このページは、No.1133 哉子がお伝えします。


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番組がはじまったというのに、また拓哉が居ない。
家主の居ない部屋の中で鳴り響く黒電話。その音に驚いて、部屋の中で遊んでいたらしいハトが窓から逃げていく。
電話のベルは留守電の音声になり、発信音の後、電話の向こう側の人からメッセージが発せられた。

電話ノムコウ「ハロ〜!?アイム ジョン・ウー」(←明らかに(偽))

メッセージ途中で録音枠を越える警告音が鳴り、ぷつっと切れる。そして、しばしの沈黙。
やがて遠くでガシャーンという音が響き、突如青いフサフサしたもので画面がふさがれる。
青いフサフサが画面の上をフサフサと揺らめいている間に、「ワープ!!」と言いながら定位置に座った拓哉。

☆ ちょっとひといき 〜 本日の木村拓哉 ☆

  • 黒・赤の太めボーダーのセーター。
    ブラックジーンズ、腰にチェーン、赤い太めのベルトは変わらず。
    靴下は赤・白のボーダー柄。

本日の遅刻理由は取材。いろいろ外を歩きながら周りを見たら、21世紀のニッポン大変なことになってるらしい。
特にサラリーマンの方。「いえーいっ!」「うぉーっ!」と、街中で雄叫びをあげるサラリーマンの映像を流した。
拓哉は目を細めて憂いの表情を浮かべ、サラリーマンの方に「ご苦労様です」と一礼した。
しかし、もっともっと大変な方がいると言う。拓哉、その方を手に取り自分の前に置く。その「大変な方」とは。20世紀梨。

拓哉「あなたがもし20世紀梨なら。・・・ツライっすよね!?そこで、考えてあげようと思うんですよ。21世紀における20世紀梨のふさわしい名前!!こちらをですね、大蔵省の前でいろんな人に聞いてみました。とりあえずご覧下さい。」

拓哉はTV局キッドのつまみを引くと、「財務省」の文字を掲げた建物が映った。そしてテロップ。
「大蔵省も財務省と改名 21世紀、20世紀梨はどう名乗るべきか!?」
マイクを向けられた財務省職員らしきスーツ姿の男性たちは答える。
“家康”、“大名”、“侍”、“参勤交代”、“幕府”、“幕府”、“徳川幕府”。
答えが出るたび、目を細めたり見開いたりと驚きの表情を作る拓哉と、答えの文字が浮かぶ梨が映し出された。
最後に「ご協力ありがとうございました。」とテロップが入り、拓哉の部屋に戻る。

拓哉「さすが大蔵省前。1位がですね、“幕府”!・・・えー、大人の方だけだとちょっと意見が偏り過ぎるんじゃないかな?っていう気もするんで、ここで、渋谷で自由を満喫している若者のみんなにも聞いてあります。ご覧下さい。」

再びTV局キッドのつまみを引くと、今度は「渋谷の若者よ教えてくれ!21世紀、20世紀梨はどう名乗るべきか!?」というテロップが画面に出る。
渋谷の若者たちは答える。“ちょんまげ”、“ちょんまげ”、“ちょんまげ”、“・・・徳永家康”。
財務省の時と同じく拓哉の驚いた表情と文字入りの梨が映し出されていたが、最後の答えを聞いた瞬間、拓哉は今までにないくらいの驚きを見せた。
再び最後に「ご協力ありがとうございました。」とテロップが入り、拓哉の部屋に戻る。

拓哉「さすが若者、意見が違いましたね〜。1位が“ちょんまげ”。・・・この部分でしょうか?」
そう言って、芯から伸びている茎を指差す。そして梨を持ったまま手の中でクルクル回しながら話し続ける。
拓哉「これがわかんないんですよ。・・・(梨のクルクルを止めて)徳永家康。・・・これ、すごくMIXされた感じがするんですが。えー、まぁ、1位の“ちょんまげ”、そして大人の1位の“幕府”、まぁ、どちらがこの20世紀梨にふさわしいか?あとはあなたの頭ん中で考えて下さい。」

手の中の梨を置く拓哉、横を向いてため息をもらした後、タイトルカードを画面いっぱいに出す。と同時に流れる音楽。

タイトルカードがはずされると、いつのまにか拓哉の隣り(画面の左側)には青島氏が。
こんな調子じゃ80%は行かないと嘆く青島氏に、一応頑張っていることを主張する拓哉。

青島「そういえば、こないだTV見てたんだよ。あんたドラマやってるね。」
拓哉「はい、一応やってますけど、はい・・・」
青島「ドラマ向いてんじゃないの?」
拓哉「そうですかね・・・?」
青島「だからさ、この番組でもドラマ流した方がいいよ。」
拓哉「なに言ってんすか!・・・そんな簡単に言いますけどね、大変なんすよ!?脚本家を揃えたりとか、女優さんをこう、ブッキングしたりとか。」
青島「そういうの、大丈夫ですよ。」
拓哉「はいっ??」
青島「これ、ドラマキッドってのがあるんだ。」

