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第450回 No.88 meron


2月27日
★“ドラマを観て、こんな事を思った・感じたFAX”の巻★


★ 拓のおへそ ★
“プライド”を観て、こんな事を思った・感じたFAX、どんどん紹介

★ 今日の拓つぼ ★
これホントにWhat’s宛?
あの経験が無かったら
スイッチが入ったのは“盲導犬”
里中ハル、BBS書き込み未遂
素敵なディレクターさんたち
QUEENに日本語の素晴しさを習う

いや〜このWhat’sってゆう番組も・・・ねえ、こんな中身があるFAXが来る番組になったんだねえ、ええ。と感心している、わたくし木村拓哉がお送りしてます、木村拓哉のWhat’sなんですが。今夜もですね、TOKYO FMをキーステーションに全国8、え、83じゃないですね、38局ネットでお送りさして頂きます。早速、こちらいきましょう。“プライド”を観て、ドラマ“プライド”を観て、こんな事を思った・感じたFAX、どんどん紹介していきたいと思います。

◆今日のお便り1通目◆ 静岡県 ノゾミ 15歳
拓哉「あ、これも15歳ですね」)

「拓哉君こんばんは(拓哉「こんばんは」)。私は去年“GOOD LUCK!!”を観てパイロットになりたいと思い、今は“プライド”を観てアイスホッケーをやってみたいと思いました。単純ですね。(拓哉「ホントですね」)前にライブビデオを観て(“Drink!Smap!”のライブビデオを観て)、裏で働いてる人たちを観て、うぉ〜〜!っと思いました。私はドラマやライブやCDを観たり聴いたりする(拓哉「ん?」)、聴いたりする中で新しい気持になったりして何かを与えて貰っています。それで、いつからか、与える側になりたいと思うようになりました。そしてこのラジオを聞いて、拓哉君の話を聞いて、その大変さや厳しさや楽しさや嬉しさがわかるようになって、私も物を創りたいと思うようになりました。春から高校生になるんですが、何から始めればいいかわかりません。物を創りたいということは決まってるんですが、どんな仕事をしたいかも決まってないんです。でも、今から出来ることはありますか?拓哉君なりの答でいいんで、教えて下さい。お願いします。あと撮影は大変だけど、妥協しない撮影に係わっている皆さん、尊敬してます。いつか私も現場でそうゆうチームの一員として物を創っていきたいです」

ってゆうね。・・・どうする?(スタッフの笑い)こんなちゃんとしたFAXがWhat’sに。これWhat’s宛?ホントに。(おさむの笑い)ねえ、文化放送宛じゃないよね?これねえ。すっご・・・なんでこうゆうFAXがちゃんと来るようになっちゃったんですかねぇ?将来のねぇ?夢を、15歳のノゾミちゃんが。“何を始めたらいいか、わからない”って書いてありますけど。ど〜なんですかねえ。まあ、だから自分で“俺は絶対やりてえ”“私はこうゆうことやりたい”ってゆって夢が叶った人も居るだろうし。なんとな〜く、その仕事に就いた人ってゆうのも、実際問題居ると思うし。だからホントにあの、いい例が、僕はあの後者なんですよ。なんとな〜くっつったら失礼かもしんないけど。俺ホントにあの自分では全くこうゆう、なんてゆうの?ねえ?テレビに出たりとかってゆうのにホントに興味無かったし。逆に僕ねえ、ガキながらにアイドルのみなさん達が歌番組で、“(ザ・)ベストテン”とか“トップテン”とかあったじゃないですか?あの歌番組でアイドルのみなさん達が歌を歌うのを聴いてて、“なんだ、この歌”とかホントに思ってたんですよ、俺。いや、マジでマジで。それが逆になってるからねえ、今ねえ。うーん、ホントに人生ってわけわかんないですねえ。ってゆうか一番思われてるんじゃない?SMAPが。“オマエらがなんでテレビで歌ってんだよ”みたいな。ふははははは〜。
 『自虐的発言』
逆の立場になってんな〜とホントに思うんですけど。でも俺はホントにだから、こぅ自分でも履歴書を出してないし。その〜一回?面接ってゆうかオーディションに来て下さいって言われても、7回以上ばっくれてたしぃ、興味なかったから。だからホントにあの蜷川さんの舞台を、16の時に稽古をやって本番中に17、あ、違う、稽古中に17か。になって本番を迎えさせてもらった時の、あの経験が無かったら俺、多分やってないっすね。うん、だからあの時に蜷川さんの、蜷川幸男との出会いが無かったら、あと桃井かおりとの出会いがなかったら、俺絶対やってないね。多分、あの森よりも早く違う世界に、僕。だから、そうゆう?事をやってみたいって思えただけで、すっげえ豊かな事だと思うし、ノゾミちゃんが“将来、私こうゆう事を、物を創る仕事になりたいんだ”ってゆうふうに思えたこと自体がすげえ、その時点で俺はかなり素敵だと思いますけどねえ。

◆木村拓哉のWhat’s Up SMAP!!◆

今日のナンバーは今発売中のね、“JEWELS”に入っていないWhat’s版のQUEENの名曲特集でいきたいと思います。一曲目、QUEENで“I WANT IT ALL”

♪今日の1曲目 【QUEEN  I WANT IT ALL】

◆今日のお便り2通目◆ FAXネーム・カズ

「若い世代の、若い年代の人たちが今こうやってQUEENの曲を聴いたり、QUEENの事を話題にしてくれるの凄く嬉しいです。私の息子(中学校2年生)も、現在QUEENのアルバムを聴いて変な英語で口ずさんでいます。作られて何十年後、こうやって再び沢山の人に、いいなって思われる音楽・曲があるのって素晴しいですね」

ってゆうね、FAXが来てますけども。お母さんがQUEEN好きで、しかもその中学校2年生の息子も、今QUEENを口ずさんでる、みたいな、変な英語だけど。そ〜れ、かなり良いですよねえ。

◆タイトルコール◆

◆今日のお便り3通目◆ 福生市 フミコ

「拓哉君、こんばんわんわん(拓哉「えー、こ〜りぁどうだろう」)。最近、物造りというキーワードがよく登場しますが、タレントさんや特殊な職業の方の言葉のような気がしていました。私には無縁なんだと思っていたんですが、最近もしかしたら違うのかもしれないって思うようになったんです。物造りというのとは、少し形が違うけれど、自分の仕事や主婦とゆう生活の中で、私なりのやりがいを見つけることができました。とゆうか、気づくことができました。これもドラマ“プライド”のロケに参加させて頂いたからだと思うのです(拓哉「うん」)。タレントさんって、もっとちやほやされた感じだと思っていたんですが、過酷なスケジュールで何度も何度もOKが出るまで繰り返し、それでも疲れている姿を見せず、少しの合間でもリンクに飛出して行く木村くんを観ていて、凄いな〜と思ったんです。私は自分は(拓哉「ん?」)手を抜いているんじゃないかな?って思ったんです(拓哉「うん」)。どんな仕事でも、仕事に対する姿勢や気持は同じはずだ。そう思ったら主婦とゆうものにも目標が見えて来ました。木村くん、有難う。あの日の木村くんの姿は、ずっと私の支えになると思います。愛しています、主人の次に」

ってゆうね。(おさむ笑う)まあ、正解ですよね、これ、はい。これ〜一番です、とか言われちゃったらねえ、ある意味これFAX上の不倫ですよね。(笑って)いや、これはね、主人の次にってゆうところも又、渋いフミコさんなんですけども。う〜ん、どうしたの?今日。ねえ、なんかこれ最後にドン伝返しがあるんじゃないの?いつものWhat’sっぽく。ひょっとしたらこの扉から夏木豊さんとか出てこない?“はい、まんまと見事、大成功〜”って感じで来ませんね。何かこんな良い、とゆうか素敵なFAXばかりが来る番組じゃないと、僕は思ってたんですけどもぉ。うん。
 『じゃあ、どんなFAXがいつもは来るのさ?』
いや、どうっすかねえ。まあ取りあえず、あの〜今回は長野のビッグハットにしても、今現在撮影させて頂いてます横浜の、プリンスのアイスリンクにしても、まあ昨日もそうだったんすけど。昨日はね夜中3時ぐらいまでやったんすよ、リンクで。なんだけど、みんな3時ぐらいまで居たよ。ってゆうか、居てくれたよ。うん、まあホントにそうゆう参加してくれてるボランティア的な感覚で撮影に参加してくれてる人たちには、ホントに感謝なんですけど。まぁでも、そうですねえ、今のこの“プライド”ってゆうドラマの物造りに対してもそうですけど、やってることに、そのプライドをしっかり持って自分の仕事を続けている人ってゆうのは、やっぱりこぅ何て言うのかな、何かその仕事に対してスイッチが入るきっかけがあったと思うんですよ。うん、それが何なのかなあ、だから会社員の方も学生も主婦も、うん、まあこのね、フミコさんがおっしゃってますけども、みんな一緒、ってゆうね。一緒のはずですよってゆうふうになってますけど。まあでも自分、個人的には15?15歳でそうゆう形的にはジャニーズ事務所みたいな所に行ったりとかしてますけど。やっぱりその、さっきも言ったけど、きっかけになったのは舞台かな。蜷川幸雄さんの“盲導犬”ってゆう舞台かな。台本ってゆう物を手にしたの、それが初めてだったから。そっからだね。だから、まあこうゆうふうにとってしまうと、かなり手前味噌かもしれないんですけど。自分はその16、17の時に経験させてもらった“盲導犬”ってゆう舞台がきっかけになっているし。でもこうやってFAXを送ってくれる方とか、15歳のノゾミとかのFAXを読むと、自分がやってる作品、今の“プライド”ってゆう作品が、みんなのスイッチを入れてる、とゆう感じに受けとると、かなりやりがい有りますね、これは。うん。
あのね、この間あの〜パソコンってゆうのをですね、珍しくメール以外の使い道を、僕はあのちょっと試みてみまして。フジテレビが開いてる“プライド”の何かホームページみたいな所に僕行ってみたんですよ。(おさむ「うん」)凄い、行けたんだよ、俺。凄くない?ほんで、その何かBBSってゆうの有るでしょう?あのタイヤのホイールじゃないよ。BBSってゆうね、何かね、こう書き込める所があんのよ。
 『ちなみにbulletin board system電子掲示板システム、ざんす』
あ、ホイールよりそっちの方が有名なの?俺はホイールだと思ってたから、BBSって。ほんで、そのBBSってゆう所に、クリックして、で、読んで。そうすっと、“あ、みんなドラマを観た人たちは、こうゆう事をこぅ書き込みに入れてくれてるんだ”みたいな事を、ちょっといろいろ感じたりとかして。で、中には小学生の書き込みとか。“すげえ、小学生がパソコンやってんだ〜”とか思いながら小学生の書き込みを読むと、(ボンという音)あ、ごめんマイク当たっちった。あの〜何?“僕もあのプライドを観て、ハルみたいなホッケー選手になりたいと思っています”っていうふうに書いてくれてたりとか。結構ね、凄くあの自分の生活の一部ってゆうか、自分の一部に今やってる作品をしてくれてる雰囲気が凄い伝わってきて。かなりやりがいになりますね。でね、実はね俺、里中ハルでね、書き込みもしたんだよね。(おさむの笑い)
 『何ですと〜????』
それでね、一応まだそれ“載ってんのかな〜載ってないのかな〜”って凄い気になって、何か再度読み込みってゆうの、あってるよね?再度読み込みってゆうのでパコパコパコっつってやってみたんだけど出てこねえの。“あれ!?”と思って、んで、次の日スタジオ行って、広報の責任担当の、まあ“TV’s HIGH”ではお馴染みの、小中ももこさんにですね、“ねえ、俺昨日、書き込み入れたんだけど入ってこないんだよねえ”とかって言ったら、“それ、タイトルとか何て入れました?”ってゆうから、“え?里中ハル”って言ったら、“あ〜〜、それ系は全部ひっかかっちゃうんですよねえ”とかいって言われて(おさむの笑い)。
 『あ〜〜甘い、甘いよ〜〜』
うん、NGワードで偽物が現れないように、ひっかかるんだって。本物がひっかっかっちゃって(おさむ笑う)“おいおい〜”とかゆうことになってるんですけどぉ。だから結局は、あれはdelete(消去)されたらしいです、僕が書き込んだヤツは。はははははは。だから幻の里中ハル、書き込みメッセージになったらしいんですけどねえ。うん、まあ取りあえず最終回前ぐらいには、もう一度チャレンジしてみようかな〜と。で、里中ハルだとひっかかるって事がわかったんで、今度は違う、What’sか何かで入れてみようかな?What’s海賊団ってゆうので、ちょっと入れてみるのはどうですかね?え?What’sはNGじゃねえだろう?何でWhat’sがNGになんのよ、それ失礼だろう〜。十年間もやってんだから。あ今度それで、もう一回やってみよう、ちゃんと

