1996年2月12日
「イサムノグチ地球を彫刻した男」
日本テレビ系
Reported By No.2140 Dのおんな
「懐かしいWhat’s upレポ 96.2.10」話の途中でイサム野口さんの番組のプレゼンターをすると言う話題があります。
札幌には野口さんの彫刻が多くて、大通り公園、モエレ沼など目にする事が多いんですよ。
96.2.12放送「イサムノグチ地球を彫刻した男」(日テレ系) この番組を見られなかった方は雰囲気だけでも味わってくださいね。
【96/2/10放送「What's Up SMAP」へ】
◆プレゼンター木村君登場。
デニムの上下に長髪を束ね中に紺色白のストライブのシャツ。
木村拓哉です。
いま僕は天国にいます。
いゃ、今「天国」と言う作品の中にいます。。(大理石の階段を下りてくる。)
うん、ちょっとまぶしくて、音なんかもかなり反響しますし、ちょっと寒いですね。(階段に座る。)
彫刻と言いますと、考える人とか、こう弓を引くヤツとか思い浮かべる人が、多数だと思うのですけど、彼はこの彫刻を取り巻く空間までも、自分の作品にしちゃったんですね。
(立ち上がる。大理石を歩いて、噴水の側に座り水をすくって。)
こう聞こえてくる水の音とか、いま吸っている空気。?
今ここにいる僕達までを・・・うん、それも彼の作品なんです。
(カメラを見つめて、)その人の名は「イサム ノグチ」
彼はついには、この地球までも彫刻にしょうとしました。
まあ、スペースシャトルからしか見れないような、スケールの大きい作品を夢見たんですね。
「イサム ノグチ」僕達の尺度では測りきれないような、芸術家の一生を見て行きましょう。
◆本編の放送に入る。
本編は仲代達也さんの語りでイサムノグチの半生が紹介されています。
◆放送20分後に木村君再度登場。
(大理石の階段に座っている。)
まぁ、芸術家と言うのは確かに頑固で気難しい人達です。
もちろん我イサムノグチも、例外ではなく飛びぬけて、自分の意志を貫き通す人でした。
今見てきたように、彼の半生が故郷と呼べる場所を求め続けて、両親からの暖かい愛情も残念ながら縁遠く、本当に凍りつくような孤独感と言うものを常に感じていたせいかも、知れませんが。
それだけじゃなくて、今の僕の言葉だけじゃ全然たりないぐらいなんですけど、でも彼はその暗いエネルギーを誰かの役に立ちたいとか、人を喜ばせたいと言う、すばらしい目的にそそぎこんだんです。
そのために彼は、本当に超人的な努力を惜しみませんでした。。
◆又本編に戻る。
木村君の登場はこれだけです。時間にしたら5分くらいです。
全部で45分くらいの番組でした。
短い時間でしたが、存在感が有って、又野口さんの生き方にも共感する物が何か拓哉君の中にもあったんでしょうね。