青島氏、プラモデルが入ってそうな箱を取り出してきてフタを開けて拓哉に見せる。それに応えるように箱の中を覗きこむ拓哉。
青島氏は、相手の女優さん、と言って人指し指くらいの大きさの人形を拓哉に手渡す。で、水をかけて戻すように拓哉に指示する。
「ノッチじゃないんだから、出てくるわけない」と言いながらも、拓哉はストローで手の中の人形に水滴を落とした。
ぶぉんっ!という音がしたかと思うと、拓哉のほほにぴたっと当たっちゃうくらいの密着度で、体育座りの石田ひかり(本人)登場。
「うわーーっ!!びっくりした!」と叫んで、思わず1mくらい後退する拓哉。
石田ひかりは、体育座りのまま顔だけ拓哉に向けて「石田ひかりです。」とぺこっ!と一礼する。

☆ ちょっとひといき 〜 女優・石田ひかり ☆

  • すその辺りに白い刺しゅうの入った紺色のワンピース。
    ラベンダー色のカーディガンを羽織り、1つ目のボタンだけはめている。
    ショートボブでサイドの髪を耳にかけている。前髪は左寄りで分けてピンで留めている。

拓哉は、ちょっと近寄り、もう1回マジマジと見て、さらに本物だと念押しされてもまだ信じられない様子でいた。

青島「いつもね、水で戻してTV出てるんだよ。」
この言葉に、大いにうなずくひかり。
ひかり「私、ホントはウレタンで出来てるの。びっくりした?」
拓哉「びっくりしたよ!・・・てゆーか、あの、ほら、こんな時間にさ、出てもらうのもさ、な、何だし〜、あの〜、・・・いいよ。」
ひかり「(ちょっと残念そうに)そう。・・・じゃ、ショッピングにでも出掛けます。じゃ、ね〜」
ひかりは立ち上がり拓哉の部屋を出て行った。

拓哉は青島氏に、いきなり本物は勘弁して下さいよ〜、とお願いする。「じゃ、こっちにする?」と新しい人形が手渡された。
拓哉、新しい人形にさっきと同じ要領で水滴を落とす。すると、これまたさっきと同じシチュエーションで石田ひかり(本人)登場。
登場したところから、ひかりの“私はウレタン製”発言まで、時間が戻ったかのように繰り返された。

ひかり「びっくりした?」
拓哉「いや、2度目だから、そんなにびっくりしないけど。また、こうやって本物が出てきたことが、びっくりした!」
ひかり「私じゃダメですか?」
拓哉「いや・・・何回やっても、なんか同じ展開になりそうなんで、あの、じゃ、お願いします。」 ぺこっ!と一礼。
ひかり「はいっ!」 ぺこっ!と一礼。
体育座りのままだったひかりは、立って拓哉の隣り(画面の右側)に移動して正座する。
普通に動くひかりに拓哉は「すげーっ!」と喜び、2人顔を見合わせて笑顔になる。

さて、次は脚本家。これもまた青島氏から人形を手渡される。「北川江吏子とか来ねーかな!?」とつぶやきながら水滴を落とす。
♪私バカよね〜、おバカさんよね〜、と歌いながら現れたのは、北川江吏子とは程遠い怪しげな風貌の男性。
拓哉のひざに座っている彼は、拓哉の方に向き直りつつ、脚本家の宮藤官九郎と名乗った。

☆ ちょっとひといき 〜 脚本家・宮藤官九郎 ☆

  • 青いそで、紫色の身ごろの光沢の入ったブルゾン(ウインドブレーカー!?)に赤いジャージ。
    えんじ色のちょっとモヘアっぽい質感のニット帽を、額のほとんどを隠す感じで深めにかぶっている。
    右手に握る万年筆が、かろうじて脚本家のにほひ!?

拓哉「あ、あの、『ロケットボーイズ』とかで・・・ちょっと大変な人。」
宮藤「ちょっと大変なんですけどね;;;(汗)。あと、『沼袋ウエストゲートパーク』もボクが・・・」
拓哉「いや、あれは『池袋』、ですよね!?」
宮藤「あ、ああぁ・・・(困)」
拓哉「あの・・・その、もさもさ帽子が・・・かなり怪しい感じなんですけど・・・」
宮藤「いややや、これは、あの〜この仕事で初めてもらったお給料で買ったんですから」 にかっ!っと笑顔を向ける。
拓哉「いや、そのエピソードがまず、もう、ダメですから。その時点で。」
カメラもダメ出し!?突然乱れて下に流れる画面。

青島「こいつが書いた原稿をね、このね、スキャナーにね、通すでしょ!?そうするとね、ドラマになって、つーっと流れて行くんだ。」
青島氏が出してきたスキャナーとは、2.5倍サイズのパスタマシーンか!?はたまた特大の手巻きオルゴールか!?といった様相のもの。
青島「25万円。どう?」
微妙な空気になったところでCMへ。

拓哉と青島氏の間に入りギャラ(原稿料)を要求する宮藤に、青島氏が渡したのは夏目漱石さん。しかも1人。
宮藤は「うわーっ、ありがとうございますぅ!!」と大喜び。
「千円で書いてるんすか?」という質問に大きくうなずく宮藤に、拓哉は思わず、でも思いっきり「やっすっ(安いっ)!!」と叫ぶ。