いや、でも何か、こうゆうみんなからのFAXを読むと、かなりあれですね、素敵な番組になってきましたねえ、このWhat’s。やばいですねえ、じゃあちょっと気持が良い感じなので、またまた先ほども言いましたQUEEのナンバー、ここでお届けしてみたいと思います。え〜今日のWhat’s、“JEWELS”に入ってないQUEENの名曲ということでお送りしてるわけなんですけども。続いては、これねえ確かハルのセリフでもあったような気がするんですよねぇ、ええ。これ僕も大好きなシーンでした、撮影現場も最高でした。それではいきましょう、(エコー)パーティーだ!っとゆうことで、この曲、QUEENで“Party”

♪今日の2曲目 【QUEEN  PARTY】

QUEENで“Party”でした。

◆タイトルコール◆

引き続き、“プライド”を観てこんな事を思ったとか、こんな事を感じたってゆうFAX、紹介したいと思います。え?男なの?これ。あ、ホントだ、これ僕って書いてあるよ、パンダ君ですね。いきましょう。

◆今日のお便り3通目◆ 青森県木造町 FAXネーム・パンダ 16歳 

「木村くん、こんびんびーん(拓哉「はい〜」)。僕は地元の高校に通う高校一年生です。この間ラジオで木村くんが、現場について興味が有る人はFAX下さいと言っていたので送りました。ちなみに初FAXです。僕は物心ついた時からテレビドラマが大好きで、小学校低学年からずっと観てきました。ある時、“ロングバケーション”を観て、木村くんのドラマにとても興味を持ちました。それから放送された木村くんのドラマ、以前やっていた物もレンタルビデオを借りてきて全て観ました。(一番好きなのは“HERO”です)そうする内に何時しか僕は、自分もこうゆうドラマを木村くんと作りたいと思うようになりました。そして毎週金曜のお楽しみタイム、What’s Upを聴いていると、現場の事を最近木村くんが話していたのでFAXしました。木村くん、僕はディレクターとして何時か木村くんと仕事をしたいんですが、ディレクターとは現場に居る中で何が最も重要ですか?また、どんなディレクターとなら又、仕事をしたいな〜と思いますか?教えて下さい」

ってゆうね。ちなみにリクエストが来てます、このパンダ君から。リクエスト、SMAPの“オレンジ”。(おさむの笑い)「僕の一番大好きな曲です」ってゆうねえ、パンダく〜ん。パンダ君だよ、やっぱり〜。高校一年生で一番好きな曲がSMAPの“オレンジ”ってゆうねえ、なんですが。凄く熱い気持が伝わってくるんですが、今日のWhat’sはですね、残念ながら全曲QUEENとゆうことでお届けしてますんで、今日はね〜ちょっと“オレンジ”はね〜、難しいかな〜と思うので、今度ぜひこのパンダ君の期待に応えて“オレンジ”のほう流したいな〜と思うんですけども。
これ、凄いFAXですね!高校一年生のパンダ君がですよ、“監督になって木村とドラマ撮ってみてえな”ってゆう事ですよね、これ。すげえ!こ〜れ、すげえぞ。これ是非なって欲しいですね〜、うん。でも、あの痛〜いデレクターにはなって欲しく無いなあ。(おさむの笑い)痛〜いのは、ねえ?まあでも、あのこのFAXにも書かれてますけども、またこの人と一緒に仕事をしてみたいな、ってゆうディレクターって、やっぱり居ますよね、現に。うん、あの〜僕、案外そういった面では、ま〜このパンダ君のFAXに準じてこう考えると、結構やっぱそうゆう人とやってるかなあ。だ、TBSさんのドラマをやらして頂く時も、案外そうゆう流れが多いかな?うん、で〜今現在は中居の“砂の器”ってゆう作品を撮ってる福澤さん(福澤克雄さん)ってゆうね、福澤諭吉の曾孫さんにあたる人なんですけど、その人は“GOOD LUCK!!”で初めて一緒に物造りをさしてもらったんですけどぉ。その人はね、正直思いましたね、うん、“またやりてえな”って。あの〜さんまさんがスペシャルでやった“さとうきび畑(の唄)”の、あったじゃないですか?あれもその福澤さんってゆうね、通称じゃいさんって言われてる人なんですけども。“金八先生”なんかも担当してる人で、何かねえ、凄くメンタリティーの拾い方が凄く素敵な人だな〜と思ったりとか。その他にも土井さん(土井裕泰さん)だったりとか生野(生野慈朗さん)さんだったりとか、もう素敵な人は沢山居ますからね。ホントに。
 『土井さん・生野さんお二人とも、“ビューティフルライフ”などで仕事をしてますね』
だからやっぱり、あの監督って呼ばれる人たちって、やっぱ独特な引き出しがありますよね。え〜じゃあ一つの作品を何人かのディレクターで振り分けますよってなった時に、全くおんなじ様なテイストだとつまらないし。出る側から見てておもしろいのが、やっぱり監督と監督って、どっか、別に敵対心は無いと思うんだけど、やっぱりね、こう張り合う意識ってゆうのは、どっかしら有りますよね。“あ〜あいつがこうゆう感じで作品を上げて来たんだったら、俺は今回じゃあコレ行くよ”ってゆう感じの、何かしのぎあいってゆうか。だ(から)、先輩後輩関係ないですからね、監督って。だ(から)、そうゆう所もシビアで素敵だな〜とも思うし。でもやっぱり僕が、うん、思ってしまうのは、ディレクター・・・にはね、凄く人を観ることが大好きな人が監督に向いてんじゃないかな〜と思うな。うん、だから偏った恋愛観だったりとか、偏った物の見方だったりとか、金銭感覚もそうだし、ファッション感覚もそうだし。いろんな事を、あの平均って僕良くないと思うんですよ。平均を、世の中の平均値をとって、あのぅ撮影をしていく監督ってね、俺最低だと思うんですよ。マーケティングを凄く意識したような監督とか。そうゆうのって監督じゃないと思うんですよね。うん、だ(から)監督ってやっぱり自分の意志?そこをやっぱり(鼻をすすって)僕は求めちゃうかなあ。うん。

え〜それではですね、この曲、次いってみましょうか。あ〜でもね、この曲、丁度あれなんですよね。さっきFAXをくれた人ですよね?カズさん、あ、おんなじ人ですね。息子さんが中学校2年生の方からの、さっき読んだファックスと同じ人からリクエスト来てますね。

◆今日のお便り4通目◆ FAXネーム・カズ(本日2回目です)

「木村くんは、“手をとりあって”を聴いたことがありますか?日本語で歌う部分があって、QUEENファンとしては凄く嬉しかったのを思い出します」

ってゆうね、同じくカズさんからなんですけども。うん、ホントに日本語で歌ってんの?これ。何か始まり方、かなり良くない?(紙をめくる音)それではいきましょう、QUEENで“手をとりあって”

♪今日の3曲目 【QUEEN  手をとりあって】

(拍手しながら興奮して)やばい・やばい・やばい、これやばい!やばいよ、ちょっと〜。(おさむ爆笑)これ、ちょっとやばい!こ〜れは良い歌ですねえ。こんな曲、俺、ホントに知らなかった。そして、あの日本語の素晴しさってゆうのを、何でQUEENから教えられるんだろうって、今ちょっと思ったんですけど。何ですか?これは。あのね、ONEPEACEを読んで、日本語って捨てたもんじゃねえなって思った感動と、似た感動がありますね。で、もちろんこんな言葉使わないじゃないですか、今のこの日本語の歌の中で、あの〜“静かな宵に光を灯し、愛しき教えを抱き”ってゆう、あり得ないじゃん、こうゆう曲の、こう日本語って。日本語っていいなって、この曲を聴いて今凄く思いましたね。この鳥肌感はきっとそうゆうことだと思うんですけど。いや〜〜〜、これ良いリクエスト送ってくれたわ〜、カズさん。これねえ、絶対ね〜息子さんにも聴かせて欲しいなあ、中学校2年生の。で、中学校2年生の息子さんが、つたない英語で、わけわかんない英語で歌ってる中で、こう日本語で歌ってる、このね?感じを、うあ〜、これ良いよ。カズさん、ナイスリクエストです、有難うございました。本当に素敵なリクエストを有難うございます。

◆タイトルコール◆

来週のこの時間まで、What’s Up!とゆうことで、木村拓哉でした。これヤバイよね、ホントに(おさむ「はははは、やばい、これやばいよ」)。これホントに。

注)QUEENの“手をとりあって”の歌詞(放送中に一部読まれたもの)を引用しました。


ドラマのBBSを覗いてみた、なんて、驚きの発言でしたね!今回は残念なことに載らなかった、本物の里中ハルは、どんなメッセージを書いてくれていたんでしょうか。是非とも、もう一度トライしてみて欲しいですね〜、待ってますよ。色あせないQUEENの曲の数々を楽しませてもらっているmeronが担当でした。


2/20

第449回 No.302 ベガ


★ 2月20日 “Queenトリビア話”の巻 ★



★ 拓のおへそ ★
“I Was Born To Love You”は2バージョンある
Queenは実はインテリのバンドだった
フレディ・マーキュリーは自分の死期を知ってもレコーディングを続けた

