下省略しますが・・・)」の久利生の叫びの後に、もし私が続ける事ができるとしたら・・・こう言いたい。
(そういう仕事についてなくてもネェ〜、些細なことでも優劣をつけたがって、何でも等価に受け入れない意志を持つよ〜な事をしちゃうのはネェ〜、結局は、その人やその人に関わる人達をも、もてあそびキズつける事になるんだよ〜!そーいう事するのって、なんも意味がないって事、寂しい事だって事、空しい事だって事、人として忘れちゃ〜いけないんじゃないっスか〜!)
この時は、久利生と共に、怒り悲しみ悔しさが、怒涛のよ〜に全身に押し寄せました。
それ以前から、この10話で、何度涙した事か・・・(ToT)
鍋島次席がとつとつと、そして久利生は淡々と、心中は熱いモノを持ちながらも2人共穏やかに過去を語り、そして自殺してしまった古田の無念を自ら背負う強い意志!まさしく久利生の正義が熱く熱くど真ん中に響きました。
そして、この場面があったから、話がグッと引き締まったシーン・・・
「改めて、古田晋一を不起訴処分にします。いいですネ」
心の涙をためながら、しっかり伝えた久利生に・・・(えらい!よく言った!それでこそ君は久利生公平だよ!)と、またまた涙した私でした(ToT)
☆10話で一番素敵なシーン&ショット☆
セントジョーンズ・バーにて、死んでしまった古田を想いながら自分の過去経験した事を話すシーン。
城西支部に配属され、回りから浮いた存在に思われている久利生が唯一心落ち着ける場所で、自分とちゃんと向き合ってくれると感じる雨宮とマスターの前だからこそ、淡々と穏やかに語れたんだと・・・。
うわべや噂が先にくるんじゃなくて、たとえ間接的にでも、まず今あるモノにちゃんと向き合う姿勢が大事なんですよネ。
10話のベストショットである、タバコを口にくわえながら、靴ひもをギュッとした後映る久利生からは、過去の自分と古田を重ねながら、しっかり今の久利生の姿勢を分かり易く伝えていたよ〜な、とてもいいシーンだと思いました。
細かいツボもいくつかありますが、セリフとでいうと・・・
江上が刑事に言った「もうやめましょうよ」は、7話でも久利生が同じニュアンスで言ってますよネ。痴漢行為を働いた専務がシラをきろうとしている場面で「もうウソつくのやめましょうよ、専務」・・・担当を外されても古田のアパートへ出向く久利生に対して咎めようとする末次の言葉を遮るよ〜に言ったセリフ・・・
「・・・こいつは自分の目で見なければ気が済まないんだよ」
場面でいうと・・・雨宮に投げ飛ばされながらもキャスターを襲う役を引き受け、きっちり証言をさせたのは、久利生にライバル意識を持ちながらも、担当を引き継いだ責任とプライドと、そして実は一番久利生の実力を認めている江上の姿勢がしっかり現れ描かれていたと思いました。他の城西支部の面々も、なに気に影響を受けている。(久利生は影響を与えているなんて事は思わないでしょうがネ)
特に一番分かり易く変化しているキャラは雨宮ですよネ。
拓哉くんも始まる当初、まず雨宮のキャラを見たと言っていますが、その事からも、久利生も拓哉くんも、まわりがよ〜〜〜く見える人なんですよネッ♪
この作品は、説明が欠けている箇所も多々ありますが、今回の久利生の過去を今持ってきた事にも表れているよ〜に(ただ単に脚本上の都合・時間的な事なのかもしれませんが^v^;)、だからこそ、事件の解決云々よりも、経過よりも、過去よりも、人間が生きていく上で何が一番大事か・・・今置かれている状況をまずしっかり伝え、その上で、これからの姿勢と責任を人としてちゃんと生活する事を導いている。人が人を裁くという事は、人が人を導くとも言えるんじゃないかと思います。
HEROを見た後、自分に伝わる事は、何話からも、人として生まれたからには、人間らしく前に向いて、しっかり向き合おうというよ〜な、そんな気持ちになれます。自然と心が清らかになれるっていうか・・・。
また、毎日の生活する時間をも、このドラマからリアルに感じます。
だから、『みんながHEROになれる』っていうのも、難しい事ではないんだな〜と感じさせてもくれています。つまりは・・・そーいう事を感じれるって事は、この作品の思うツボにずっぽりハマっちゃっているという事なのかもぉ〜〜〜(^ ^;
いよいよラストとなりますが、このまんま、この作品のポリシーを貫いて、久利生公平をしっかり演じている拓哉くんにも、他のキャストにもスタッフにも、そしてこの作品のファンにも、気持ちいい締めを味わって、次に向かって行きたいですネッ!
No.2151★メグちゃん★
《今週の決め台詞》
もうこれは皆さんと同じ、拓哉君をとりまく現実までが胸をよぎったとても重い言葉でした。
《今週のステキな拓哉君》
古田を捜しに城西支部前に集まるマスコミを睨みつけ走り出すまでの表情と、走るところ。
(やっぱり、走っているシーンが好きなのだ・・・♪)
《今週のツボ》
1. 公平を捜しに飛び出そうとする舞子にコートを投げてやる美鈴。
恋心のわかる女の心強い後押し・・・よネ。
2. 心配して捜しまわってようやく会えた公平をなじる舞子。
昔読んだ「サザエさん」に、帰りの遅いカツオくんを心配しながら待っていたお母さん(フネさんだっけ?)が無事に帰ったカツオくんを思い切りぶった場面を何故か思い出した。安心した途端、辛かった想いを思わず相手にぶつけたくなるよネ。
3. 絶妙のタイミングでバッジを見つけた芝山が「秋霜烈日」の意味と検事の理想の姿を説いた時の8人のキリッとした表情・・・。
久利生に触発されて変わってきたメンバーのいままでにはなかった凛々しさが・・・。