ノッチ「ノッチで〜す。ちょっと抱かれてきちゃいましたぁ。」
玄関の方から、こんな言葉とともにノッチ登場。拓哉たちの前を四つんばいで横切る。
拓哉「抱かれたって、誰に抱かれたの?」
ノッチ「なんかー、もさもさ帽子の・・・えんじのね、帽子かぶった人が、昔ね、『くーちゃん』って呼ばれてたんですって。」
四つんばいからコロンと転がって、宮藤のひざの上にお尻を乗せ、足を拓哉の方に投げ出すノッチに、宮藤は苦笑い。
ノッチ「その人がね、抱かさしてくれたらドラマ出してやる!って言うから、抱かれちゃいました。」
宮藤「(ノッチの肩に手を乗せ)君、主役ね!」
ノッチはカメラに向かってVサインと笑顔を投げる。

拓哉は、横たわるノッチに押されて頭の上にあげていたスキャナーをカメラの前に置いて、ドラマの行く末に不安を見せる。
宮藤はアイデアがあるから大丈夫!と強気の発言で拓哉を安心させようとする。
アイデアその1.最近のドラマにありがちな、例えば、こんな煮え切らないドラマ。
そう言って宮藤は、ポケットから取り出した紙をスキャナーに差し込み、レバーを回す。
すると、拓哉の「あーっ」という声に合わせてグルグル回る渦巻き画面になり、一転、とある喫茶店に場面が移った。

喫茶店の中央に配されたテーブルにスーツ姿の拓哉とひかりが向き合って座っている。
やや重苦しい空気が漂う拓哉の背中をとらえた引きの映像から、2人をはさんで下から映す角度になる。
ひかりは視線を落として少しうつむいている。

ひかり「・・・答えが出せないの。(拓哉を一瞬見てまた視線を落とし)・・・前みたいに付き合うことが・・・幸せなのかどうか。」
拓哉「・・・いや、幸せにするからさ。」
ひかり「どうして言い切れるの?」
拓哉「・・・自信はないけど。」
しばし言葉のない2人。
ひかり「・・・ごめん。今は自分の答え、出せない・・・。」
ひかりがうつむき、再び沈黙。拓哉、椅子の背もたれに上体を乗せる。そしてため息と、ちょっと投げやりな笑い。
それを聞き、ひかりが顔をあげ「ん?」と問いかける。
拓哉「ん?んーん、なんでもない。」
ひかりは切なく悲しげな表情を浮かべて再び視線を落とす。
ひかり「・・・なんだ・・・。」
拓哉「・・・え?」
ひかりはため息をもらし首を横に振る。
カウンターの中の木村Y、あまりの煮え切らなさに「う゛〜〜〜」と唸りながら、読んでいた新聞を握りしめる。

拓哉の部屋に戻ってすぐの映像は「煮え切らんなっ!」と言って画面を占領する木村Yのアップ。
木村Yは、すぐさま拓哉に肩を捕まれカメラから引き離された。
本当に大丈夫なのか?宮藤に尋ねると、今度は煮え切ったドラマを書いてみた、と言って新しい紙をスキャナーに通した。
再び渦巻き画面、一転、さっきと同じ喫茶店。

さっきと同じように向き合って座り、今度はしっかりと見つめ合っている2人。
拓哉、砂糖の入ったポットを寄せる。ひかり、水のコップを寄せる。さらに拓哉は水のコップ、ひかりは灰皿を同時に寄せる。
2人同時に右ひじをテーブルにつけて手を握り合う。そして拓哉の「Ready・・・Go!」の声をきっかけに腕相撲がはじまった。
あっという間に拓哉の圧勝。拓哉はガッツポーズだが、ひかりはあまりの痛さに腕をさすりながら苦笑い。
今度は左手。こちらも当然のごとく拓哉の圧勝。

拓哉の部屋に戻ると眉間にしわが寄っている拓哉。拓哉以外も呆然として、ちょっと沈黙。
拓哉「・・・なんすか?今の。」
これは、アイデアその2.もう腕相撲でどっちが強いか?ぐらいしか2人の関係を確かめ合えないくらい煮え切ったカップル、だそうだ。

上野倉「ただいま〜」
拓哉「ちょ、『ただいま』って・・・あーっ!それ、オレが自腹で買ったカメラじゃん!」
上野倉が持っているカメラに切り替わったせいで、玄関から見た部屋の中がユラユラと映される。
拓哉が「返して!」と上野倉のカメラに手を掛けるとユラユラが激しくなる。無事奪回したカメラを青島氏の方(部屋の奥、画面の左側)に置く。

ノッチ「うわぁ!ぬおあぁっ!!」
苦しそうに叫ぶノッチの手にはゴボウが。拓哉、ノッチからゴボウを受け取る。
拓哉「ゴボウ(5秒)前だ!あの、すいません!TVの前のみなさん。えー、来週までにですね、(宮藤を指差して)こいつ、ちょっと、あの、しめあげて、ちゃんとしたドラマ作っておきますんで、えー少々お待ち下さい!」