★ 今日の拓つぼ ★
“Show Must Go On”の歌詞の精神に感動
ばっくれないのがオレのプライド
今、最後だったら・・・ドラマを撮るんじゃないかな

(すごい鼻声です)本日のWhat’sはたっっくさん届いている、え〜“QueenなFAX”をQueenトリビアとして、御紹介していこうと思います!まず一発目のFAXはこちら。
東京都在住、ペンネーム・2月19日以降なら15歳というね、ユウキから来てます。ということは、昨日15歳になったんですね。Happy Birthday!なんですが、内容の方、早速紹介したいと思います。

◆今日のお便り1通目◆ 東京都 FAXネーム・ユウキ

「拓哉くんこんばんばーん。この前インフルエンザになったけど、普通にWhat’s聴いてました。」

っていうか僕は今、普通にインフルエンザ中ですけど普通にWhat’sやってま〜す!!(ヤケクソ)って感じなんですね。
 『冬ドラマの時って大概風邪ひいちゃうね。スケジュール過酷だから仕方ないけど。』

「ところで、Queenの“I Was Born To Love You”は、2バージョンあることを、拓哉くん知ってましたか?(拓哉「ナニ?」)もともとこの曲はQueenのボーカル、フレディ・マーキュリーのソロアルバム“Mr.Bad Guy”に収録されていたもので、それを、フレディ・マーキュリーが亡くなった後、他のメンバーがアレンジをし直して“Made In Heaven”っていうアルバムに収録したそうです。なので、ドラマ“プライド”の主題歌になっているのは、アレンジをし直した後のQueen版、“I Was Born To Love You”です。そこで今日はアレンジし直す前のフレディ版“I Was Born To Love You”をリクエストしたいと思います。どういう感じなのか楽しみにしてまーす。では、ケガと病気に気をつけて“プライド”の収録頑張ってください!」

っていうね、ユウキ、昨日で15歳になったHappy Birthdayほやほやのユウキからのリクエストが来てますけども。え〜じゃ早速ですね、今日はQueenの“I Was Born To Love You”ではなく、フレディ・マーキュリーのソロバージョン、こっちの“I Was Born To Love You”からスタートしたいと思います。

◆木村拓哉のWhat's Up SMAP!!◆

それでは聴いてください、フレディ・マーキュリーで“I Was Born To Love You”。

♪今日の1曲目 【Freddie Marcury  I Was Born To Love You】

(拍手しながら)ヤオヤオヤオ〜!え〜今流させていただいたバージョンが、フレディ・マーキュリーのソロバージョンの“I Was Born To Love You”ということで。これすごい新鮮ですね、こうやって聴くと。いかにもリズムボックスがベースになってるようなオケですけど。これは1985年のリリースなんですけども。ま、こっちの方はね、あの〜まあオリジナルの方はロック色がこう、薄くて、ちょっと、ディスコでかかってもおかしくないみたいな、ナンバーになってますけども。ま、この後もですね、え〜木村拓哉のWhat’s、“へぇ〜”ではなく、(可愛げな声で)“くぃーん”っていうふうに、体が唸るぐらいのQueenトリビアの方をご紹介していきたいと思います。

◆タイトルコ−ル◆

早速いきたいと思います。(エコー)Queenトリビア〜!!ワオワオワオ〜!
(BGMはQueenの♪“We Will Lock You”)

え〜これFAXがね、すっばらしいFAXが来てるんですが、残念ながら名前がないんですよ、これ。FAXの送信者。でもね、発信元はね“マツオ”って書いてあるんですよね。(笑)これ“マツオ”ってのがまた微妙なんですけども。え〜ぜひぜひこんな素敵な内容のFAXには名前と住所をね、明記しておいてほしいなと思いますけども。早速紹介したいと思います!

◆今日のお便り2通目◆ 名前ありません

「拓哉くん、“プライド”見てます。最高です。Queenの曲もすごくマッチしてます。この間What’sでQueenに詳しい中学生のFAX読んでましたよね。私は中学生ではありませんが、高校生の頃Queenが大好きだったので、Queenにまつわるウンチクをここで言わしていただきます(拓哉「・・と。」)。ドラマの撮影現場で使ってもいいですよ〜」

・・って書いてありますね。言われなくても絶対に使います!これ。ははは(笑)、ごめんなさい。それでは、早速、その1から紹介していきましょうか。Queenトリビアその1!(BGMストップ)

「プライドで使われている“I Was Born To Love You”は、もともとQueenの曲ではなく、フレディ・マーキュリーのソロの曲である。
(BGM“I Was Born To Love You”)
ドラマの主題歌で使われている“I Was Born To Love You”はQueenの名義のものですが、これはQueenのボーカルであるフレディ・マーキュリーが亡くなった後、Queenのメンバーが彼のソロの曲の演奏部分をQueenのメンバーのものに差し替えたもの(拓哉「だということですね」)。フレディ・マーキュリーの“I Was Born To Love You”は1985年リリースなんですが、Queenの“I Was Born To Love You”は1995年、(拓哉「10年後ですね、要は」)フレディ・マーキュリーが亡くなった4年後にリリースされている(拓哉「・・と」)。だからそのアルバムタイトルは“Made In Heaven”、天国でフレディ・マーキュリーが作ったアルバムという意味が込められている」

・・・そうですね。これ、あの〜オープニングのFAXと似た感じの内容でしたが、今回のこのドラマ“プライド”でスタッフに渡されたCDが、え〜その、フレディ・マーキュリーが亡くなった後にQueenのメンバーがフレディの声に乗せて、当てて、オケをこう作って収録したアルバム“Made In Heaven”っていう。で、そのね、CDを渡されて、オレ「何、このCD?」ってやたら変に思ってたんですよ。で、Queenファン曰く、「このCDはね、ある意味邪道なのよ」ってことをオレちらっと耳にした時に、「何でそんなこと言うの」って、オレすごいちょっとね、カチンときてたんですけど。今ここに来てやっと真相が判ったような気がしますね。「あ、“Made In Heaven”ってそういう意味なんだ」っていう・・ことが何か伝わってきた時にこのアルバムの重み?っていうのが伝わってきたんですけども。これは〜もうドラマの現場で使いまくりますね、僕。ありがとうございます。ええ、発信元“マツオ”のFAXありがとうございます。
え〜そして、その2!紹介していきましょう。

「Queenというバンドはロックバンドとしては珍しく、インテリのバンドだった(拓哉「・・・と」)。
(BGM♪“Bicycle Race”)
インパクトのあるビジュアル面が取り上げられがちなQueenなんですが、みんな学歴も良く、きちんとした教育を受けているメンバーなのが特徴です。ボーカルのフレディ・マーキュリーっていうのはデザインの勉強をして、Queenのジャケットはフレディ・マーキュリー自ら全て担当していた。(拓哉「ほぉー」)で、他のメンバーもですね、電気工学、歯科医学、天文学といった教育を受けていて、ギターのブライアン・メイ・・」

・・っていうねぇ、ギターの人がすごいかっこいいねぇ。ライブではね、おいおいその短パンはねぇだろーっていう黄色の短パンはいてギター弾いちゃうような人なんですけども、ブライアン・メイっていうね〜人はですね、大学院を出て、学校の先生もしていたと。

「そのブライアン・メイのギターは、最初は彼の手作り・・」

(BGMがフェイドアウトして)
これすごいっすね!!Queen。「ま、とりあえずバンド組む?」っていう話になって、「ギターないなあ、どうしよう、じゃオレ作るわ」って言ってギター作っちゃう(笑)っていうバンドですからね。これすごいいいバンドですよね。「じゃオレ・・ジャケットさ、オレデザインやってたから、ジャケットはオレがやるから、じゃお前ギター弾くんだったらギター作って?」っていう。「OKOK、ギター作ってくるわ」って言って、ホントにやっちゃうバンドですからね。で、一人は音響やってたんでしょ?もう完璧ですよね。こういう何か、知性とアイディアの塊のバンドっていう感じがしますけど。プロデューサーがいたりとか、あの〜・・マネージメントがいたりとかっていうのはもちろんあったとは思うんですけど、バンドのメンバーだけでバンドの中身を全てこう・・決められるバンド?っていうのはすごいですよね。うーん。すっげぇ。大学院出てて学校の先生やってたっていうんですよ?っていうか学校の先生よりはギタリストになってしかもQueenのギターがオレの学校の先生だったんだよってなったら、そうとうクールですよね?すごいなあーそれ。教え子たちがライブ会場に来てたら何かそのカットバックとか見てみたいですよね〜。先生が黄色の短パンはいて、あの〜ねぇ、こうギターを奏でてるところの客席には、その当時その人が教えていた、ブライアン・メイが教えていた教え子たちが会場にこう聴きに来てるなんていう・・絵柄見たらヤバいですよね。素晴らしい素晴らしい(拍手)これ素晴らしいですね。
え、それでは、まだありますね。Queenに関する知識として、その3、があります。

「フレディ・マーキュリーは自分の死がわかった後もレコーディングを続けた。
(BGM♪“Let Me Live”)
1991年11月の24日、フレディ・マーキュリーはHIVでこの世を去りましたが、彼は最後まで音楽にこだわり続けたそうです。(拓哉「うん。」)亡くなる年の初め、1991年の初めにQueenはアルバムを出してます。“Innuendo(イニュエンドゥ)”という実質的なQueen最後のアルバムなんですが、この制作の時期に、彼は近い未来に訪れる自分の死を、もう自分で知っていた(拓哉「・・・と」)。それどころか、既に自分で立つことも出来ず、座ったままだったと、言われてます。(拓哉「うん」)。このアルバム“Innuendo”のラストを飾る曲のタイトルは何と“Show Must Go On”。彼はこう歌ってるわけですね。“ショーを続けなきゃいけない”。(拓哉「うん」)“ショーを続ける力をオレにくれ”(拓哉「っていうふうにね、歌ってるらしいんですけども。」)フレディ・マーキュリーはこのアルバムを出した年の11月にHIVで亡くなります。自分がHIVであることをマスコミに告白した翌日に亡くなってるんですね!(BGMフェイドアウト)

ね!いやあ〜すごい。もうこんな話を聞くとですねぇ、やばいですよ!僕スイッチ入っちゃって。

やばいやばい、これはやばい。もうやばいやばい。なので、早速この曲、聴きたくなっちゃったんで、え〜勝手ながら、かけさしていただこうと思います。オレの独断と偏見で行きます。Queenで、“Show Must Go On”。

♪今日の2曲目 【Queen  The Show Must Go On】

どうですか?これがフレディ・マーキュリーが、自分はもうHIVでもうそろそろ死ぬであろうと!自分でわかっていてレコーディングした曲ですね。うん。しかもこのアルバムの最後のナンバーに選んだ曲ということで。聴いてもらったのはQueenの“Show Must Go On”という曲だったんですけども。すごいですねぇ、これ。CDの歌詞カードに入ってます日本語訳のね、部分をちょっと目を通してみたんですけど。曲が流れている間。すごい、これは。うん。「ショーを続けなければならない 僕は空を飛べるんだ」っていうふうに歌ってますけど。まあ、自分の近い将来のね、死を知っていたフレディがどういう思いでこの詞を書いたんだろうなあと思いますけど。え〜その先にはね、これもすごい言葉だなって思うんですよ。あの〜「メーキャップは剥げ落ちても笑顔は消えない」っていう。うん。「僕の魂は蝶の羽のように彩られて昨日の嘘は大きくなりこそすれ消えることはない」っていう。「僕は笑顔で立ち向かう」と。「決して屈するものか」と。「ショーは続いていく 僕はトップにたつ 他のものを徹底的に打ちのめす 続けていく意思が欲しい」っていう。「このショーを続けていく このショーを」、“Show Must Go On”っていうねぇ。ええ、詞なんですけども。

◆タイトルコール◆

“show”っていうふうにね、表現すると、僕たち日本人にはどうしてもこう、ショーアップ的な、うん、エンターテイメントっていう捕らえ方をしてしまいますけども。この“Show Must Go On”っていう歌の中に出て来る“show”っていうのは多分フレディ・マーキュリーのもう人生がそのまま“show”だったんじゃないかなと、思わせるような、考えさせられるような、うん、1曲だったんじゃないかなーと僕はすごい、この詞を読んでて思ったんですけども。
いや〜、やっぱすごいですね。事実を知ってから読むとますます・・あの、歌ってすごいんですね。マジで。だ(から)オレらさあ・・こう・・微妙なのがさあ、歌手って言い切れないところが微妙じゃない?うちらって。SMAPのチームって。だからそこがやっぱり、自分らで曲を作ってないっていうことの・・大いにあるとは思うんですけども。でも一表現者としてはすごい、やっぱ尊敬以上のものがありますね。これは。っていうかもう勝てねぇっていう感じしますね。この面では。オレこの曲、聴いたことはあったんですけど、何かこういう印象は全然なかったので。あらためて・・何か、聴き直しちゃいましたね。うん。こういうきっかけをくれた名無しの権兵衛さんでしたけども。発信元“マツオ”というすごく丁寧なFAX、ホントにどうもありがとうございました!

TOKYO FMをキーステーションに全国38局ネットでお送りしてます、今日はQueenについて語りまくってますね!木村拓哉のWhat’sなんですけども。
え〜その3ということで、先ほどありましたね、「フレディ・マーキュリーは自分の死がわかった後もレコーディングを続けた」っていうのが、あったんですけども。ちなみにQueenのベストアルバムがですね、ちょうどフレディ・マーキュリーが亡くなる頃にリリースされてるわけなんですけども。これにもちゃんと逸話がありまして。もうすぐ自分のこう・・ね、最後は近いということを知っていたフレディの希望で、本人の希望で、「いや、ベストアルバムはもう悪いけど後に回してくれ」っていう。レコーディングっていう作業が出来るうちにオリジナルアルバムっていうものをちゃんと作らせてくれっていうことで、ベスト版の販売っていうか、こう制作が後回しになったという。うん。それで出来たのがさっき聴いてもらった“Show Must Go On”が入っているQueenの実質的なラストアルバム“Innuendo”っていうものなんですけども。これ、もう、半端じゃないですよね。だって、自分がもうすぐ死ぬんだよってわかってる状態でモノを作り続けることができるっていうのは、相当ですよね。うん、それをだからオレは最後にやらなきゃいけないんだよっていうふうに、こう・・ねぇ?そういうマインドでモノを作れるっていうのはすごい人ですよね。うん。ま、この人にとっては音作りだったのかもしれないけど、でもそれイコール、まあ、さっきの歌じゃないですけど、“Show Must Go On”っていうね、詞にも出てきたように、曲を作る、アルバムを作るっていうこと自体が自分のホント、人生そのものみたいな、うん、感じの方だったと思うんですよ。んでね、オレ、すごいなあと思うのが、ま、確かにDeep Purpleとか、他にも、Van Halenだったり、Aerosmithだったり、いろんなこうKissだったりね、いろんな偉大なロックバンドっていう存在はいるじゃないですか。勿論Rolling Stonesもそうだと思います。Beatlesもそうだと思います。なんですが、Queenの影響を受けているバンドっていうのは、実は少ないらしいですよ。うん。で、これは、Queenの影響が少ないからじゃなくて、Queenのオリジナリティが高すぎて、結局真似できる人がいないと、言われてるらしいですよ。Queenに関しては。だってさ、オペラが入ってるバンドですよ?!ロックバンドで。で、クラシックの要素も入ってて、で、かと思いきや、ねぇ、ディストーション(=歪み:distortion)ガリガリのギターサウンド(=ギターの音をウィ〜〜ンって歪ませるサウンドのことをいうそうです)があったりとか、ドラムも入ってたり、するじゃないですか。それで、Queenっていう存在が特別視されてるらしいんですけども。
あとね、この話は有名なんですけど、Queenっていうバントの名前の由来。皆さん知ってますか?Queenってほら、そのままね、訳せば“女王様”とか“女王”っていう意味だとは思いがちなんですけども。隠語ってあるじゃないですか。隠語、ま、その言葉に隠されてる、まああのホントに何ていうんだろう・・どういうふうに表現すればいいんだろう、隠語って。あの〜まあそのままになっちゃうけど、隠された別の意味?としてですね、Queen、“女王様”だけではなく、Queenイコール“おかまちゃん”っていうね、意味があるらしいんですよ。(紙をめくる音)いや、これフレディ自身、フレディ・マーキュリー自身が「いや、オレらのバンドさ、“Queen”でいこうよ」っていうのって(笑)、そのままじゃないですか。自分がゲイであるフレディ・マーキュリーが「Queenでいこうよ」っていうこのユーモアのセンス?うん、これもまたかなりぶっ飛んだいいセンスしてますね〜っていう感じなんですけども。このですね〜Queenについてすごく熱い気持ちで語ってくれているFAX、もう残念ながらホントにねぇ(紙をめくりながら)名前が記入されてないんですけども、このFAXにはですね、こんな締めが書いてあります。読んでみましょうね。

「ロックバンドっていろんな伝説をそれぞれ持っているものですが、私にはQueenが最高のバンドでした。見た目の派手さだけではなく、全てがとてもドラマティックなバンドでした。ちなみにこのQueen、今でこそ世界的に有名なバンドですが、売れたきっかけは、何と、日本です。日本から火がついて、世界に羽ばたいたバンドです。(拓哉「ホントですかね、これ。すごいな。」)21世紀の今、その日本でまたフレディの歌声がブームになっている、天国のフレディもさぞかし喜んでいることでしょう。」

う〜ん、いやぁ、このFAXの締めの部分、ちょっと、じーんとしちゃったので、え〜本日、2回目になっちゃいますけども、ここでまたこの曲行きたいと思います。Queenで“I Was Born To Love You”、もう今度はね、Queenのバージョンで行きましょう。ではラジオの前の皆さんも、ヘッドフォンをしている僕も、そして天国のフレディ・マーキュリーも一緒に聴いてほしいと思います。Queenで“I Was Born To Love You”。

♪今日の3曲目 【Queen  I Was Born To Love You】

やーすごい。もうホントにねぇ、自分がもう少しでこの世からいなくなると知った後で、自分の最後にこう・・すべきことを、レコーディングっていうふうにね、選んだフレディ・マーキュリーなんですけども。これを自分に置き換えて考えると何か、どうなるんだろうって思いますよね。じゃ木村拓哉っていうのは自分がもう死ぬんだってわかっていたとしたら、最後に何するんだろうなあって思うと、今で言ったら、じゃ何かなって思ったら、やっぱオレ・・多分撮ると思うよ、ドラマ。うん、あの、ばっくれないのが自分におけるプライドじゃないかなあってひとつ思ってたので。家族と過ごす時間がホントに少なくなるかもしれないけど、今自分がやってる、ね、続けてることって、まあ家族を愛すっていうことは、それはもう多分死ぬまでコンティニューだと思うけど、それ以外としては、今、“プライド”のドラマの撮影だったりとか、っていうのはあるじゃないですか。だ(から)多分ね、オレ撮ると思うよ。だ(から)自分の最終回行く前にとりあえず最終回撮りあげてぇなっていう気持ちにはなるとは思いますけどね。まあ体が言う事きけば。気持ちがわかるとまで偉そうなことは言えませんけど、オレもそっちの、あの・・人間かなと、ちょろっと思いましたね。“Show Must Go On”っていうか、“I Was Born To Love You”っていう、この曲がまたテーマソングになってしまっている今回の“プライド”なので、この命続いていく限り、っていうまたね、これ歌の最後がそういう最後なんですよ(苦笑)。“I Was Born To Love You”って。だからこれはひとつあるんじゃないかな。だからこれは、あの〜家族に対しても言えることだし、今作ってるもの?作品に対してもそう言えることなんじゃないかなーと思うので。(息吸って)うーん、自分もそうなんじゃないかなー。

◆タイトルコール◆

っていうか、ものづくりというか、表現者としてはそういうふうに思っていられたら一番の幸せなんじゃないかなと思うので。うん、何か、フレディも、まぁどういうね〜、形で、ねぇ、天国に召されたかは、ま、本人にしかわかんないと思うんですけど。うん。きっと幸せだったんじゃないかなと思いますね。
それでは来週のこの時間まで!What’s Up!ということで、木村拓哉でした。

注)レポ中、Queenの “The Show Must Go On”の歌詞(日本語訳・放送中に一部読まれたもの)を引用しました。
 

ひとつのアーティストを、そのエピソードと自分の思いを重ねて紹介するという、ある意味FMらしい内容でした。木村拓哉としての“プライド”のままに、今をやりとげてほしい、そう感じます。インフルエンザ真っ只中でつらいでしょうけど、ファイト!

最近、ドラマやWhat’sの影響か、“I Was Born To Love You”が頭の中をぐるぐる回って離れませーん。はい。てなわけで、今回はベガが担当しました。
 

2/13

第448回 No.42 久美子


★ 2月13日 “よもやま話”の巻 ★


★ 拓のおへそ ★
“吉野家”の牛丼
長嶋茂雄さんのお話
“プライド”の話

★ 今日の拓つぼ ★
長嶋茂雄さんに、“木村タクロー”君と言われた?!
ハワイで長嶋茂雄さんに遭遇?!
自分もなりたい、礼儀正しく、高ぶらない人間
松坂慶子(お母さん役)さんを、同世代ならアタック!!
中兄は、寝てない状態四日?!