拓哉、上を見上げ、どこから取り出したのか?振り下ろしたフリップで画面をふさぐ。

【次週予告 次週!いよいよドラマ。 ポテト EAT ポテト! 米を食わずに何が悪い・・・の巻なのだ!】

【オマケ:提供テロップにのせて・・・業界最高齢ディレクターのOKシーン、BGMは♪TRUE LOVE(@藤井フミヤ)】

☆ ちょ〜御勝手感想 from.レポ担 ☆

手のひらの人形から人間サイズになる設定じゃ当然のこととはいえ、石田ひかり、うらやましすぎ〜っ!!o(≧m≦)o,, ちゅーくらいの密着度でした。
でも、おでこの辺りに木村くんのほほなんて・・・とてもじゃないけど顔上げられない!っていうか、そんな状況ありえないのに(苦笑)。
いつにも増して妄想が大暴走してしまう私なのでありました(^^;
今回さらに登場人物が増えて圧迫感すら感じてしまうくらいワチャワチャ(@。@;)
石田ひかりのほわ〜っとした雰囲気がウレタンぽくて(?)『TV's HIGH』の世界にマッチしてるみたいです。
くーちゃんこと脚本家・宮藤くん、確かにもさもさ帽子が怪しげです(笑)

 


みんな、ワケがわからなくなってるんじゃないか?TV’s HIGH。
ということで今回は、話についてこれなくなった人のために、これまでのあらすじを出来る限りお見せします。

全てはここからはじまります。
木村拓哉さんが注文した1枚のピザ。

  • Scene.1
    押し売りみたいなピザ屋が置いて行った箱の中から出て来た・・・TV局開局キッド(From.Higher1)

    ただのガラクタかと思ったら、知らない間にとんでもないことになってました。
    それをピザを食べた途端鳴った電話で知ることになります。

  • Scene.2
    中谷美紀から突然の電話(From.Higher1)

    なんと、木村さんの部屋が勝手に放送されてます。しかも生!!

  • Scene.3
    マニュアルを読む拓哉(From.Higher1)

    マニュアルを見て、視聴率80%をとるまでやめられないTV局という無茶な条件がついたとんでもないものだということがわかりました。

    ここでタイトルカードが画面を覆う。と同時に流れる音楽。

    しょうがなくTV番組をやってると、TV局キッドに入っていた怪しい箱をみつけました。

  • Scene.4
    スタッフキッド発見!ノッチ誕生(From.Higher2)

    2000年11月10日、とりあえずスタッフが増えました。

    実は、この「TV’s HIGH」を企んだのは。元都知事の青島さん。

  • Scene.5
    喫茶コロンボでの密談(From.Higher2)

    都知事をやめて暇になった青島さんの暗躍、バブルをもう1度起こすこと。・・・バブル?
    よく聞いていて下さい。これが「TV’s HIGH」の真相です。

  • Scene.6
    青島氏が語る「TV’s HIGH」の真相(From.Higher2)

    「ランナーズ・ハイ」に似た「TV’s HIGH」。
    高視聴率番組の出演者は「汁」を出す。
    選ばれた木村拓哉さんがどんどん「汁」を出すことで、みんな「TV’s HIGH」になる。
    そんな中「お湯の叫び」という変な商品を8,500円で売り出してもHIGHな状態の視聴者はみんな買う。
    さらに、無駄な金を使ったことでヤケになりバンバンお金を使う。
    これで景気がよくなりバブルが起きる。
    これが、真相です。

    ワケがわからないうちに、刑事乱入。
    なんと青島さんは、元知事のくせに「暗躍」しようとしていることがバレて公安警察に追われていたのです。

  • Scene.7
    喫茶コロンボでの銃撃戦(From.Higher2)

    ワケがわからぬまま、とにかく視聴率80%を目指して頑張ることになった木村さん、いろいろとやりました。

  • Scene.8
    超人ブブカに挑戦する黒電話&ちょうちんブルマ(From.Higher2)

    しかし80%は程遠くて大変なのです。
    そもそも、もう1度起こそうとしてるバブルって何なんでしょ?詳しい人に聞いてみましょう。

  • Scene.9
    コンピュータ”春9000”のカーソル(矢印)が画面を動く(From.Higher5)

    この矢印で木村さんは空間を自由に飛ぶことが出来るのです。

  • Scene.10
    村山元総理との対談(From.Higher5)

    実りある対談ではあったものの、やっぱりバブルについてはよくわからないまま家に戻ると、待っていたのはなんと公安警察。

  • Scene.11
    公安警察に包囲される拓哉(From.Higher5)

    イキナリとっ捕まってしまいました。
    刑務所の中から続けられる「TV’s HIGH」でしたが、そんなことよりとにかく逃げなくてはなりません。
    牢屋の中にはもう1人の木村さん。

  • Scene.12
    2人の木村による声真似ショー(From.Higher6)

    木村さんの脱出方法は「神だのみ」。
    ちくわの神様の力を借りて逃げる木村さんと木村さんの脱出経路は、ちくわで出来たトンネルでした。
    その中を追ってきたのは、なぜかうなぎ。

  • Scene.13
    JRうなぎ〜ちくわのトンネル〜ちくわの神様に吹き飛ばされて牢屋の外に(From.Higher7)