(鼻声で、いきなりお便りの紹介からです)

◆今日のお便り1通目◆ 埼玉県蕨市 カヨコ 24歳

「な・な・な・な・なんと!“吉野家”の牛丼がついに消えてしまいそうですね。私は女子ではありますが、吉野家さんには随分お世話になりました。280円でおなかイッパイ食べられて、しかも!“おいす〜ぃ!”物なんて早々あるもんじゃないですよ〜。拓哉君の口からも“吉野家”って言葉、何度か聞いた事あるんで、“あ〜こういう人達も吉野家食べるんだ〜”なんて思ってました。拓哉君の吉野家の思い出話聞かせてください。ちなみに私の吉野家の思い出は、高校の時、塾通いをしてて、その塾に夜食として吉野家を持って行ってたんです。そしたら、その匂いが教室で臭かったらしく、塾では“牛(うし)”と言うあだ名を付けられました」

って言うね、(息吸って)凄くナイスな感覚を持ってる塾ですよね。(笑いながら)吉野家買ってくる生徒に対して、「牛(うし)!」、「おぅ〜牛(うし)!」っていう、女の子に向かって、「牛(うし)」って言う塾っていうのは凄いセンスがあるん・・じゃないかな〜って、ボクは思うんですけども。
(舌打ち)吉野家はねぇ、ウチの中居がね、コマーシャルをやらしてもらってるっていう事もありますが、ウチらは、もぅホンット!に前からお世話になってますね。ライヴのリハーサルあるじゃないすか。ライヴのリハん時は、(カタカナのツも読んで)絶ツ対!!に食べてますね。だから、もぅ今年ィ?・・・まぁその〜ライヴのリハーサルがあったとしたら、吉野家無くなるっていうのは、相当デカイっすね。
 『2月11日を以て全国の店舗での販売休止になりましたね〜。
  一部店舗では価格が上がり、まだ食べられるようですよ』

まぁ最近・・・でも、ボクら(息吸って)今、“プライド”の現場もですね、こないだ(笑って)ホンットにコレ、たまたまなんですけど。先週かな?先週・・かなんかにホッケーの練習のシーンを撮ってて、んでぇ、みんなで、「ちょっとスタンバイ掛かりますので、ベンチでお休みくださーい」って言われて、リンクからベンチに上がって、隆太(佐藤)君だったり、憲二(坂口)君だったり、染五郎(市川)とですね、ダベってたんですけど。そん時に、「腹へんねぇ?」とかって言って、「腹減ってきたよね?ヤバイよ。そろそろちょっとメシ休憩入れてほしいよね?」とか話をしてた時に!オレが、なんかフッ!とね、頭に浮かんだのが、吉牛だったんですよ。“吉牛の汁だく・玉子付き・お新香・紅しょうが&七味唐辛子”みたいなのが、頭ン中にポンッ!と浮かんできて、ボソッとオレが染(染五郎)の横で、「吉牛食いてぇ」とかっつって、オレがひと言、言ったの。したら染が、「いいねぇ、吉牛食いたいよね?」とか言う話ンなって、あれっ、コレ、ひょっとしてミンナ振ったら、「食う」とか言うかな〜とか思い、「なぁ?」とかっつってぇ、「憲二ィ?吉牛行ったら、要るゥ?」って言ったら、「あっ!いいっすね、吉牛」とか始まって、で、隆太も、「食べるゥ?」って言ったら、(真似て)「あっ!食べたいです!」とかいう話ンなって、でぇ、「じゃ、あの〜買ってきておいてください」っつって言って、ウチのスーパーマネージャーに頼んだんですけど。
で、「メシ休憩入りまーす」って、チーフADさんが大声で・リンク中に突き抜ける声で、みんなに、「はい、じゃ、夕食休憩入りまーす!」って言った瞬間に、「お前ら、速く滑れるじゃん、スケート」って言うぐらいの(笑って)威力で、もぅホントにリンクを横切って、で、いつものボクらが仕度するロッカールーム?・・・があるんですけども、そちらの方に持ってきてもらった吉牛をみんなで、グワァ〜!流し込んで、下手したら、だから、ホッケーの格好をしたままロッカールームで、“プライド”のメンバーで、食べた吉牛が(息吸って)食い収めという形ンなってしまったとしたら、かなり寂しいですね、う〜ん。

◆木村拓哉のWhat's Up SMAP!!◆

牛丼の話で気持ちが寂しくなった処でですね、ローリングストーンズで、“サティスファクション”!

♪今日の1曲目 【THE ROLLING STONES  (I CAN’T GET NO)SATISFACTION】

でも、またなんか吉牛復活する際には、出来るだけ近いうちに復活していただいて、また“プライド”のホッケーのロッカールームでみんなで、ねぇ?玉子をかき回しながらも食べる風景が見れたらいいな〜とは思うんですけど。スゲェ!世話ンなってますね、う〜ん。 
(舌打ち)まぁウチの中居も相当ショックは食らってると思うんですけども。やっぱ“キン肉マン”を書いた“ゆでたまご”先生はね、かなりやっぱりデカいショックを受けてるんじゃないですかね。“牛丼一筋三百年”っていうのをね、アニメの中で言ってましたからね。
 『きっと全国のファンも待ち望んでるでしょう』

◆タイトルコ−ル◆

TOKYO−FMをキーステーションに全国38局ネットで、鼻声で、お送りさしていただいてます!木村拓哉のWhat’sなんですが。
ココで、こんなFAXが届いております。いきなり何か凄い笑えるんですけど、なんすか?コレ。

◆今日のお便り2通目◆ 千葉県 スーパー玉子

拓哉くん、こんびんびん。
この間テレビを観ていたら、長嶋監督(拓哉「長嶋茂雄さんですね」)、長嶋監督の特集をしてました

あの人、でも凄くない?今このFAXチラッと読んで思ったんですけど、あの人もぅ現役から退いてる方なのに、“長嶋監督”って言われてんですよ。まぁ確かに“オールジャパン”の・アテネのね、“オールジャパン”の監督にはなってますけども。あの人、何処行っても“監督”だもんね。それが、凄いっすよね、えぇ。まぁFAXに戻ります。

孫が生まれる事になって特集されてました。そこで、拓哉君の話が出ていました(拓哉「えっ!?」)。長嶋監督と拓哉君は、会った事あるんですね。長嶋監督は、拓哉君と会った事を自慢して人に、“今日ね、木村タクロー君に会ったよ”って、周りに言ってたそうです。この話、知ってましたァ?長嶋監督は、拓哉君の事を直接、“タクロー君”って呼んでませんでしたァ?
P.S.そのテレビで言ってましたが、長嶋監督は自分の事を放送で、“長嶋シゲル”と名乗ってしまった事があるそうです
 『長嶋さんの正式役職名は、巨人・長嶋茂雄終身名誉監督=アテネ五輪野球日本代表監督ですね。
  いろいろ省かれて、“長嶋監督”で通ってしまうんですかね〜』 


っていうね。
え〜〜この人もある意味、宇宙人ですよね(笑って)。自分で自分の事を、「長嶋シゲル」って言っちゃうんですよ。コレ、凄いですね。まぁそれは、置いといて。何かお孫さんがお生まれになったそうで・・・(拍手して)、(スタッフ「まだ」)あっ!生まれるのォ?今度。イツ生まれんのォ?今度?近々?近々・・・あ〜っていう事は、長嶋さんがお祖父ちゃんになる訳ですね、は〜〜。
 『長嶋さんには数々の逸話があるんですよね〜。
  性別は判明してないけど、双子のお子さんがこの7月生まれるんですね〜一茂さんに。
  一足お先におめでとうございます』

お会いしたのは、ボク2回あるんですけど。(息吸って)1回目は、日テレのコマーシャルみたいなので、巨人軍の選手が何人も出てた時って、一時期あったじゃないですか。そん時に、ウチの中居とボクが!なんか・・・、まぁ中居は分かるんですよ、凄く。もちろん読売巨人軍の大ファンですし、そういう、ねぇ?巨人軍のナインの人達と一緒にこぅ・・・「何とかは、日テレ」みたいな感じでやるのは凄く分かるんですよ、パッケージとして。何かオレも呼ばれて、日テレ、オレ全然やってないのに、「なんで?オレ、日テレ・・やってんだろう?!」とか思いながらも、(息吸って)「あっ、長嶋茂雄さんて、案外背ェ、でけぇんだな〜。あっ、目の色、スンゲェ綺麗なんだな〜」とか思いながら、コマーシャルの撮影をチラッとやらせていただいたのが、1回と。
 『日テレ系’96劇空間プロ野球の♪“はだかの王様”がイメージソングになり野球中継で流れてましたね。
  長嶋さんと一緒のポスター撮影があり、この撮影裏話みたいなので、
  “タクロー君”と呼んでる処が映ってたような・・・確か』

でぇ、2回目が、日本じゃなくて、ボクが〜え〜〜えっ?去年になんのか、去年のお正月ぐらいに放送になってたTBS系列の“GOOD LUCK!!”っていうドラマの撮影の・第一話の撮影で、オアフ島・ハワイのオアフ島にボクちょっと行った事があるんですけど。その時に、空港・オアフ島降りて、で、飛行機から・・・え〜なんて言うんだァ?飛行機から直接バスに、乗って空港のどっかまでこぅ移動する時あるじゃないすか、ゲートまで。で、そのバスの中で、「あれっ?!」って横向いたら、その横の凄くカッコイイおじちゃんもですね、ちょっとチラチラッとこっちを見てて、“あれっ?”てよ〜く見たら長嶋監督だったんですよ。で、「あっ!」と思って、(息吸って)一度・・・仕事をさして一緒に?その日テレのヤツをやらしていただいただけだし、あんま面識は無いんだけど、でもオレからしたら全然知ってる人だからァ、一応は目ェ合ったし、挨拶しとこうと思って、「こんにちは、どうも木村でーす」っていう風に言ったら、(真似て)「あ、どもどもども、どうも、お仕事ですかァ?」って、凄い!あ〜スゲェ〜!長嶋さんの口調だとか思いながらも、(真似て)「お仕事ですかァ?」って言われて、「ハイ、ドラマの撮影で来てるんですけど。えっ、長嶋さんは?」とかって言ったら、(真似て)「あ、僕はね、コマーシャルの撮影と、後はそうだね、名球界の・名球界のね、人達とね、ちょっとゴルフがあるんでね」って言う。ホントに普通の話をさしてもらって、もぅなんか無駄な時間にならなかったですね、バスの中は、うん。とっても何か充実した何分間かを過ごさしてもらって。
で、多分ね、ボクはね、その後なんじゃないかなと思うんですよ。結構それだけのコミュニケーション交わしたのが、その時だけ!なんでぇ、多分、名球界の人達とゴルフをやる時に、「あ、そうだそうだ、今日ね、空港でね、木村タクロー君と会ったよ」って言う風に言っちゃったと思うんですよ。
 『それが本当だったら、想像しただけでも笑える』
でも、なんかやっぱGentlemanですね、あの人。やっぱあの〜なんか違いますよ、そこら辺のオッチャンじゃないっすね。何かね、変にオーラがある・・・人でしたね。だから、飛行機乗って・まぁお仕事で海外行かせていただく時とかは、あの〜一応ボク、ビジネスクラスとか乗らしてもらっちゃったりなんかしちゃったりとかしてるんで、“イェイ、イェ〜イ”とか思って、“でも、ビジネスクラスとかファーストって綺麗なスチュワーデスさん少ないんだよな〜”とか思いながらも、こぅ・・・席を・自分の席を探しながら行ったら、もぅその・・何て言うの?ファーストクラスとかビジネスクラスってさ、ある程度の広い空間があるじゃない?席が限られた数しかなくて。で、そこにパァッて自分が行った時に、もぅあるよ、そういう人が座ってる感じィ?雰囲気っていうか。で、なんかね、一番前の席の窓側から変な空気が漂ってる感じがして。で、自分が!一番鼻っ先の逆の窓・・側の席だったんですよ。で、そこに、「あ、オレ、1のAだ」とか思いながら、パァーって座りに行ったら、反対側・通路挟んで反対側の窓側からスンゲェ!オーラを感じて、フッてちょっと軽〜くチラッと見たら、(小声で)「ウォッ!長嶋茂雄だよ〜。ハワイ行くんだ〜」みたいな・・・感じでそのまま。
 『拓哉君も一般人になっちゃうんですね〜』
まぁでも飛行機ン中とかはさ、やっぱりプライベートタイムだから、向こうも、ねぇ?本を読まれていたりとか、お休みになられていたりとかしてたんで、ボクも映画観ながらメシ食いながらっていう時間を過ごしてたんで、特にアレだったんですけど。やっぱり飛行機降りて、“まさかな〜”と思ったら、やっぱり同じ・・ボックスのシートだったんで、同じバスに乗せていただいて、う〜ん、移動したんですけど。そん時のコミュニケーションですね、きっと。
それね、でもな〜“タクロー”、惜しいな〜(笑って、指を鳴らして)惜しいよね?ココでやっぱり、「木村拓哉君に会ったんだよ〜」ってストレートに言ってくれると、ボクも何かすんなり入っていけるんですけど、“タクロー”って言うとやっぱりちょっと一歩入り込めないですよね〜。だから、今度会った時に、「あっ、どうもお久しぶりです、木村タクローでーす」って言ってぇ、(真似て)「あっ、タクロー君?」って返してくれたら、そん時に(軽く)「オイオイ」って、多分ボクは、突っ込めると思うんですけども。是非ぜひ実現・実行、有言実行してみたいと思います。まぁその前にそういう機会!があるかどうかが別ですけどね。

MR.NAGASHIMAの話の後なんでぇ、ちょっとこの曲いいんじゃないかな〜と思いまして、行ってみましょう。MR.BIGで、“WILD WORLD”

♪今日の2曲目 【MR.BIG  WILD WORLD】

MR.BIGで、“WILD WORLD”でした。

◆タイトルコール◆

ハイ、え〜先ほどね、長嶋茂雄さんの話をチラ〜ッとしたんですけども、長嶋監督話をもう一つ、皆さんにお届けしたいと思います。コレ、素敵な話ですよ。長嶋監督って、車を運転してて、職務質問・・・をね、こぅ検問とか?・・・あるじゃないですか。そういう時に・職務質問された時に、「職業は?」って聞かれて、それに対する答え、(真似て)「長嶋茂雄です」って応えるらしいですよ。コレ、凄い事ですよね。コレはあの〜ボクね、でも〜間違ってないと思う。
んでね、コレ、ボク、コレ偶然なんですけど、コレ“作り”じゃないですよ。昨日、撮影終わって、家に帰って、風呂入って、頭洗ってる時に、同じような事考えたんですよ。よく“職業欄”ってあるじゃないすか?アレ、オレ、「何なんだろう?」って考えたの。で、よく“タレント”って書かれる事が多いんですよ、あの〜人の明記をされる時。そん時に、いやオレの仕事って、“タレント”じゃねぇなって。「何なんだろう?」って思った時に、その時に何か、まぁ冗談でも自分で記入する時にあんまり照れ臭くなく、それが自然に書けるようンなったら、一つなんか、ん〜〜こぅいう事をやってきた証になんのかな〜とは思ったり、たまったま昨日したんですよ、うん。だから、「職業は?」っていうか、「何やってる人ですか?」って言われた時に、「いや、木村拓哉です」って言う風に応えられたらどんな事なんだろう?と思って。で、今まで、オレね(鼻すすって)冗談半分でホントに書いた事があるんですけど。相手に訂正されたんですよ、“木村拓哉”とは書いてないんだけど、そん時、“職業欄”にオレ、“SMAP”って書いたの。オレ、“S−M−A−P”って書いて、“SMAPです”って書いたら、「あっ、じゃアレですね」っつってぇ、「タレントさんですよね?」って言って、シャッシャッて線を引かれて、“タレント”って相手の人に記入されたのは、(スタッフ「消されちゃったんだ」)覚えてます、うん。それで、「なんで?お前それ、消したの?」ってね、カチーン!ってきたのも覚えてるんですけど。
 『職業・・・SMAPっていいじゃ〜ん!!』
何かこの〜長嶋さんのね、スマートな感じがまた素敵じゃないかなっていう、ボクは思うんですけども。凄い人の話をツラツラツラツラと連ねていますが、こういう仕事をしていくとお陰で、色々ねぇ、凄い人にたくさん会う事が出来てる自分が実際にいるんですけども。まぁ実際、今現在の、ねぇ?日本の総理大臣を務めてらっしゃる小泉さんも、う〜ん、スマスマっていう処を通じて、まぁお会いさしていただいた事もあったりとか、たけし(北野武)さんだったりとか。まぁホント、いろんな方にね、会いましたけど。(息吸って)そういう人達ってね、みんなね、礼儀正しいんですよね。あの変に鼻高々・・・みたいな、よくあるじゃないすか?“天狗になる”とかっていう言葉が飛び交ってますけど、一切無いんですよね、そういう人達って。礼儀正しいし凄くGentlemanであったりとか、ホントにあの〜英語で言うと、Ladies and gentlemenって言いますけども、女性も男性・・も、やっぱり「ウワッ!」っていう人達?・・・っていうのは、凄い!礼儀・・正しいし、高ぶ・・ってないっていうか、そういうのは感じましたね。
だから、そういう処はやっぱり、逆にそういう人達がそういう対応をしてくださったりとかすると、カッコ良く見えんだよね、またそれが、う〜ん。ちゃんと人が何かをしてくれた時に、「あっ、ありがとう・・・ございます」とか、「あっ、すいません」とか、軽くこぅ言葉を返すだけなんだけど、この人達がこういう事を言えてるって言うのは最高にカッコイイなっていう風に思った時があって、そういうのは何か、見習うとかじゃなくて、“オレもカッコ良くなりてぇな”って言う、そういう処・・・から、ですね、ボクは何か、う〜ん、影響をちょこっと受けたりとかすんのって。
 『そんな素敵な大人になりたいな〜って常々思っているけど、無理だな、私は(笑)』
こないだ、そう、あの〜“プライド”の撮影で、松坂慶子さんという女優さんと一緒にお仕事をさせていただいたんですけど。松坂慶子さんが、ボクのお母さん役で出てくれたんですよ。自分の中では、“松坂慶子”っていうのは、「え・・っ?」って言うぐらい、ちょっと時間が止まる・・感じの存在・・・じゃないですか?で、存在ンなったんですよ。・・・なんだけど、やっぱりね、松坂さんも凄い!丁寧な人でしたね。「木村タクロー君?」とは呼ばれなかったけども、(口篭って)あの〜いや〜、「オレ、松坂さんに、そう呼ばれる(息吸って)筋合いねぇよ(無いよ)」っていうか、“筋合い”っていう言葉は、ココには適してはいないんですけど。松坂さんが、なんで?オレの事を、「木村さん」って呼ぶんだろう?っていう、う〜ん。だって、松坂さんだよ。ほんで、カメラに一切!映って無いんだよ。映って無いにも関わらず、オレが振り返ったりとか、何かする・・・え〜シーンを撮ってる時にカメラ横で、絶対目線やってくれてんですよ。でも、それに対して、なんのォ?なんだろう?「やってあげてるわよ」っていう気持ち、(スタッフ「当たり前」)うん、当たり前!のようにやってくれてる松坂さんが居た時に、あっ、やっぱこういう・・・なんかモノって、変な?うん、スタートラインは、みんな、モノを作る時には、やっぱゼロから一緒のスタートラインでやれるものなんだな〜って、改めて思ったりとか、凄い楽しかったですね。で、一々、可愛いんですよ(可愛い笑い方)、松坂慶子さん。で、(リキ入れて)一々!可愛くってね、困りましたね。
 『松坂さんがお母さん?!でも可愛いわ、確かに』

同世代でボクが生まれてたら、間違いなく!アタックしてるんじゃねぇかなと思いましたけど、(リキ入れて)一々!可愛いです、ホントに。
 『行ってこ〜い!(笑)』
という事で、この曲行きたいと思います。SMAPで、“世界に一つだけの花”

♪今日の3曲目 【SMAP  世界に一つだけの花(シングル・ヴァージョン)】

ハイ、そろそろ終わりの時間になってきてしまったんですが、先ほどチラッ!と松坂慶子さんっていう言葉をね、キーワードをボクは言ってしまったんですけども。(舌打ち)今度の月曜日の“プライド”第六話が、On Airなるらしいんですけども。カッコイイよ、今、現場。来週の月曜日放送の第六話をまだ撮ってます!多分ですね、日曜日の午前中、もしくは日曜日の午後ぐらいまでは撮ってます。いや、もぅスケジュールにそうありました。コレ、ホントの話しちゃうよ、いいね?2月の16日On Airの第六話なんですが、スケジュール見たら、2月15日まで、ボクと松坂さんのシーンありました。なので、前日まで収録してます!
という事なので、多分、監督の中江功はですね、四日ぐらいは寝て無いんじゃないかなと思うんですよ。だから、ホント、ヤバイ・・ちょっとスケジュールんなってきてるので、かと言ってね、現場で妥協する・・・のは、無いので、もぅホントにねぇ、精神的にも肉体的にもかなりスタッフも、うん、キテるとは思うんですけども。でもやっぱ、何かアレですね、みんなでモノを・一つのモノを作っていくっていうのは、それ相応のパワーが必要なんだな〜と思いますけど。(息吸って)ぜひ是非ラジオを聴いてくれてる皆さんの中でも、そういうモノ作りに興味のある人は、何かいろんな質問とかぶちかましてほしいなと思ってます。オレ、けっこう現場でモノ作ってる時は、エンジンが掛かってるのでそういう質問が来ても話せるんじゃないかなと思うんで、お待ちしてます。

◆宛先紹介◆

いろんな何か“プライド”の感想でもよろしいし、「現場のモノ作りって、俺分かんないんだけど」、あと、「やりたい事が、俺あんまり見つかんねぇんだけど」とか言うFAXでも構いません、ドンドン送ってほしいと思います。

◆タイトルコール◆

っていうか、あんまりねぇ、ドラマの撮影がヤバくなってくるとねぇ、ラジオに来れるかどうかもね、ちょっと危なくなってくるんですよね、えぇ。なので、ちょっとボクも、えぇ、ちょっと気合入れて撮影してきたいと思います!なので、また来週のこの時間、会う事が出来ますように!What’s U〜p!木村拓哉でした。
 『そんな事を言わないでくれよ〜。現場からでもOKですよん』

(BGMもなく、お終いでした)


“プライド”一色からちょっと外に目を向け、タイムリーな話題や長嶋さんとのエピソードが聞く事が出来ましたね、大変面白かったです。ドラマの話も出てましたが、正に現場は戦場な訳で、撮影も然ること監督さんの身体が心配です。本当にキャストの皆さま&スタッフの皆さまには、体力&精神力の持続を願いつつ、やっと半ばまでたどり着き、これから後半へと差し掛かる大変な時期、気を緩めることなく楽しんでください。
何故か、松坂さんのお母さん役にウキウキで、また「木村さん」と呼ぶ声が聴こえてきそうでとっても嬉しい久美子が担当でした。


2/6

第447回 No.428 marico


★2月6日“‘プライド’のプライドをかけたスタッフの巻”★


★ 拓のおへそ ★
“プライド”の3人のディレクター
 その1:中江功さん
 その2:平井秀樹さん
 その3:澤田鎌作さん
“プライド”のチーフAD高木健太郎さん
みんな熱い!