    無事ちくわのトンネルを抜け脱獄に成功。でも、ほとんどワケがわからなくなってきました。

  • Scene.14
    ちくわの神様♪ち・く・わ〜(From.Higher7)

    再び視聴率80%を目指す木村さんにお客さんがやってきました。

  • Scene.15
    義兄弟・淳 登場(From.Higher8)

    公安警察に就職内定した淳がいるところへノコノコと現れたのは上野倉三郎とその娘、マチコ。
    上野倉さんは青島さんの部下で公安に追われているのです。

  • Scene.16
    コビを売る(?)マチコ(From.Higher8)

    複雑化する人間模様。そんな中で木村さんはゴキゲンな21世紀を迎えます。
    しかし関テレ(関西テレビ)の田中さんにADノッチが誘拐されてしまったのです。

  • Scene.17
    関テレ・アジトでの戦い(From.Higher9)

    かくしてADのっちは救出され、関テレ・田中さんの企みも西川きよしの登場ですべて丸く収まりました。
    もうワケがわかりません。

  • 予告編シアター
    青島さんの真の目的【青島「我々は甲羅のないカメにはならない!!」と言って発砲】
    公安との攻防【公安に囲まれた拓哉「ヤバイっしょ?」】
    そして「TV’s HIGH」に秘められた、さらなる謎とは?【TV局キッドが入ったダンボールのフタが開かれ覗き込む拓哉】
    果たして視聴率80%は達成されるの?【「80%」という文字に登場人物が次々と浮かんでは消え、最後に拓哉が浮かぶ】
    来週からまた新しいお話がはじまりま〜す。

☆ ちょ〜御勝手感想 from.レポ担 ☆

映像的にも既出のものばかりでしたので、ひと休みってとこですね。15分でよくまとめたなぁ・・・というか、衝撃映像やら好き勝手に動くキャラクターを出さずに寄り道しないで進むとこんなモンなんだぁ・・・(爆)。
最後の映画予告のような構成に次回への期待をかきたてられらた、やっぱりお手軽な私なのでした(^^;)

 


拓哉「ハァ〜〜イ!Happy new century!ひゃっほ〜〜い!!」

開局キッド、コンピュータ”春9000”を置いた拓哉の部屋は、相変わらず雑多な雰囲気。
声は聞こえるので番組は時間通り始まったようだが、肝心の拓哉の姿が見えない。
代わりに、サングラスをかけた黄金の大仏マスクがカメラの前に置かれていて、拓哉のDJっぽい作り声が聞こえるたびユラユラと動く。

拓哉「ふた世紀にわたって放送しております、ティ〜ヴィ〜ズハ〜イ。」

この言葉とともに、画面の右側からヤンキー座りのままカメラ位置まで寄ってくる拓哉。

☆ ちょっとひといき 〜 本日の木村拓哉 ☆

  • 黒・白の太めボーダーのTシャツ、その上に黒のシャツ。
    シャツは光沢がある素材のモノで、左の胸元と背中に白地のプリントあり。
    ブラックジーンズ、腰にチェーン、赤い太めのベルトは変わらず。
    靴下は黒・赤のボーダー柄。
    (実は、Higher8からこの服装です。前回すっかり書き忘れて・・・(^^;)
    オープニングの登場に合わせて赤ブチのロカビリー調サングラスを掛けている。
    (この先見えてくる)靴は白くてちょっとゴツイがデザイン的にはキュートな感じ。

拓哉から送られる新世紀の幕開けにふさわしい企画は、大阪の方にちょっとお得な耳より情報。
拓哉が開局キッドの奥から取り出したフリップには【大阪タウンガイド】の文字が。

ところ変わって大阪。レポーターは木村Y。
「大阪ではスターなので、ばれないうちに・・・」と言っている先から通行人にばれる。
木村Yを見つけた通行人は(たぶん)20代の普通の男性で、木村Yに激励の言葉となぜか持っていた白菜を贈る。
投げられた白菜は木村Yがナイスキャッチ!持ったまま、これから紹介する鯨料理の店へ向かう。
南海通りを真っすぐ歩いてきた味園の真ん前、日宝河原町会館1Fの「鯨家」の暖簾をくぐる木村Y。
料理番組よろしく、画面の左側には「鯨家」の地図が映し出された。
木村Yから紹介されたお店の大将(ご主人)は豆鉄砲をくらったような顔をしている。
店内を見て回る木村Y、額に入れて飾られている賞状を見て感心する。
そんな木村Y、を大将は「300円で買うた」と粋なギャグでかわす(・・・ホント??)。
次に紹介されたのは、鯨家名物の鍋料理。
木村Y「これが、”はりはり鍋”でございます。これ、鯨の肉・・・これ!みず菜!これがシャキシャキしてうまいんですよね〜。(鯨肉を口に入れて)うまいっ!・・・この番組をご覧の方、先着2名様に、ドアを開けるなり『TV’s HIGH!』と言っていただけると、1人前なんと500円!!これで出していただけるということなんですよね!?」
大将「・・・そうですか?」
顔を見合わせて笑う2人。そして再びフリップ。

【大阪の皆さん急げ!!先着2名 はりはり鍋 ¥500 1/13(土)限り】

拓哉「えー、この番組、大阪では放送されてないんですけどね〜。えー、関西テレビの田中さん、一刻も早く放送を開始して下さーい。誰かがなんか怒鳴り込んでくる予感がしますね〜。」