★ 今日の拓つぼ ★
14時間氷上で撮影
“中兄”
“ロンバケ”のフォースADが今度は監督さん
澤田さんとの出会い
一日中声をあげている高木さん
実はチョー熱い染様

今週も届いた“プライド”なFAXがありますので、紹介したいと思います。

◆今日のお便り1通目◆ 岡山県 FAXネーム・シホ 15歳

「木村君こんばんは(拓哉「こんばんは」)。“プライド”観てます(拓哉「ありがとです」)。
最近、一昨年のSMAPのライブに参加させて貰ってからぐらい、モノの見方が変わったみたいで、すごく裏で働いている人達の事が気になる様になりました。撮影現場や一つの話が出来るまで、どれだけの人がどんな思いで創っているのかとても知りたいです。裏で一生懸命に働いている人達の話を、何でも良いので聞かせて下さい(
拓哉「と」)。御願いします」

って書いてありますね。う〜ん・・・っていうか、15歳のコがこういうふうにちゃんと感じ取ってくれてるっていうのが、相当嬉しいですね、僕的に。今ちょっと・・今ちょっと、FAXを読みながら目頭が熱くなる思いがしましたね。っていうか、今このFAXを読んでて、現場が出て来た、昨日の(ンフフフ笑い)。昨日のスケートリンクの撮影現場が出てきましたね、頭ん中に。

◆木村拓哉のWhat’s Up SMAP!!◆

今日もドラマ“プライド”の主題歌からいってみたいと思います。も、毎日!聴いてますね、これは。QUEENで“I WAS BORN TO LOVE YOU”。

♪今日の1曲目 【QUEEN  I WAS BORN TO LOVE YOU】
 
『もう、この曲を聴くとあのタイトルバックが目に浮かぶ・・・ハマってますよネ〜』

昨日はちなみに・・・午前・・2時45分までスケートやってました・・え?やってましたね。ず〜っと、ええ。昨日、だから14時間半、氷上に居ました。フフフ〜ン〜。
 
『ひええ〜』
まあ、身体はね、キツイんですけど、ホントにね、身体はキツイんだよネ〜、身体はホントにキツイんだけど(笑い)、でも、いやあ嬉しいなあ、こういうふうに観てくれると。で、しかもそのきっかけが、ウチらのライブに来てくれてそういう事を感じ始めたっていう、きっかけもなかなか「この野郎、おっ?」っていうシホですけども
なんかシホがとっても良いきっかけを与えてくれたので、ここでですね、じゃあ、“プライド”の今回の作品創りに携わってる監督とかの話が一番し易いかなあ・・でも、そうだなあ〜、ホントにこのFAXを読んでて、今、現場が出て来たので不思議なんですけど。

◆タイトルコール◆

まああの、テレビドラマ、1クールのテレビドラマを観てると、もうみなさんお気付きの方もいると思いますが、「あれ?この間と監督の名前が違う」っていう時があると思うんですよ。で、1クールって、大体今だったら11話とか、短くて10話とか長くて12話とかっていうのがあるんですけど。多分今回の“プライド”は11話だと思うんですけど。ま、11話を全て一人の監督が受持ったとしたら、多分、監督は6話を迎える前にちょっとくたばってしまうと思いますので、そういうなんかスケジュール的な事も考え、役割分担をして、この回とこの回とこの回はこの監督、この回はこの監督にして、ほんで最終回はこの監督にしましょうっていうサークルがあるんですよ、そういう。うん。撮るだけじゃないので、編集もあるしMAもあるし・・MAっていうのは、ねっ、QUEENのナンバーをどのシーンにどう当てはめようかとかいう作業が、すごく・・ま、オンエアがされてしまった時には、たかが20秒ぐらいで終ってしまうシーンなんだけども、撮影からずっとやると、それだけで何日ぐらいかかるんだろう・・っていうか何時間かかるんだろう・・うん、想像もつかない様な工程が待ち構えているので、3人ぐらいの監督で割振りをしないといけないんですよ
 
『ディレクターさんは才能以外にも体力も必須ですね。大変です』
で、今回の“プライド”も監督が3人、ええ、いらっしゃるんですが。チーフ、チーフディレクター、ま、そのその3人の監督の中でも取りあえずチーフとして、うん、立って貰ってるのが、時々、僕も言葉の中で、ええ、キーワードが出て来ますけど、中兄(なかにい)と呼ばせて貰ってますが、中江功さんですね。僕的には、出会いは“若者のすべて”の時が初めての出会いの監督なんですけど。あれ以来なんか、う〜ん・・そうですね「中兄、中兄」っていう・・。フジテレビの中では、今“中江功”っていうと「おぅ」っていう、結構普通にみんなが納得出来る様な、ええ、そこそこな(笑い)監督なんですけど。僕は“若者のすべて”以来、なんか「中江さん中江さん」って呼べない感じですね。なんかず〜っと昔からの仲なんで「中兄中兄」っつって、うん。“中江”の“中”に“兄貴”の“兄(にい)”と書いて“中兄中兄”ってメールではよく打ってるんですけども。その中江さんですね。
 
『木村君のメールの話は、ぴあの中江さんの“プライド日記”にも出てましたネ〜』
そいで、セカンド、2番手に来る人が澤田鎌作という人なんですけど。当初はですね、この二人でこの“プライド”をやってみようじゃないかっていう話だったんですが、案の定、スケジュールがヤバイという(笑い)事になりまして、急遽、一人追加されました。はい。その増えた、サードですね、3番目に来る監督が、平井さんという監督なんですけども。このサードの平井さんについてちょっとお話しようかなと思うんですが。この人ですね、最初の出会いは、約8年前ですね。うん、8年前。“ロングバケーション”っていう作品をやった時に、4番目の、フォースっていうんですけども、4番目の・・だから要は、ドラマを創る上でADさんって4人ぐらいいるんですが、一番下の・・ま、下っていう言い方は変なんだけど、ま、1番2番3番4番っていうふうになったとした時に、4番にくるADさんだったんですよ、平井さんって。うん。だから、それが今、8年経って一つの作品を受持つ監督になってるという事で、うん。だから、監督としては、今回初タッグですね、平井さんとは。不思議な感じがしましたね、とっても。なんか現場で「(平井Dの物真似?)あっあの、4話を・・あ、あの、よろ、宜しく御願いします。4話を僕、あの、やらして頂きますんで。ええ御願いします」っていうふうに挨拶しに来てくれて。(スタッフが何か聞いてる様子)いや、この間は違うよ。あっ、そうそう、あっそうそうそう。この間ですね、この間4話のオンエアの時の友則の話の時の監督なんですけども。うん。いや〜〜、なんか・・・渋谷ビデオスタジオに挨拶に来てくれた時は、なんか不思議な気持になったなあ。ホントに。あん時の平井さんが、今、台本を持って、なんか小奇麗な格好をして、「宜しく御願いします」って挨拶しに来た時になんか「うぉお〜」っていう。「俺だけだ。何にも変わってねぇの」みたいな(笑い)感じはしましたね。すごく真面目だし、一生懸命だし、で、それが、一生懸命が時々、すごいTOO MUCHになる時はあるんだけど、でもホントに、それがTOO MUCHっていうのはね、悪くない事だから。やっぱり熱くなる事って。モノを創る時に、やっぱね、監督っていう一番ね、その船を動かすやっぱり舵取りをしてくれる人は熱くなって貰わないと、やっぱ波が来た時、風が吹いた時、雨降った時、嵐になった時っていう、やっぱ舵取りがね、やっぱり一番大変だと思うので、うん、その人にはやっぱ熱くいて欲しいなと思うんですけど。いや〜でも、中兄にも鎌作にもひけを取らない熱さを見せてましたね、平井さんは。東大卒業なんですけどね。全然、東大卒業に見えないんですよね。いつもね、目が充血してるんですよ(笑い)。「ヤバイんじゃねぇか」っていう、もうホントに「大丈夫〜?」っていう、「台本(ほん)読み過ぎで寝てないでしょう?」っていう感じの平井さんなんですけども。
もう一枚FAX来てますんで、紹介します。

(FAXの名前が切れてる様子)これ、名前んトコ、ちょう〜どFAX切れてますね。すごくイイ感じで、名前がちょうど解読出来ない感じで、こう切れてますね、名前。今度、気を付けて下さいね。じゃ、岐阜市にお住いの14歳は、みんなドキドキして聴いて下さい。

◆今日のお便り2通目◆ 岐阜市 FAXネーム・シホ 14歳

「木村君こんばんは(拓哉「こんばんは」)。“プライド”の撮影、順調ですか?私は“プライド”で、ある事に気付いたのです。それは、ドラマにたくさん使われているQUEENの歌の歌詞と、“プライド”の中のセリフは関係があるっていう事です。ハルがよく“古き良き時代の女”と言ってますね。これは、QUEENの曲の“GOOD OLDーFASHIONED LOVER BOY”直訳すれば“古き良き時代風の愛らしい少年”みたいな感じの意味、というタイトルを意識しているのではないかなあと思います。
他にも第2話で、“ママ”と亜樹を紹介した場面ありましたね(
拓哉「ああ、ありましたね」)。そこでも、QUEENの“BOHEMIAN RHAPSODY”の歌詞から来ていると思うのです。やっぱり曲とセリフ関係あるんですかね?私的にはこの先、どこかのクライマックスで“BOHEMIAN RHAPSODY”が必ず効果的に使われると、勝手に予想しています。
身体に気を付けてお仕事頑張って下さい。応援してま〜す(
拓哉「っていうね」)。
今年、私は受験生です。拓哉君が頑張ってる姿を思い出し、勉強頑張ります。“シホ頑張って”って言ってくれませんか?」

ってこれね、書いてあれば絶対言ってしまいますよね。うん。是非、頑張って欲しいですね。うん。っていうか、ベストを尽くして欲しいですね。頑張れとは、僕言いたくないので、相変わらず。なので、ベストを尽くして欲しいですね。だから悔いなく。うん、そこかな、やっぱ一番。
いや〜これ、でも、すごい深読みし過ぎぐらいちゃんと観てくれてますね。なんでこんなに詳しいの?中学生がQUEENに。歌詞までちゃんと言ってるからね、これ。これは嬉しいですね。じゃあちょっと、せっかくなんで、こんなGOODなFAXが来た所なので、QUEENのナンバーいきましょうか。2曲、FAXの中では曲名が出てきましたけども、“プライド”第2話の方で亜樹の事をハルが「ママで〜す」となんか言ってましたけども、そのセリフの元になったんじゃねぇか?と、岐阜県14歳が言ってるこの曲を。QUEENで“BOHEMIAN RHAPSODY”。

♪今日の2曲目 【QUEEN  BOHEMIAN RHAPSODY】
 
『この曲はQUEENの中でも名曲ですネ。個人的おススメの一曲です』

いやはや、確かに歌ってましたね♪Mama〜って。♪Mama〜って言ってましたね。お送りしたのは、QUEENで“BOHEMIAN RHAPSODY”でした。

◆タイトルコール◆

“プライド”のプライドをかけたスタッフのお話、続けましょうね。
で、セカンドの澤田鎌作さんっていう人にもちょっと・・ついてもお話しようかなと思うんですが。この人とは、今までやらして頂いたのは・・“Gift”が初めてですかね。“Gift”っていう作品があるんですけど、その中で初めてかな?んで、“眠れる森”とか・・あと・・えっ?鎌あと何だっけ?・・・えっ?“空一”ん時やってたよね・・“空から降る一億の星”・・あれ?
 