サングラスを取って、カメラの向こうで見ているだろう人に笑顔を投げる。そしてカメラを玄関に移動。するとドアが開く音がする。

拓哉「ほら来たーっ!」
上野倉「ただいま〜。」
拓哉「『ただいま』じゃねーだろっ!!(怒)」
上野倉「『ただいま』だろ〜!?おまえさー、旅館泊まっててさ」
と言ったところで、Tシャツ姿でコアラの着ぐるみを腰に巻きつけた上野倉は、手にしていたコアラの頭を部屋の中へ投げ入れる。
拓哉、「あっ!」とコアラの頭を目で追い「投げんなよ・・・」とつぶやく。
上野倉「旅館泊まっててさ、外出して帰ってきた時『ただいま』って言うだろ?言わない?」
拓哉「ウチは旅館じゃないだろ。」
目の前にあった大仏デスマスクを手に取る拓哉。・・・あら、キューピーちゃんにかぶせてたのね(笑)。
大仏のサングラスをさわりながら上野倉を見る。2人、気まずい雰囲気で無言。
上野倉がおもむろに「うりゃっ!」と開局キッドのつまみを押すと、前回と同じように男の子の顔が吹き出し、タイトルカードになる。音楽も同じように流れた。

上野倉「そりゃそうとさ、まずいよ、さっきの。」
拓哉「何が?」
上野倉「えー!?おまえ、いくらオンエアされてないからってさ、大阪に。また苦情の電話かかってくるぞ?」
拓哉「だってホントに放送されてないんだからいーじゃん。」
上野倉「知らねーぞぉ!?」
カメラの向きを変えた途端、拓哉の黒電話は勢いよく鳴り始めた。拓哉は恐る恐る受話器をとった。

拓哉「・・・もしもし?」
田中「よー、おまえ、公共の電波使うて天下の関テレこきおろしてくらましたなぁ!木村は〜ん。」
つい先ほど呼びかけた関西テレビの田中さんからだった。
田中「木村さんがなー、そういうつもりやったら、こっちにも考えがありますよってな。」
拓哉「あの、さっきからムリヤリ関西弁でしゃべってないすか?」
田中「じゃっかーしわいっ!あ〜さて、この声に聞き覚えはおまへんかいな?」
ノッチ「ノッチでぇ〜す。」
拓哉「おぉっ、ノッチ!」
ノッチ「ノッチが誘拐されちゃったんですぅ(泣)」
拓哉「なにっ!!」
ノッチ「それにヤラれちゃったんです、また〜〜(号泣)」
拓哉「ばか!おまえ、なんですぐヤラせんだよ。」
ノッチ「あ、でも、それは合意の上ですから。」
拓哉「おまえ、愛媛の方じゃ昼の12時にやってんだから、そういうこと言うなよ。」
上野倉「(驚いて)マジで?」
拓哉「ホントだよ。」
ノッチ「(うろたえながら)ちがっ、冗談ですよぉ。ヤ、ヤっちゃったっていうか、ちが、もっとスゴイことで、あの・・・」
さらにスゴイことをぶっちゃけようとするノッチの声を消すように、拓哉と上野倉は「あーっ!あーっ!」と大声を張り上げる。

落ち着いたところで、田中さんは、ノッチ解放を条件に24時間以内に開局キッドを渡せ、と要求する。
「あ、いっすよ〜。」という拓哉の速攻かつ簡単な答えに、あわてる上野倉。拓哉は構わず続ける。
拓哉「あの、これね、いらないっすから。あと、ノッチも返さなくていっすよ〜。」
上野倉は「拓哉じゃイカン!」とばかりに受話器を取り上げる。
上野倉「おい、おまえ、田中!おまえ、TV局キッドを奪ってどうするつもりなんだ!!」
田中「決まっとるやないかいっ!『TV’s HIGH・大阪』を放送すんのや!」
拓哉「おっ、それ面白そー。がんばって、がんばって!YEAH!HEY、HEY!」
上野倉「ちょ、ちょっと待て!」
田中「こっちは面白いでっせ〜。弁護士の木村はんが四角い仁鶴とま〜るくおさめんの、やりまっせ!」
拓哉と田中さん、大爆笑。上野倉は1人苦虫をかみつぶしたような顔で「ばかっ!」と言って電話を切る。

拓哉「・・・なんで切んの?」
上野倉「おまえさ・・・ホントに、心にもないこと言うなよ。」
拓哉「いや、あるよ、心に。だっていらねーもん、ほんとに。飽きちゃった(はぁと)」
拓哉、おちゃらけて顔をひゅ〜っとのばす。
上野倉「ノッチ・・・ノッチさ、おまえに惚れてんだぞ。」
拓哉の顔色がすっと変わり、急に真面目な顔になる。
拓哉「なんでそういう生々しいこと言うの?」
上野倉「オレ相談されてさ・・・つらいってさ。あいつ、どういう気持ちで仕事したらいいかわかんないって。泣いてたぞ。」
上野倉の衝撃的告白にいたたまれず、目線をはずしながら神妙に聞き入る拓哉。
拓哉「いや、そう、ね、言われても、ね。」
上野倉「オレ可哀相になっちゃってさ・・・ヤっちゃったよ。」
拓哉「ヤるなよ!!」
上野倉「もう後戻りできねぇんだよ!!」
拓哉「知らねーよ!」
上野倉「知れよ、ポンコツ!!」
拓哉「ポンコツってなんだよ!!」
妙にテンションの上がった上野倉は、あくまでも挑戦的な拓哉を黙らせるためなのか、先日行なった番組オーディションに参加した水着姿の太めの女性3人を招き入れる。
女1「T!(腕を使って『T』を作る)」
女2「V!(腕を使って『V』を作る)」
女3「ズ・ハ〜イ!!」

オーディションで踊る女3。そしてCM。

上野倉と女3人で雑談をはじめたので、構わずに番組を進める拓哉。
以前からあたためてきた企画があるらしく、その全容を発表しはじめる。
テーマは、横断歩道の白線部分に横たわった全身真っ白の人を運悪く踏んでしまった人の半生。
イメージは大河ドラマ風。ヒロイン和久井映見、そしてその声を元ロッテの村田兆治にする、と言う。
「フォークの兆治!!」とフォークを投げる手のカタチを作って、力一杯カメラに見せつけて熱くなる拓哉。
拓哉の後ろで繰り広げられている雑談も熱くなってきたようで、番組の進行を妨げるほど大きな声に。
思わず怒鳴った拓哉の前から、そそくさと立ち去る4人。

怒鳴った勢いでどこまで話したか判らなくなったところへ、警官姿の淳が鼻歌まじりで部屋に入ってきた。
「ただいま〜。」
拓哉「おまえも『ただいま』かよー(困)」
「ごめん、ごめん。(軽く舌打ちして)足元見やがってよー。(胸ポケットから財布を出して)・・・はい、5万!」
拓哉「まじ〜!?・・・おまえ、やめろよ、そういうな、金で解決することはな。」
そんな言葉とはウラハラ、拓哉はこらえきれない笑みを浮かべて、渡された5万円をキッチリ数えて懐にしまう。
今、交番勤務だという淳に、拓哉はねぎらいの言葉をかける。
仕事は楽しいらしい。「今日も子供が拾った10円届けに来てから1万円くれてやったの」と嬉しそうに報告する淳。
2人して大爆笑。拓哉は笑顔のまま、さっきと同じ台詞を淳に向かって言った。
カメラもその不条理さに悩んだのか、下に流れたり、横線が入ったり乱れる画面。

淳は思い出したかのように1本のビデオテープを出してきて、「拾ったから流してみて」と拓哉に渡す。
拓哉は生放送だから何が入っているかわからないモノは・・・と躊躇するが、「ビビってんじゃねーよ」と淳が勝手に再生した。
映っていたのは、大通りからはずれた街の片隅にひっそりと置かれたこのビデオテープを巡回中の淳が拾うシーンだった。
淳が歌い出した♪世にも奇妙な物語のテーマ、続けて拓哉が歌詞をつけて歌った。
拓哉「♪おいなりさん、おいなりさん、おいなりさんはおいなりさん」

突然画面に砂嵐が走った後、全然違う場所を映し出す。大阪城、通天閣ときて大阪市天保山。
Yシャツにえんじのネクタイ、水色のジャケット、白いズボンに白い海兵帽の黒ブチメガネをかけた男たちが、ノッチを連れて倉庫のような建物へ入っていく。
拓哉「あ、あれ、ノッチ!?」
「あっ!それと関テレの田中さん。」
拓哉「いや、これ、やっさん(横山やすし)だろ、どう考えても。」
「ええっ!?」
拓哉、”春9000”のマウスを持つ。
拓哉「しょうがねーなぁ、とりあえず行くか。(淳に向かって)これ、すごいんだよ。あ、つかまって。」
そう言われた淳は拓哉の左腕にしがみつく。
やっさん・・・もとい、田中さんの上で止まっていたカーソルを「はい!」と言いながらクリックする拓哉。
すると一転、ノッチが連れてこられた倉庫の中へ。

田中「ようこそ、我が関西テレビ秘密アジトへ。」
一瞬どこにいるのかわからなくなった拓哉と淳に関テレ・田中さんが言葉をかける。
田中さんの後ろには、やっさん姿の関テレ職員(?)が10人ほど拓哉たちの様子をうかがっていた。
田中「ところで、TV局開局キッドは持ってきてくれたかね?」
拓哉「あーっ!!わす、忘れちゃった。」
この一言に襲いかかろうとする部下たちをなだめて田中さんは言う。
田中「ほんなら木村はん、ノッチはんがどないなってもええっちゅうんですな?」