『検索してみました。“空から降る一億の星”は中江功さんと平野眞さんですね。』
なんかね、すごい中性的な人なのよ。だからいつも一緒にやってる様な気がするんだけど、俺が現場で鎌作と話してる時に「いや、あん時さ〜」とかって言うと「俺やってねぇよ、それ」とかっつって(笑い)、普通に言われたりとかすんだよね。あれ!?“HERO”やったかな?“HERO”。“HERO”一緒だったと思う、うん、確か。ああ、“HERO”一緒でしたね。何度か鎌作とも一緒にやらして頂いてるんですけども。僕はその作品には出てないんですけど、“踊る大捜査線”ってあるじゃないですか。あれを担当していた人で、僕との出会いもすごい不思議な出会いだったんですけど。これ“スマスマ”で確か話してないかな?一回。
 
『うん。確かありましたネ〜。’01年2月16日のWhat’sでも話題に出てますので、
  興味のある方は御参照下さい。(久美子さんサンキュ)』

“踊る大捜査線”って僕好きだったので、で、観てる回と観て無い回があったから、ちょっと口惜しいから、フジテレビの人に、ちょっと僕、職権乱用をしまして「ビデオを送ってくれ」と。うん、DVDじゃなくてね、VHSを(笑い)。「1話から最終回まで全部観たいから、ビデオ送って貰って良いですか?」つって言ったら、“踊る大捜査線”のチームの人が、送ってくれたんですよ、僕に。1話から最終回まで全て。んで、観た時に、「あれ?面白いな」っていう「あれ?この作品、余計面白いな」っていう、11話あったとしても、その中でボンボン、ボッボッボッボンっていって、僕がすごく気になる回が何回かあったんですよ。で、その気になる回に、VHSのテープん所に、シール貼ってったの。この回とこの回とこの回とこの回面白かったなあっつって。んで、後に、全部観終って、この回とこの回、俺がシールを貼った回の監督の名前知りたいなと思って、「これ、誰がやってたんですか?」つって「何話と何話と何話と何話、誰が担当してたんですか?」って言ったら、たまったま、この澤田鎌作だったんですよ、全部。うん、そん時に、「おっ!これってなんか面白ぇな」とか思って。ほんで“Gift”の時に中兄が担当してたんですけど、確か中兄がセカンドディレクターで、チーフディレクターが“忠臣蔵”とかを撮ってくれた河毛俊作っていう人がチーフでやってたんですけど。中兄がセカンドでやる予定だったのが、中兄ちょっと・・肝臓をやっつけて(笑い)しまいまして。んで、肝臓をやっつけられた時に・・もうホントに制作発表までしてた時だったんですよ。ほん時に、やったら中兄の顔色悪いなと思ってて、そしたら、急遽なんか3日後ぐらいかな?制作発表の。中兄が肝臓やっつけられたって話になって、「ええ〜っ!?」つって、「じゃあ、どうすんの!?」ってなって、んで、チラッと「いや、僕、“踊る大捜査線”っていうの全部観さして貰ったんですけど、そん時に面白いなあと思った回が全て鎌作さんっていう人だったんですけど、その人って今何やってんですか?」って言ったら、それもまたラッキーだったんだけど、鎌作さんって繋がり的にフジテレビん中では、中兄のこう繋がりがある人だったんですよ。中兄とすごく現場で近い・・だから中兄がチーフADをやってる時にセカンドADが鎌作さんがやってたみたいな、こう流れがあったらしくて。で、そのまま話が、中兄がじゃあちょっと肝臓やっつけられてダメになっちゃったからどうしようってなった時に、セカンドディレクターのポジションがその繋がりのあった鎌作にポンッとそのまま移行されて、それで“Gift”っていう作品をきっかけに鎌作さんと仕事をさして貰ったんですけど。すごい流れがね、なんかあったなあっていう出会いでしたね
 
『ヘ〜ヘ〜ヘ〜初耳でした。私の大好きな“Gift”にそんな裏話があったんですか〜』
まあ、回によって監督が変わってきますので、それに注目しながら、うん、2回目はその所をちょっと観て、注意しながら観ても、また面白いんじゃないかなあと思うんですけども
こんなFAXも来ています。何ですか?これは。

(年齢を読んで)え?これ57歳ですか?57歳の方ですね。(FAXネームを読んで)何ですか?これ、ペンネームですよね。“キムラタクヤ”を逆さにしてくれたんですね。57歳、変な事をしますね。びっくりした〜(笑い)。ヤクタさんって、すごいなあとか思っちゃった、今一瞬。(小さく)あぁ、びっくりした。

◆今日のお便り3通目◆ 京都市 FAXネーム・ヤクタラムキ 57歳

「拓哉君、コンビンビン(拓哉「すごいですね、57歳。ついてきてますね。コンビンビンですよ」)“プライド”観てます(拓哉「有難うございます」)。タイトルバックも最高です(拓哉「有難うございます」)。
随分前の話ですが、去年の12月23日の長野のエキストラに参加しました(
拓哉「うわ〜スゲ〜。京都から来てくれたの。有難うございます」)第2話のラスト3、4分の試合のシーン為に、朝の8時半から深夜1時近くまで。すごく驚きました。拓哉君がいつも言ってる番組創りの大切さを思い知らされました。拓哉君も多分、知らないであろうと思われる“プライド”第2話の裏話を御紹介します(拓哉「何ですか?これ。何?」)。
ハルがシュートを決めるシーンの撮影の時、上手く決まらず何十回と繰り返し(笑い)撮り直してやっと成功しました。その時、ある男性スタッフの方が、泣きながらベンチに戻って来られました。私達4人はベンチの横の席に居たんですが、その方は座り込んでしばらく泣いてらっしゃいました。そして他のスタッフの方達と喜び合っておられました。拓哉君はこんなにみんなから愛されてるんだと思いました。まだまだドラマは始まったばかりですが、素晴らしいスタッフの方達と一緒に、怪我の無い様に“プライド”を楽しんで下さい」

っていうね。ええ〜〜!?知らなかった、俺、こんなの。誰?これ。撮影中に泣いちゃった様なスタッフは。これ違う原因で泣いてたんじゃないですか?「(かわいく)嫌だよ〜。もうやりたくないよ〜」って、「良かったよ〜」って(ンフフ笑い)。「やっとOK出してくれたよ〜」っていうね。誰ですかね〜?この人は。ん〜。なんか自分もね、なんかこういう裏話を聞くと、またまた「おいおい“プライド”好きになっちゃうぞ」って感じですが
 
『良い話だわん』

♪今日の3曲目 【QUEEN  SOMEBODY TO LOVE】

いや〜、でも今回は〜みんなね〜、うん、チーフADをやってくれてるブーやん・・あっ、ブーやんじゃなくて高木さんっていうね(笑い)、ADさんなんだけど、もう分り易過ぎるでしょ?俺、「何でみんなからブーやんブーやんって呼ばれてるんだろう?」と思ったら、何人かのスタッフが「おいっ!高木〜」って呼んだの。「あれ?だから“ブー”?」っていう(笑い)・・分り易い呼び名だなあっていう感じのチーフADさんがいらっしゃるんですけど。その人とかすんごいよ、もう。よくこんなに長い間撮影してんのに・・あのね、あの声の大きさっていうのはあの人のプライドだろうね。あの朝早くから深夜遅くまで、あれだけの音量であれだけの容量を、みんなに説明したりとか、現場のテンションも考えながら撮影してたらボロボロになると思うよ。ホント声枯らしながら「はぃ!いきます本番!本番用〜意!ハイッ!」つって、す〜ごいやっぱやっているわけじゃない。みんなそうやって監督になるのかどうかは分んないけど、いろんなチーフADさんいるけど、今回の高木さんはホンットによく頑張ってくれてるっていうか、よく持ってってくれてると思う、現場を
 
『一日中、声を出してるのも大変です。どのスタッフさんも大変な労力が必要なんですネ』

◆タイトルコール◆

「オシッ!」って言って、でも、もうホントに現場がキツイっていう時に、目ぇ見合わせて「オシッ!行くぞ!」ってこう、なんか変に熱くちょっと現場では、僕なってるんですけど。そうなれるスタッフが居てくれると、すごい助かるし、で、共演者も今回、回りの共演者、そういうヤツばっかだから。特に、野郎のチーム、ブルースコーピオンズの役者陣営は、相当そういうヤツらで(笑い)熱いヤツらで固まってるので。俺、案外ね、染様はクールなのかなあと思ったんだけど、いや、確かにクールなんだよ、クールなんだけど、あのね、それは見た目だけですね。うん、もう中身はチョー熱いヤツだから、染も。だからホント今回、スタッフに然り共演者に然り、僕はまたまた恵まれた人達に、うん、囲まれているなと思いますね。うん。
っていうことで、GOOD LUCK!木村拓哉でした。


今回は“プライド”のスタッフの方についてのお話でしたネ。木村君のスタッフに対する尊敬や愛情がかんじられるWhat’sでした。スケートリンクに14時間居るっていうだけで、正直、気が遠くなりそうな感じですが、それでも頑張れるのは、やっぱり共演者やスタッフと一緒だからなんでしょう。最後の「ホント今回、スタッフに然り共演者に然り、僕はまたまた恵まれた人達に、うん、囲まれているなと思いますね」という言葉、なんかジーンとしました。
では、まだまだ厳しい撮影スケジュールも続くかと思いますが、出演者やスタッフの熱意が上手くドラマの画面に昇華すると良いなあと祈ってます。
では、また〜。
from marico


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