ミカンやお茶菓子が用意されたコタツに入れられ監禁(?)されているノッチを見つけて歩み寄る拓哉。
が、関テレ職員に止められる。
一見普通のお正月なんだけど実はすごく変なことになっていると言うノッチは、確かに変で、身体にコタツがロープでしっかりとくくりつけられていて、急に立ち上がったかと思うと突然踊り出した。
ノッチ「もう逃げられないんです!!」
拓哉「踊ってんなら早く逃げろ、おまえ」
そんなノッチを田中さんと関テレ職員で無理矢理おさえつけ再び座らせる。
そして、「やめてーっ!」と叫ぶノッチの口に無理矢理お茶菓子を詰め込む。
ノッチとりつかれたように「うま〜い!」と言ってお茶菓子をほおばりはじめた。
田中「どうでぃ。これで助ける気が失せたやろ?」
拓哉「いや、最初から助ける気ないから」
田中「そっちがその気やったらな、腕ずくで取り返したる。おぅ!行っちまえ!!」

関テレ職員に囲まれる拓哉と淳。そこから大立ち回りがはじまる。
拓哉、1人投げ2人投げ、3人目の攻撃を拳法の構えでかわし動きを抑え込んで、手の甲を相手の顔に向け、メガネを人差し指と中指ではじくようにはずす。
淳もメガネをはずしていく。はずされたメガネは全部ノッチのところへ。
拓哉、4人目を回し蹴り。勢いで飛んだメガネもノッチへ。
5人目、腕をつかみ腹部をひざ蹴りしてメガネをはずす。もちろんこれもノッチへ。
最後に田中さんが拓哉に向かっていったが軽くかわされ、勢い余って淳にのし掛かる。
そこで拳を振り上げたが、拓哉につかまれてメガネをはずされた。それもまたノッチへ。
田中さん&関テレ職員がメガネを探し回っているところへ、西川きよし(生瀬勝久)登場。

きよし「やすしくん。」
田中「き、きー坊!!」
きよし「なぁ、ホンマのメガネはな、キミの心の中にあんねんで!」
田中「はっ!私は今まで何をしてきたんだ・・・。」
きよし「さぁ、ほな、ホンマのメガネ、心のメガネ、探しに行こか。なっ!さん、はい!」

♪めん、めん、メガネのよいメガネ〜 と歌いながら、やすきよ(偽)と関テレ職員(偽)は一列になって心のメガネを探しにアジトを後にした。
残された拓哉と淳、そしてメガネだらけのノッチ。

拓哉「・・・おれ、全然納得できないんだけど。」
「おれも納得しねーよ!!様子見てくる!」

淳もその場を立ち去る。淳の姿が見えなくなってからノッチに駆け寄る拓哉。
ノッチは何個も重なってかかっているメガネのせいで何も見えず手さぐり状態。
「ノッチ」と呼びかけた声で拓哉がそばにいると気づき、手を伸ばして、拓哉のほほに手を添える。

ノッチ「なんだか色んなことがありました。おみかん、どうぞ。・・・すごい、強かったぁ、木村さん。」
フッ・・・と不敵な笑みを浮かべる拓哉。
ノッチ「・・・夜も強いんだ・・・」
拓哉、ノッチの言葉を遮るようにフリップで画面を覆う。

【次回予告 天保山より愛を込めて トサカ伝説上半期総集編の巻なのだ!!】

☆ ちょ〜御勝手感想 from.レポ担 ☆

かなり深い時間に放送されるこの番組を平気でリアルに見ることの多い私ですが、この回は何故か(なんでだっけ??・・・ま、いっか(^◇^;))翌日の午後に録画したビデオで見て「もっと早く見てたらマジではりはり鍋食べにいったかも!?」と、あほぉなことを思ってました(苦笑)。
ま、そんなことはさておき。
上野倉からノッチの気持ちを聞いている時のいたたまれない感じ、この番組の中ではなかなか見られない表情で、なんだかとっても新鮮でした。
それでいて、一瞬で番組のテイストに戻っちゃうテンポがナイスですな〜。
それに、結構全編にわたって木村くんのツッコミ時が多いのですが、今回は開局キッドへの執着の無さをすっとぼけた表情と話し方でいろいろ表現してくれて、それもナイスでした。
あと、これは語っておかなければ!!
ホント、すごい、強かったぁ、木村くん。いや、夜じゃなくて(爆)
かなり高い位置で繰り出された回し蹴りのきれいなこと!ステキでございましたわん(*^。^*)
脇キャラでは今回大活躍の生瀬さん!まさか西川きよし(偽)でご登場あそばすとは。
以前やすしきよしの実録ドラマでまさにその役演じられただけあって、バリバリ似ておられました。

☆ ちょ〜御勝手タイトルを語る ☆

  • 番組の構成的には放映地域が限られているという状況を逆手にとった面白いものでしょうが、放送されずに悲しい思いをされてる方を多く知っていると、なんとも複雑な気分・・・(ー_ー;)
    ほんっと!お願いしますよ、関テレの田中さん!!そして未だ放送してない各TV局の田中さん!!
    一刻も早く放送を開始して下さ〜い。
    (何の関係もない田中さん、固有名詞おかりしてすみません。f(^^;))

★ ちょっとだけ・・・レポ後の経過報告 ★

  • 本レポ更新(2001・3・8)後、岡山・香川、そして待望の関西テレビでのOn−Airが決定したそうです。
    該当地域にお住まいで、放送を心待ちにされていた皆さん、おめでとうございま〜す!!
    On−Air後でも変わらず、このレポご愛顧下さいましね(^_-)−☆

 

 


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